ラップの種類を知りたい! 代用アイテムは何がある?

代用・生活

ホームセンターへ行ってラップを買おうとしたら、値段の開きが大きいことに気が付いたことありませんか?
どうしてかな?と思いつつもメーカーの差、くらいの意識でとおり過ぎてしまってはいないでしょうか。

「やっぱりメーカー品を選びたい!」

「安くてお得なノンブランド!」ラップの金額の差はそれだけではないのですよ。

今回はラップの種類や切らしてしまったときの代用品を紹介していきます。

 

 

 ラップの種類には何がある?

ラップには「ポリ塩化ビニリデン」「ポリ塩化ビニル」「ポリエチレン」の3種類があります。

・ポリ塩化ビニリデンの特徴
酸素や水分を通しにくく、耐熱性能が高いです。ハリがあるため切りやすいのも特徴ですね。
しかし、価格は高めで燃やすとダイオキシンが発生してしまうといったデメリットもあります。また、素材を柔らかくするために可塑剤(かそざい)といわれる添加物が含まれているのも気になるポイントです。
耐熱温度が140℃くらいなので、ほとんどの素材を温めることができます。

 

・ポリ塩化ビニルの特徴
酸素は通してしまいますが、水分は通さず密封できます。業務用として使われることが多く、ラーメンやうどんの出前などにも用いられる種類です。
価格もポリ塩化ビニリデンより安く手に入れられます。
こちらも塩化系の素材で燃やすとガスが出ることから、環境にはあまりよくない素材です。

 

・ポリエチレン
密封度は上の2つに比べると劣りますが、燃やした際にガスが出ないといった環境にやさしい素材なので注目されています。
酸素が必要な野菜などを包むのにはちょうどいいですね。
やわらかいため切り取りにくいのが難点ですが、安く変えるため食事のちょっとしたホコリよけなどに手軽に使えます。
耐熱温度が110℃くらいなので、油がついたものを加熱するには溶けないように注意が必要です。

一番いいのは素材や、使い方によってラップの種類を分けることです。

食品の保存に使うのであればポリ塩化ビニリデン、ホコリよけとして食事にかける程度のものであればポリエチレン、というようにできたらベストですね。

 

 

ラップの代用には何が使える?

毎日使うものだからこそ、気が付いたら切らしてしまった!ということもありますよね。
そんなときは、代用品を使ってみましょう。

☆ クッキングシート

クッキーなどを焼くときに敷くオーブンシートと同じものです。表面がツルツルしているので、なんといってもおすすめの使い方は「おにぎりを握る」のに使うことです。

おにぎりを握るときにラップを使うと、ご飯粒がラップにくっついてしまうことないですか?
クッキングシートであれば、そういったこともなく、スルリとはがれてくれます。
柄がついたクッキングシートもあるので、包装紙代わりにもつかえますよ。

 

☆ アルミホイル

ラップがなければアルミホイルが代用品として真っ先に思い浮かぶと思います。空気や光を遮断することができるので、包むのには向いている代用品といえます。冷凍したいときも早く凍らせることができますよ。

しかし、アルミホイルは電子レンジで使うことができないため、加熱方法には注意が必要です。

 

☆ シリコンラップ

100均でもよく見かけるシリコンラップも代用として使うことができます。シリコンラップは食品そのものを包むのには向いていませんが、皿や茶碗に入ったものにふたをすることができます。

食器用洗剤で洗えるため、何度も使えるのがいいですよね。電子レンジに対応しているものがほとんどですが、使うときには念のため耐熱温度の確認をするようにしましょう。

☆ フタ付き陶器

容器とふたがセットになった物として売られています。主にご飯の温めなおしなどに使われることが多いかと思います。容器とふたを一緒に温めることができて、そのまま食卓に出せるのが特徴です。そのまま冷蔵庫で保存することもできます。

 

☆ ジップロック

ジップロックは冷凍する食品の保存に適しています。ジッパー付きのため、保存したものを使いたい分だけ取り出せるのも魅力ですよね。お皿の上のものをカバーすることはできませんが、汁物もそのまま入れることができるので使い勝手がいい代用品です。

 

☆ お弁当箱

ふたがついたプラスチック容器のように使うことができます。そのまま電子レンジにかけられるものもあるため、温めなおしも簡単にできます。プラスチック容器と違って便利な点は仕切り板がついていること。違う食材やおかずを一つの容器に保存することかできて、一度にそのまま食べることができます。

☆ フタ付き鍋

一人用の土鍋なども食材をそのまま保存できて、温められるといったメリットがあります。食材というよりは調理済みのものを入れておくのに適しています。保存、調理、食卓へとすべて一つの食器で済ませられるので、洗い物が増えないのも魅力です。

 

☆ ビニール袋

アジアの国ではスープを買うときの容器はビニール袋、なんて場合もありますよね。

お皿にのせた食品を覆うことは難しいですが、中に食品を入れて冷蔵庫や冷凍庫で保存するのに適しています。その際はしっかり口を縛るようにしましょう。ビニール袋によっては耐熱温度が限られていることもあるので、確認が必要です。

☆ 紙袋

密封が必要ないものを包むのに適しています。じゃがいもや玉ねぎといった根菜類におすすめです。普段は常温で保存しているじゃがいもや玉ねぎも、夏場など暑くなる季節は傷みやすくなります。

そこで紙袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保管するのが適しています。低温障害を起こしやすい野菜は、紙袋に入れてから冷蔵庫に入れると悪くならずに保存できますよ。

 

 

 まとめ

ラップの種類と代用品の使い方を紹介しました。

● ラップにはポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンの3種類がある
● 種類によって密封度や金額などが変わってくる
● 種類によって環境への影響度も変わってくるため、使い分けできるとよい
● 密封度や、保存した後の使い道などを考えて代用品を考えるとよい

ラップの金額の差は種類の差であることがわかりました。
使い勝手と環境への影響のバランスをうまく考えられるといいですよね!

 

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