白だしに含まれる成分とは?塩分・糖質・カロリーもまとめて紹介

うま味がギュッとつまった白だしは簡単に和食が作れて、おいしさの幅を利かせられる優れた調味料です。

うま味が強いため、カロリーや塩分、栄養が気になりますよね。

調味料は食品と違って、栄養や成分にあまり目がいきませんが、気をつけないと使いすぎて健康を害してしまうこともあるのですよ。

今回は白だしの成分やカロリー、塩分量を解説します。

 

 

■白だしに含まれる成分について

市販品と食品成分表に載っている方法での抽出方法が違うため、数字が大きく異なります。

食品成分表に載っているものは、水に対して3%の昆布やかつお節で1分煮だしたものです。

市販品は味を濃くするため、しょう油や調味発酵液などが入っています。

ここでは大手2社の白だしと、食品成分表に載っている方法で煮だしたものを合わせて載せていきます。

・ヤマキ「割烹 白だし」
・キッコーマン「旨味広がる 香り 白だし」
・水に対して3%の昆布やかつお節で1分煮だしたもの

どれも炭水化物、塩分、たんぱく質が含まれていますが、ほとんどは水分であるため栄養の補助的な役割はあまりありません。

しかし、原材料には違いがあります。

・ヤマキ「割烹 白だし」
”食塩、たん白加水分解物(大豆を含む)、ふし(かつお、そうだかつお)、米発酵調味料、砂糖、しょうゆ(小麦を含む)、還元水飴、かつおぶしエキス、魚介エキス、醸造酢、酵母エキス / 調味料(アミノ酸等)、アルコール”
ヤマキ「割烹 白だし」公式ホームページより 引用

 

・キッコーマン「旨味広がる 香り 白だし」
”しょうゆ(大豆・小麦を含む)(国内製造)、食塩、砂糖、節(かつお、いわし、まぐろ、そうだかつお)、小麦発酵調味液、かつお節エキス、かつおエキス、みりん、酵母エキス/調味料(アミノ酸等)、アルコール、酸味料”
キッコーマン「旨味広がる 香り 白だし」公式ホームページより引用

 

・煮だしたもの
かつお節、昆布

この原材料の差で、塩分や糖質、カロリーが大きく変わってきます。

原材料が同じでも、メーカーによって使う配合は異なりますので、塩分量や糖質はこれから紹介しますね。

 

 

■白だし大さじ1杯の塩分量はどのくらい?

 

 

ヤマキ「割烹 白だし」・・・1.5g
キッコーマン「旨味広がる 香り 白だし」・・・1.5g
水に対して3%の昆布やかつお節で1分煮だしたもの・・・0.015g

市販品と煮だしたものでは、大きく差がでましたね。

市販品は味を整えるために調味液や、食塩が配合されています。うま味を強くするためには必要な材料ですが、とり過ぎると塩分過多になってしまいます。

適量を使い、とり過ぎないようにしましょうね。

 

 

 

■白だし大さじ1杯の糖質量はどのくらい?

 

ヤマキ「割烹 白だし」・・・1.13g
キッコーマン「旨味広がる 香り 白だし」・・・1.8g
水に対して3%の昆布やかつお節で1分煮だしたもの・・・0.045g

ヤマキの白だしは「糖質」の表記がありませんが、食物繊維が含まれていないと考え、炭水化物から計算しました。

煮だしたものの方が、数字が低いですね。

 

 

■白だし大さじ1杯のカロリーはどのくらい?

 

ヤマキ「割烹 白だし」・・・6.3キロカロリー
キッコーマン「旨味広がる 香り 白だし」・・・10キロカロリー
水に対して3%の昆布やかつお節で1分煮だしたもの・・・0.3キロカロリー

市販品の中でも、大きく差が開きました。

 

 

■糖質制限中に白だしを使っても大丈夫?

通常、成人女性が1日に摂取する糖質の目安は220g、成人男性は330gです。
ダイエットや習慣病などで指導を受けている場合、1日の糖質摂取量は70~130gに制限されます。

緩やかな制限であれば市販品を多少使っても大丈夫ですが、気になる人は自分で煮だしたものを使うといいですね。

自分で煮だしたものであれば糖質以外に、塩分もカロリーもかなり減らせますよ。

 

 

■まとめ

● 白だしはほとんどが水分だが炭水化物やたんぱく質が含まれる
● 市販品の白だしは塩分も糖質も、煮だしたものより高め
● 市販品は塩分量が多いため、使用量に注意
● 糖質制限中は自分で煮だしただしを使うと安心

白だしと一口にいっても市販品と煮だしたものでは、大きく差が出ることがわかりました。

市販品はうま味が強く、入れるだけで味が決まる優れた調味料です。

しかし健康をかんがえるのであれば塩分や糖質が少ない、手作りをしたほうがよさそうです。

健康状態や調理の手間など、自分に合ったものを使うようにしましょうね。

 

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