甜面醤(テンメンジャン)の代用品<手軽にできる4個紹介>

覚える事で料理のレパートリーがぐっと広がる中華料理。

 

しかし、中華料理に使用する調味料は味が個性的なものが多く、使う場面が限られてしまいがちです。

 

中華調味料のチューブを買ったはいいものの、使いきれないまま気付けば期限切れしてゴミ箱行きに…なんてことも多いですね。

 

そこで今回は、中華調味料の代表格である「甜麺醤」に焦点をあて、家にある手軽な材料で代用できないかを徹底的に調べてみました。

とても便利な「甜麺醤」の代用品、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。

■甜麺醤とは?

甜麺醤は「中華甘味噌」の別名でも知られる、甘みとコクが特徴の調味味噌。

回鍋肉・麻婆豆腐・ジャージャー麺・北京ダックと、日本でも馴染みのある幅広い料理に使われています。

 

 

 

甜麺醤の「甜」は甘い、「麺」は小麦粉、「醤」は味噌のことを差し、要約すると「小麦粉で作った甘い味噌」という意味です。

 

その名の通り、小麦粉と塩を混ぜたものに専用の麹を加え、それを醸造することで作られています。

色は黒から赤褐色のものまで、製品によって様々です。

 

加熱不要で食べられるため、本場中国では薄い餅に付けてそのまま食べることも。火が加わるとより香りが立って旨味が増すので、炒めものや、煮物の隠し味にも向いている調味料です。

 

■代用に使う味噌

日本で作られている甜麺醤の多くは、実は前述の工程を踏まず、見た目のそっくりな八丁味噌(赤味噌)から作られています。

 

甘みのない八丁味噌に糖類や胡麻油を加えることで甜麺醤に似た甘みと風味を持たせ、より日本人好みの食べやすい味に仕上げています。

 

八丁味噌さえあれば甜麺醤まであと一歩。

八丁味噌がなければ、一般的な味噌でもそれらしく仕上がりますよ。

■甜麺醤代用

 

それではさっそく甜麺醤の代用レシピをご紹介。

 

どの材料もご家庭に常備されているものばかりなので、思いついたときにすぐチャレンジできるのが魅力です。

 

★味噌+醤油+砂糖+ごま油

味噌に醤油・砂糖・ごま油をプラスすることで甜麺醤そっくりの風味に。

 

赤味噌を用いればより本物に近付きますが、一般的な味噌でも十分に味わいを楽しむことができます。

 

材料は、味噌大さじ1に対して、醤油小さじ1/2、砂糖小さじ1/2。

最期にごま油1滴を落とし、香りを付けて完成です。

 

材料を小鍋に入れ、焦げつかないよう注意しながら弱火20分ほど煮詰めていけば、全体の味が馴染んでもっとまろやかに仕上がります。

 

 

★味噌+砂糖

味噌と砂糖だけでも甜麺醤風の味を実現することができます。

作り方は、味噌:砂糖を2:1の割合で混ぜるだけといたってシンプル。

本物と比べればやはり物足りなさはありますが、これでも十分甜麺醤らしい味わいが楽しめますよ。

https://twitter.com/qyu10ve/status/1286293697257074688

 

小鍋で煮詰めるとコクが出て深みが増します。

 

★味噌+醤油+砂糖+ごま油+みりん

味噌・醤油・砂糖・ごま油、そしてみりんが揃っていればかなり本格的な甜麺醤風の調味味噌に。

材料
味噌大さじ2
醤油小さじ1/2
砂糖小さじ1/4
ごま油小さじ1/2
みりん小さじ1/2

これを弱火に掛け、20分ほど煮詰めたら完成です。

https://twitter.com/erimaki0w0/status/1077903186868883457

みりんが加わることで独特の照りと砂糖とは異なるまろやかな甘みがプラスされ、ますます甜麺醤に近づけることができますよ。

 

 

★味噌+醤油+砂糖+ごま油+酒

酒を使うと、みりんよりもさっぱりとした爽やかな甜麺醤風味噌に仕上がります。

材料
味噌大さじ2
醤油小さじ1/2
砂糖小さじ1/2
酒小さじ1/2
ごま油小さじ1/2

これらを十分に混ぜ合わせたら、小鍋に入れて焦げ付かないよう煮詰めていきます。

約20分煮詰めれば完成です。

 

 

 

■まとめ

日本で製造されている甜麺醤の多くは八丁味噌を元にして作っているため、味噌さえあれば簡単に甜麺醤風の味を引き出すことができます。

味噌の他に必要な材料も、醤油・砂糖・ごま油・みりん・酒と、いずれもすでに家にあるようなものばかり。

こんなに手軽な材料で甜麺醤の代用ができるなんて、驚きです。

 

使用する調味料はおおよその分量を記載しましたので、お好みで差し引きして、ぜひあなた好みの味を見つけてみてくださいね。

 

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