ワセリンの効果と代用品5つ!知っていればタメになる豆知識まとめて紹介します

乾燥が気になる季節になると、保湿対策はどうしようかと考えますよね。保湿に効果がある化粧品はたくさんありますが、ワセリンというものを聞いたことはないですか?

低刺激で乾燥による肌荒れにもやさしく使えそう、赤ちゃんの保湿ケアにも使えるらしい。そんなワセリンの効果や、ないときの代用品を紹介いたします。

 

 

そもそもワセリンとは?

保湿の目的で用いられる軟膏状の医薬品です。

原料は石油から不純物を取り除いて生成したもので、ワセリンの種類には

「黄色ワセリン」「白色ワセリン」「プロペト」「サンホワイト」

といった種類があります。

石油から作られると聞くと肌に悪影響があるのではないかと思ってしまいますが、生成するときに肌に刺激のある物質は取り除いてあるので安心ですよ。
ワセリンの純度は、「黄色ワセリン」「白色ワセリン」「プロペト」「サンホワイト」の順で高くなります。
よく見かけるのは「白色ワセリン」で、ドラッグストアや薬局で購入することもできます。
香料や着色料が入っていないので肌への刺激が少なく、赤ちゃんにも使える保湿剤として知られるようになりました。

軟膏のようなテクスチャーで、温度によってやわらかさが変わってきます。

気温が低いと固くなり、高くなるとやわらかくなるといった具合です。普通のクリームより若干固めのため伸びはあまりよくないですが、多くつけるとベタベタしてしまうので少量を肌で温めながらゆっくり伸ばして使うのがコツです。

 

 

ワセリンの効果は?

ワセリンは原料が油です。これによって水分に対して膜を作り、乾燥を防ぐ効果があります。

顔に使うのであれば単独で使うより、化粧水や乳液などでお手入れをした後にワセリンを塗ってラップ効果を得る方が保湿効果が望めます。
唇にそのまま塗って保湿をするのもいいですし、口紅の上から使って油膜を作って落ちにくくすることもできますよ。
また、軽い傷などに対しても清潔にした後ワセリンを薄く塗り、その上から絆創膏を貼ることで肌が湿潤して傷を早く治す効果も期待できます。

肌を保護する役割があるため、下着の擦れや靴擦れを起こしてしまう部分にも塗って肌を保護することができます。
保湿が目的でなくても、外のホコリなどからも肌を守ってくれるはたらきもあるので使い方は幅が広いです。

 

 

クリニックでもらえるものと市販のものの違いはある?

市販のものでも医薬品の扱いで、基本的にはほとんど違いがありません。あるとするなら、金額や取り扱いの種類になると思います。
純度の高い「プロペト」や「サンホワイト」はお店によっては取り扱いがないかもしれません。プロペトは白色ワセリンからさらに精製させたもので、サンホワイトはプロペトの純度をさらに高めたものです。
純度が高いものは、目の治療に使われたりするほど刺激がないものなので、市販で買うとなると処方してもらうより高くなる場合があります。

 

 

ワセリンの代用品

刺激が少なくて保湿ができる魅力的なワセリンですが、ないときはどのようなもので代用したらよいのでしょうか。いつも赤ちゃんに使っているけど切らしてしまった、買いに行く暇がない!そんなときにも使えますよ。

 

☆ はちみつ

リップクリームに配合されることもあるはちみつ。保湿効果が高いため代用できます。肌につけるとベタベタしてしまうので唇に使うのがいいですね。

抗菌作用もあるため傷口に塗ることもできます。
注意点は1歳未満の乳児には与えてはいけないという点です。はちみつにはボツリヌス菌が入っていることがあるため、乳児の摂取はできません。加熱しても菌は消えないのでダメですよ

 

☆ ベビーオイル

ワセリンと同じように、水分を外に逃がさないはたらきがあります。ローションなどで肌を整えてから塗ると効果的です。ローションもないようなときはお風呂上りにすぐ塗ると、乾燥を防げますよ。

 

☆ ニベア

保湿クリームとしてもおなじみのニベアは、ワセリンが配合されています。ワセリンよりも伸びがよくコンビニでも買えるので簡単に手に入る代用品です。

 

☆ シアバター

シアの実からとった植物由来の天然油です。缶に入って売られていることが多く、ワセリンよりも固めのテクスチャーです。

温度によってやわらかさが変わってくるのは、ワセリンと同じです。顔はもちろん唇や体、髪や手にも使えます。手のひらで温めながら使うのがポイントです。刺激が少ないので鼻をかみすぎて、痛くなった小鼻の保湿にも使えますよ。

 

☆ ホホバオイル

ホホバの木にできる実から採れる植物油で、マッサージに使われることも多く、低刺激のオイルです。

皮膚に常在しているブドウ球菌をおさえるはたらきが見られることから、これが原因のアトピー性皮膚炎の人の保湿に使われることもあります。

 

 

まとめ

● ワセリンは石油から不純物をなくした天然のワックスのようなもの。
● 水分を閉じ込めて保湿を助ける役割がある
● ワセリンにはいくつか種類があり、一般的なのは「白色ワセリン」
● ワセリンは医薬品
● 代用品を使うときは肌の状態を見て使うこと

ワセリンは医薬品ですが、肌のトラブルを治す薬ではありません。肌トラブルを予防する役割と考えて、使うようにしましょう。

肌状態があまりよくないときには、ワセリンや代用品で済ませないですぐに皮膚科へ行くようにしましょうね。

 

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