料理やお菓子の隠し味として使われる「はちみつ」。
日常的に使っている方でないと、使いたい時にはちみつが固まっていたり、残り少なくて分量が足りなかったという経験もあるはずです。
わざわざ買いに行くのは大変なので、今回は「はちみつの代用品」をご紹介していきます。
身近なもので代用できるので、料理の幅も広がりますよ。
■はちみつの効果効能
はちみつは、糖分と水分を8:2の割合で作られます。
蜜蜂が蜜を巣に貯めてから、水分を蒸発させて糖分を濃縮したものを言います。
はちみつの糖分は、消化器に負担をかけない糖分「単糖類」に分類されます。
そのため、エネルギーに変わるのも早く、疲労回復に効果があります。
また、はちみつの主成分は果糖とブドウ糖です。
他にもビタミンやミネラル、アミノ酸、ポリフェノールなど全部で150種類以上の栄養成分が含まれています。
栄養価が高いため、「食べるサプリメント」と呼ばれることもあります。
美容や健康にもおすすめですよ。
摂取するだけでなく、保湿効果も期待できるのでクレンジングやパックに使われています。
■はちみつって太るの?
・砂糖100g当たり384kcal
カロリーは砂糖と比べると低カロリーです。さらに、はちみつの甘さは砂糖よりも強いんです!!
なので、砂糖と変えるだけでカロリーをさらに軽減できます。
※注意点ですが、砂糖との違いははちみつは液体なので同じ大さじ1杯でも分量が違います。砂糖の1/3程度の量と覚えておくといいですね。
■はちみつの代用
それでは、はちみつの代用品を見ていきましょう。
それぞれ試してみてくださいね。
★メープルシロップ
はちみつと似ている「メープルシロップ」。
メープルシロップは、楓の樹液から作られています。ポットケーキやパンケーキにかけて食べるイメージですよね。
はちみつに比べると、サラサラしていますが、甘味がしっかりとあるので代用品としてぴったりです。
前回の試作製造が上手くいったのでスケールアップした。蜂蜜切らしてたのでメープルシロップで代用。こっちの方が薫り高くていいな。
薄力粉 80g
ロールドオーツ(粉砕する) 80g
無塩バター 40g
メープルシロップ 25g
ドライフルーツ 適量
ヨーグルト 大さじ2 pic.twitter.com/QRFNZtrNvs— Berimbolo (@BJJ_crypto) May 18, 2020
はちみつに比べ、低カロリーなので、健康にも良いです。
★水あめ
「水あめ」は、トロッとしている感じがはちみつと似ています。
穀物や芋類のデンプンから作られているので、お菓子作りにおすすめです。
ケーキやチョコレートを作る時に代用できますよ。
今年はチョコレートガナッシュケーキを作ったよ。薔薇はチョコレートに水あめを混ぜて作成。(ほぼ粘土遊び状態)
このチョコレートケーキが暁に捧げるよ。黒薔薇の花言葉を添えて。 pic.twitter.com/dRRR3sK9XF— るい (@ruirui6741) December 24, 2016
ただ、水あめは甘味が強いです。
食べ過ぎや大量に使用してしまうと、糖の吸収が早くなるので注意しましょう。
★みりん
料理の甘さを足す時に使う「みりん」。
ストックしているというご家庭も多いのではないでしょうか。
甘味だけでなく、ツヤ出しもしてくれるので魚料理によく使われていますよ。
その他、みりんを使うと煮崩れもしにくくなります。
20分で作り置き。頂き物のハムのかたまりを角切りにして存在感をアピールしたブロッコリー炒め。本来ならハニーマスタード味がよいのだけど蜂蜜使うのもったいないからみりんで代用。テリと甘味はみりんで充分事足りる pic.twitter.com/tR7r42sClf
— ゆりたん(たまに芍薬) (@yuritanyogini) March 6, 2017
料理に使う場合、みりんは砂糖と一緒に使うことをおすすめします。
はちみつと同じような程よい甘さになります。
★砂糖
砂糖をはちみつの甘さを同じにするには、3倍の量を入れなければなりません。
なので、はちみつの代わりとして使う際は分量に注意してくださいね。
砂糖には、上白糖・グラニュー糖・三温糖の3種類あります。
それぞれ作るものに合わせて、使い分けると良いです。
・グラニュー糖は溶けやすく、お菓子作りに向いています。
・三温糖は煮物に使われることが多いです。甘味が非常に強いです。
★ジャム
果実に砂糖を加えて煮詰めた「ジャム」もはちみつの代用品になります。
イチゴやリンゴ・ミカン・ブドウ・マーマレードなどたくさんの種類がありますよね。
彩りも美しくなります。
意外かもしれませんが、ジャムは生姜焼きに合います。
ジャムの甘みと酸味が生姜の香りとよく馴染んでくれます。ぜひ試してみてください。
★オリゴ糖
オリゴ糖は、ビフィズス菌を増やす働きがあるといわれる人工甘味料です。
甘さがあっさりとしているので、はちみつの代用としては物足りなさを感じるかもしれません。
低カロリーなので、健康的ではありますよ。
杏耶さん(@ayatanponpon)のパンケーキカステラ作った!本当簡単だったのにとってもとっても美味しかった☺️蜂蜜無かったのでオリゴ糖で代用したけれど膨らんで安心、明日はベーコンとかと一緒に食事系として食べるぞ🧸 pic.twitter.com/nT8nkYJHis
— はる (@htk_426) May 3, 2020
パンケーキを作る際もしっかり膨らんでくれます。
■番外編:はちみつレモンの作り方
ここからは、風邪予防・夏バテ防止にもなる「はちみつレモン」の作り方をご紹介します。
作り方もとっても簡単です。
差し入れにも喜ばれますよ。
・レモン
・はちみつ
・瓶
2. 沸騰消毒した瓶にレモンを入れ、はちみつをひたひたになるまで入れます。
3. 蓋をして、一晩常温でおきます。
4. 一晩経ったら、1週間ほど冷蔵庫に入れます。
5. たまに、ひっくり返すと、奥までしっかり混ざってくれます。
レモンやはちみつはなるべく国産のものをおすすめします。
輸入のものの場合は、農薬やワックスがついてるので、皮を剥くと良いですよ。
■まとめ
・はちみつには疲労回復の効果がある。
・150種類以上の栄養成分が入っているため、「食べるサプリメント」と呼ばれている。
・保湿効果があるため、美容にも良い。
・はちみつは以下のもので代用できる。
【メープルシロップ・水あめ・みりん・砂糖・ジャム・オリゴ糖】
・はちみつレモンは、風邪や夏バテ予防に繋がる。
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