ニスの塗り方やコツは?ニスの種類と代用品5つご紹介

代用・生活

シンナーなどの薄め液や容器など揃えるものが多かったり、片付けの手間が多かったり、ニスを使うとちょっと面倒と思うかもしれません。

職人や専門業者の方が使うものなので塗り方のコツや扱いの知識などが必要になります。

それでもDIYやハンドメイドがお好きな方や、ちょっと家の補修をしたいからニスを使いたいなんて方多いと思います。

塗り方がわからない、どんなものがあるのかわからない、そんな方のために、ニスの塗り方のコツや手順、ニスの種類と代用品をご紹介します。

 

 

■ニスがない!ニスの代用品おすすめ5つ紹介

★ボンド

ボンドは乾くと透明になり、屋内の物にニスの代用品として使用できます。そのまま使うとボンドは粘度が高く塗りにくいので、水で薄めて筆や刷毛で塗るのがおすすめです。

 

★クリアカラー

クリアカラーの塗装剤がニスの代わりになります。元々はカラー剤に入れて色を薄める目的として使用しますが、塗装用にラッカースプレーなどもあります。

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★トップコート

小物やアクセサリーなどの小さいものであればトップコートが使用できます。トップコートは乾くのが早く、筆も小さいため大きいものには向きません。

耐水性や耐久性があるのでニスの代用品になり、小さいものに使用するのがおすすめです。

 

★柿渋

渋柿や柿を原料とし発酵熟成させたものを柿渋と言います。

平安時代より様々な用途で使われ、染料や塗料で役立ち、防虫や防腐、防水、消臭効果があります。今では抗菌や抗酸化作用などの健康効果もあることがわかり、天然由来のものとしてスプレーやサプリメントとしても販売されています。

 

★レジン

ハンドメイドがお好きな方なら1度は聞いたことあるのがレジンではないでしょうか。レジンはUVライトで照射することで固まる特殊な液体です。100円ショップや手芸店で手に入り、水に強く耐久性もあるのでニスの代用になります。

 

 

■初心者でも簡単!ニスの正しい塗り方

<用意するもの>
・ニス
・刷毛
・サンドペーパー(#320~400)
・サンディングブロック
・薄め液(油性ニスの場合のみ)
・マスキングテープ(塗装はみ出し防止用)
・ニスを入れる容器
・タオル(やすりのカスを拭き取る用)

 

<ポイント>

★風のない晴れた日に行う

風が吹いてチリやホコリがニスに入り込んでしまい、仕上がりが悪くなってしまうだけでなく、ニスが飛び散ってしまうことがあります。雨の日には乾きが遅くなり、室内で行う場合も雨の日は避けましょう。

★換気を充分にする

乾燥時だけでなく、ニスを塗っている時も換気をしっかり行いましょう。油性の場合は特に塗料やシンナーの臭いが強く、人によっては頭痛やめまいを起こします。車庫やベランダなど屋外で作業するのが一番ですが、不可能な場合は窓を開けたり、換気扇や扇風機で空気を入れ替えましょう。

★汚れてもいい服装

水性であっても乾いてしまうと洗い落とせない場合があります。ニスが飛び散ることもあり、汚れてもいい服装で行いましょう。

 

<綺麗に仕上げるコツ>

★木材をしっかりやすりがけする

木材の毛羽立ちなどの凸凹でニスが固まってしまったり、ムラや気泡で綺麗な艶にならなくなります。さらに、古い塗装が残っていたり、新しい木材にうまくニスが塗れなかったり、剥がれにも繋がるので、塗り始めと乾燥後は必ずやすりがけをし、できればサンディングブロックを使用しましょう。

★ニスの濃度調節

ニスのムラを防ぐために重ね塗りをするのが一般的です。その際に色が濃かったり、日にちが経っているものだとドロドロになっていたり、塗りにくく厚塗りになって塗装割れの原因になります。試し塗りをしながら調節しましょう。

<手順>

★下処理
1,サンディングブロックにサンドペーパーを巻いて木目に沿ってサンディング(やすりがけ)する

2,塗らない箇所やはみ出す可能性があれば、マスキングテープで保護しましょう★道具の準備

3,刷毛の毛が抜けやすいので、毛を抜くようにほぐします

4,ニスの容器をしっかり振って撹拌し、使う分だけ容器に移します

5,水や薄め液を使って少しずつ濃度を調節します

★塗装
6,木目に沿って薄くまんべんなく塗っていきましょう

★乾燥
7,製品に書かれている乾燥時間を守って、直射日光を避けて乾燥させます

★サンディング(やすりがけ)
8,サンディングブロックにサンドペーパーを巻いてサンディング(やすりがけ)する

9,やすりで出たカスを綺麗にタオルで拭き取りましょう

★塗装~乾燥を繰り返す
10,最低でも2回重ね塗りをします。

11,着色ニスであれば好みの色になるまで塗り重ねます。その場合は乾燥後は必ずサンディング(やすりがけ)をします。

■ニスの種類と特徴

・水性アクリルニス

sクリルと言われる樹脂を使用しており、なんと言っても水性アクリルニスは安いことです。100円ショップでも購入できます。ですが、乾いても柔らかさが残るため、木を保護する効果は弱く、力が加わると傷や跡がが付きやすいので、屋内に飾る工作品や額縁など、あまり触れたり移動させないものに向いています。
<水性アクリルニスの塗り方>

【日本歴史館再建計画】ダイソーの水性ニスで天板塗装【第38話】

 

・水性ウレタンニス

保護する効果が高く、アクリルニスと違い乾くと硬い膜ができるため家具のような実用的なものに向いています。水性なので扱いやすく片付けも水洗いで済むので、DIYで人気のニスです。
<水性ウレタンニスの塗り方>

Olympic おうちDEPO ウレタンニス2 塗り見本 ★初心者にも分かりやすく使い方をご紹介します♪

 

・油性ウレタンニス

保護効果が一番高く、日差しがある屋外の木材や金属などにも使えます。水性に比べ乾燥に時間がかかり、溶剤の臭いが強いため、塗装中や乾燥中は充分な換気が必要であったり、使用した道具はシンナーなどを使わないといけないので、費用と手間がかかります。
<油性ウレタンニスの塗り方>

[DIY]廃材木製パレットのテーブルに油性ウレタンニスを塗ってみた

 

 

■まとめ

ニスにも色々種類があり、用途によって使い分ける必要があり、それぞれ塗り方や扱い方が少し違います。

揃えるものも多く、扱い方がよくわからない方は、ご紹介したニスの代用品になるものの中に身近なものがあれば活用してみてください。

 

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