グリュイエールチーズって聞いたことありますか?
チーズが好きな人なら知らない人はいないかもしれませんが、日本では中々なじみのない名前ですよね。
本場スイスやヨーロッパでグリュイエールチーズは、チーズ料理になくてはならないものなのです。
今回はグリュイエールチーズはどんな味がするのか、どんな料理に使えるのか、なかったときの代用品には何がよいのかを解説していきます。
■グリュイエールチーズとは
グリュイエールチーズとは、スイスのグリュイエール地方で作られた、ハードタイプのチーズです。
かすかな酸味がありますが、どんな料理にでも合う、くせのないサッパリとした味が持ち味です。
直径は60cmくらいで、重さは40kgほどもある大きな円盤状で、表面は黄色をしていますが、中は白に近い薄黄色で、穴は開いていません。
穴が開いていないためぎゅっと締まった食感のチーズです。
塩水で周りを拭きながら半年ほど熟成させます。
名前は聞きなれませんが、本場スイスではエメンタールチーズと並んで2大チーズとして、さまざまな料理に使われています。
■エメンタールとの違い
グリュイエールチーズはスイスのグリュイエール地方で作られるのに対し、エメンタールチーズは同じくスイスの、エメンタール地方で作られます。
グリュイエールチーズは40kgのかたまりですが、エメンタールチーズはなんとひとかたまり100kg以上なるものもあります。とても大きいですね。
グリュイエールチーズは内部に穴が開いていませんが、エメンタールチーズには穴が開いています。
アニメでみかけるネズミが好きなチーズ、といえばわかりやすいかもしれませんね。
苦手な人でも食べられる、クセがないグリュイエールチーズに対し、エメンタールチーズはまろやかで、ナッツのような濃い香りがあるのが特徴です。
■グリュイエールチーズを美味しく食べる食べ方♪
グリュイエールチーズといったら、なんといってもチーズフォンデュです。
生産地のスイスでもこの食べ方がメジャーで、グリュイエール地方では小さな村にチーズフォンデュが食べられるお店がひしめき合っているそうです。
ほかにも、グラタンやキッシュなど火を通す料理から、そのままおつまみやサラダにのせて食べるのもおいしい食べ方ですよ。
■グリュイエールチーズの代用品
グリュイエールチーズは熱を加えると、とろけてコクが出るおいしいチーズです。
とろける系のチーズを頭において代用品を選ぶと、うまく使えますよ。
グリュイエールチーズをつかった料理を作りたいけど、スーパーでなかなか見かけない。
そんなときは同じチーズでも、下の種類で代用することができますよ。
☆ とろけるチーズ
スーパーでもよく見かけるとろけるチーズは、いろいろな料理にも合う、くせのない味のため代用としてもピッタリです。
本格的な香りは少なくなってしまいますが、使いやすさと値段からいえば一番使いやすいかもしれません。
お昼ご飯はひとりチーズフォンデュ
ホワイトソースに溶けるチーズ混ぜてお手軽フォンデュ!
明太子パスタソース混ぜると更に美味 pic.twitter.com/5YYUK7lbde— るーまにあ (@mymusic_QED) May 5, 2020
☆ エメンタール
スイスではグリュイエールチーズとまぜることで、味わい深いチーズフォンデュを作るのが一般的です。
エメンタールチーズは上でものせましたが、グリュイエールチーズよりもコクがあって、香りが少し強いです。
とはいえ、クセが強くて食べられない、ということはないので、十分代用可能です。
☆ ラクレット
表面を溶かして、蒸かしたじゃがいもにかけているチーズを見たことありませんか?
あれがラクレットです。
ラクレットは上のチーズよりも、濃厚で香りが強いです。
苦手な人は、外側の皮を使わないようにしたり、国産のラクレットを使うようにすれば、独特のにおいの強さも減らすことができますよ。
ラクレットチーズのフォンデュ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ pic.twitter.com/K0zI16ohx1
— 月うさぎ (@Tsukiusagi_1215) March 20, 2019
☆ コンテ
フランス産のコンテは、パンにハムと挟んで食べるクロックムッシュでもおなじみです。
切り口からトロリと溶けだした部分が、なんとも言えずおいしそうですよね。
上でのせたチーズよりも濃厚な香りが持ち味のため、好き嫌いは分かれますが、本格的な味わいが楽しめる代用品としておすすめです。
その後いつも行く近所のレストランではなく、アルボワ市内で昼食。18ユーロでオニオンスープ、塩漬け豚のロースト 芋が旨い、クレームブリュレとタップリ美味しくて大満足!友人はコッコオヴァンジョーヌのモリーユがけ、シェフはコンテのチーズフォンデュ、みんなで分けて幸せいっぱい🥰 pic.twitter.com/Ecep6nEd4D
— Genevrieres (@Sachi_Bi) November 19, 2019
☆ カマンベール
日本でもよく見かけるカマンベールチーズは、外側がやや固くて、冷えていても中がやわらかいです。
サッパリとしているため、生のまま食べることが多いですが、加熱してもおいしく食べられます。
チーズフォンデュとして使うのであれば、上の部分を切り取って、電子レンジにかけるだけで、中が溶けて食材をつけることができますよ。
ホットプレートにそのままのせても見栄えがいいですね!
☆ ゴーダ
オランダ産で、日本でもプロセスチーズの材料としてもおなじみのチーズです。
そのままサンドイッチに挟んで食べることもありますが、加熱して食べることももちろん可能です。
クセがあまりないので普段チーズを食べ慣れていない、日本人の口にもよく合うのが持ち味です。
ゴーダチーズ入りのグラタン作った!おいしい! pic.twitter.com/B8nnIRjyh7
— みーちょぺ (@miichope) August 18, 2018
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■まとめ
グリュイエールチーズ、と聞いて「どんなチーズなの?」と思った人も多かったはずですが、今回の記事でおわかりいただけたと思います。
● スイスが本場のチーズフォンデュには欠かせない
● 大きいもので40kgほどのかたまりで作る
● エメンタールチーズと一緒に使うことがある
● 代用するときは、加熱して溶けるタイプのチーズをつかうのがよい
寒くなってくると、チーズフォンデュが食べたくなりますよね。
ちょっとしたホームパーティに出しても、そんなに手間がかからないのに、見栄えがいい料理としても優秀です。
いつもは市販のチーズフォンデュの素を使っていたけど、グリュイエールチーズを使った本格的なものを作ってみるのもいいかもしれません。
本場スイスの味を、ぜひ楽しんでくださいね。
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