白だしとめんつゆの違いや代用可能かどうか分かりやすくまとめました

そうめんやうどんなどに使われる、白だしやめんつゆ。

見た目の色は違いますが、ほかにどのような違いがあるのでしょうか。

うっかり白だしを切らしてしまった、めんつゆを使い切ってしまったから白だしで代用はできるのだろうか。

そんな疑問を持っている人が、いるかもしれませんね。

今回は白だしとめんつゆの違いと、それぞれが代用可能かを解説します。

 

 

■白だしとめんつゆの違い

 

どちらとも和食に使う調味料ですが、原料や味わいが少し異なります。

 

白だし

原料・・・かつお節、昆布やしいたけなどのだし、塩、砂糖、みりん、白しょう油

・・・黄味がかった透明

・・・売られている多くのものはだしと塩が効いていて、しょっぱい

 

めんつゆ

原料・・・かつお節、昆布やしいたけなどのだし、塩、砂糖、みりん、濃口しょう油

・・・黒っぽくしょう油に近い色

・・・だしの味が効いていて、甘しょっぱい

上で大きく異なるのは、原料の「白しょう油」と「濃口しょう油」です。

これによって色の付き具合と、味わいが変わります。

また、白だしは砂糖やみりんの量が少なく、反対にめんつゆは多いため、味に差が出ます。

市販の液体の白だしは食塩が含まれているものがほとんどです。

中には食塩が含まれていないものもあるため、だし本来の風味を味わえるものもあります。

 

 

■白だしとめんつゆでそれぞれできる料理の違い

 

・白だし
茶わん蒸しやだし巻き卵などの、素材の色味を生かした料理。

 

・めんつゆ
麺のつけ汁として使うことが多い。味付けの濃い煮物などに使われる。

 

白だしは色が淡いため、食材の色を生かした状態で料理を仕上げられます。

甘さは控えめであるため、甘じょっぱい煮物のようなものには、砂糖やみりんを多く入れる必要があります。

中には食塩も入っていないものがあるので、塩分の調整がしやすい商品もあります。

めんつゆは色が濃く、味も甘じょっぱいために煮物などの、味付けが濃い料理に使うのが向いています。

食材の色が茶色くなってしまうので、色がついても気にならない料理に使うのが、合っていますよ。

 

 

 

■白だしとめんつゆはお互いに代用可能?

上の特徴を踏まえた上での代用であれば可能です。

白だしもめんつゆも使っている原料はあまり変わりません。違うのは色と甘みの強さ。

普段白だしを使っている料理にめんつゆを使うと色が黒っぽくなります。色味が気になるときの代用は難しいですね。

しかし色を気にしなければ問題はありません。めんつゆは甘みがあるので、塩の調整が必要になってきます。

めんつゆを白だしで代用することも可能です。

代用するときは甘みが足りないので、砂糖をいつもより多めにするなどして調整すれば大丈夫ですよ。

 

 

 

■白だしとめんつゆを混ぜるのはあり?

2つを混ぜて使うことは可能です。

ただし塩や砂糖の量を調整する必要があります。

白だしの量が足りなかったからめんつゆを足したい、そんな場面も出てきますよね。
足りないときは、それぞれを足して使えます。

白だしとめんつゆの割合にもよりますが、味見をして料理に合った味付けを後からするようにしましょう。

 

 

■まとめ

● 白だしもめんつゆも魚などのだしに、塩、砂糖、みりん、しょう油などが加わった調味料
● 白だしは白しょう油、めんつゆは濃口しょう油を使っているのが大きく異なる点
● 白だしはだし本来、もしくはだしと塩味が強く、めんつゆは甘辛い味
● 味付けや色味の問題がなければ、白だしとめんつゆは代用が可能

白だしとめんつゆの違いや、代用が可能かを解説しました。使っている材料はほとんど同じでしたが、割合が大きく異なることがわかりましたね。

それぞれの特徴を知ることで、向いている料理がどのようなものかも、おわかりいただけたと思います。

白だしとめんつゆを上手に使い分けて、おいしい和食を作ってくださいね。

 

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