チーズブームで本場の味が楽しめる塊チーズもスーパーで気軽に購入できるようになり、自宅でもチーズ料理を楽しむ方が増えています。
そんな時に活躍するのがチーズグレーターですが、日本人には馴染みがなく、買ってもあまり使わなそうという方も多いと思います。そんな方のために、身近にあるチーズグレーターの代用品をご紹介します。
チーズグレーターとは?
チーズグレーターは元々、固くなったチーズを調理して食べれるようにと開発された調理器具です。
グレーターの意味はシュレッダーと同じような意味合いがあり、細かくするという意味があります。
チーズグレーターはチーズ専用と思われがちですが、海外では日本でいうおろし金と同じ役割の調理器具なので、野菜や香辛料などもチーズグレーターでおろすことができます。
王道チーズの種類とおすすめの食べ方
・ゴーダチーズ
世界中で親しまれているゴーダチーズはオランダを代表するチーズです。日本でもポピュラーなチーズとしてスーパーでも気軽に手に入ります。
まろやかな甘味とさっぱりした味わいに、噛みしめるごとに香りとコクが増していく特徴があります。
食べやすい大きさに切り分けてそのまま食べても、サンドイッチに挟んでも美味しく食べることができます。グラタンやサラダのトッピングとしてもよく使われ、幅広い料理に活用できます。
・パルミジャーノ・レッジャーノ
イタリアの王様とも呼ばれ、日本でも人気のあるチーズです。熟成期間を長くすることによって水分が抜け、熟成が進むとアミノ酸が結晶化し、じゃりじゃりとした食感としっかりとした旨味を感じられる非常に硬いチーズなのが特徴です。
ミートソースパスタやピザをはじめとするイタリア料理に使うのが定番となり、ソースやシチューの隠し味に加えれば一気にコクが増して美味しくなります。
・ラクレット
アルプスの少女ハイジで登場するチーズとして有名で、作中ではラクレットチーズの表面を炙り、パンに乗せて頬張るシーンは印象的です。
日本のレストランでもパフォーマンスとして取り入れられチーズブームの火付け役にもなりました。癖のない味わいですがナッツのような独特の香りが特徴です。
熱を加えなくても比較的柔らかいチーズで、加熱すると溶けやすく癖が和らぐので、加熱する料理におすすめです。
野菜やお肉などのグリル料理から、バゲットなどに乗せてトーストしても美味しく召し上がれます。
・チェダー
イギリスを代表するチーズで、アメリカやオーストラリアなどでも製造されています。プロセスチーズの原料として使用され、世界中で最も生産量の多いチーズです。
オレンジ色の濃い色が特徴的で、熟成が短いものは爽やかな酸味があり、熟成期間が長ければ芳醇な香りとコクが楽しめます。
ピザやサラダにかけたり、チーズとしての存在感があるため、タコスやハンバーガーなどの味の濃いものにトッピングしても香りやコクが味わえます。
山盛りチェダーチーズ
ナイスです! pic.twitter.com/9FQNiEhbFO— 黒河裕@エレジプ (@elegyp_you) January 17, 2021
チーズグレーターの代用に向いているもの
おろし金
日本の家庭にある定番の調理器具のおろし金は、食材を細かくすりおろすことができるので、チーズも同様に細かく削ることができます。
削れるバターナイフ
バターを取りやすくするためのアイデア商品です。削れるバターナイフでチーズを削ると糸状になり、本場のチーズグレーターの代用に使用できます。
カチカチのバターもスルスル削れる超便利なバターナイフが日本上陸 http://t.co/8HOfKidG8n pic.twitter.com/SBwsBANQ7a
— ライフハッカーチャンネル (@lifehackerjpn) June 22, 2015
ピーラー
野菜の皮を剥いたり、薄くスライスするのに用いられる調理器具です。切れ味がよく、ハードチーズも薄くスライスして仕上げに乗せたり、調理しやすくできるので、活用してみてください。
千切りスライサー
キャベツやニンジンなどの千切りを楽にしてくれる時短グッズです。細長い糸状にスライスされ、食材との馴染みも早く、パスタやリゾットなどに絡めて召し上がれます。
レモンゼスター・ゼスターグレーター
ゼスターは風味を添えるものという意味があり、製菓では柑橘類の皮を削ったり、和洋中の料理でも活用されます。
目詰まりしにくいおろし金としてプロの料理人も使用し、チーズを削ることもできます。
レモンゼスターゆうてな pic.twitter.com/jdSKuM7nig
— 110・phoenix・A (@110super) June 18, 2017
まとめ
チーズクレーターは日本人に馴染みのあるおろし金と同じ役割で、チーズ以外にも野菜などに使える調理器具です。
チーズ専用だとあまり使い道がなさそうに感じていた方は、ちょっと見方が変わったと思います。
ご紹介した代用品が自宅にあれば、特別器具を買わずに本場の味が楽しめるので、代用品を活用してチーズを使った料理を召し上がってみてください。
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