レシピなどで大さじ1とよく目にしますが、計るものによって重さが変わってきます。
水や砂糖、そして油はそれぞれ全く違った重さになるのですよ。
今回はサラダ油がどれくらいの重さで、カロリーはどれくらいなのかを中心に解説していきます。
■水より軽い?サラダ油大さじ一杯は何グラム?
大さじ1杯12gです。
水が大さじ1杯で15gなので、水よりも軽いといえますね。
サラダ油以外の油の場合、大さじ1はオリーブオイル18g、ごま油は12gくらいの重さです。さほど大きな差はないといえるでしょう。
■サラダ油大さじ一杯のカロリーと糖質量
100gあたり921kcalなので、大さじ1で計算すると110kcalくらいになります。
糖質量は「0(ゼロ)」です。
110kcalといえばご飯を軽めによそったものと、さほど変わらないカロリーです。
炒め物に使うときなどは大さじ1杯くらい簡単に使ってしまいますし、揚げ物の場合は比較にならないくらい大量の油を使います。
カロリーのことだけ考えると、ちょっと怖いですね。
■サラダ油・ごま油・オリーブオイルそれぞれのカロリー差
どの油も100gあたり921kcalで、差はありません。
サラダ油のひとつでもある大豆油やコーン油、調合油も同じカロリーです。原料は違いますが、カロリーは同じであるため、いくら健康をうたっていても摂り過ぎるとカロリーオーバーになってしまいます。
参考までに動物性油脂のラードや牛脂は、100gあたり940kcalと植物油脂より高めのカロリーです。
■低カロリーサラダ油のメリット・デメリット
低カロリーサラダ油というものも店頭には並んでいますね。
実は低カロリーサラダ油、といってもサラダ油自体のカロリーは変わりません。
では、何が違うのかメリットとデメリットにわけて見ていきましょう。
<メリット>
・油が体に吸収されにくいためカロリーオフできる
・食品の油切れがいい
・口当たりが揚げ物の割にさっぱりしている
<デメリット>
・食べ過ぎると結果的にカロリーオーバーになる
・加工方法は変わらないので、加熱精製によって出てしまう有害成分が心配
■ヘルシーで低カロリーなサラダ油商品
揚げ物は大好きだけど、やっぱりカロリーが気になる!そんな人にはこのような商品はいかがでしょうか。
ヘルシーオフ(日清)
フライなどの揚げ物をした際、食品への油分の吸収を最大20%もカットしたサラダ油です。カラッとした仕上がりが特徴で、コレステロールも0です。
ヘルシーリセッタ(日清)
中鎖脂肪酸(MCT)を配合したサラダ油です。中鎖脂肪酸は体に吸収しづらい油で、脂肪をつきにくくするはたらきがあります。
消費者庁お墨付きの「特定保健用食品」でもあります。油の酸化をおさえる製法で作られています。
■まとめ
● サラダ油は大さじ1杯あたり12gの重量で、カロリーは約110kcal、糖質は0である
● 植物油脂のカロリーはどれも同じ
● 低カロリーサラダ油のカロリーは普通の食用油と変わらないが、体内への吸収率が違う
● カロリーが低いからといって摂り過ぎると、結果的にカロリーオーバーになる可能性もある
サラダ油以外にも植物性の油は見かけるようになりましたが、どれもカロリーが同じだとは知られていないのではないでしょうか。低カロリーをうたったものや、体にいいといわれている油も摂り過ぎると、結局はカロリーを簡単にオーバーしてしまいます。上手に適量使うことが大事ですよ。
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