ナツメグを大量摂取したらどうなる?起こる幻覚作用についても紹介

ナツメグを食べ過ぎると、中毒症状を起こすことは知っていますか?
ひき肉料理のレシピでよく見るので、少し気になりますよね。

食べ過ぎたときの体に起こる反応は、どのようなものでしょうか。ナツメグの中毒は幻覚症状まで出てしまうこともあり、大量摂取の危険がいわれています。

今回はナツメグを大量に食べたときの中毒症状や、幻覚症状について解説します。

 

 

■ナツメグを大量摂取したらどうなる?

いくつかの中毒症状が現れます。

・どうき
・胸の痛み
・呼吸困難
・めまい
・興奮
・顔面が赤くなる
・吐き気
・冷や汗
・体が浮くような感じ
・手足の震え
・手足の冷え

これらの症状すべてが現れるわけではなく、人によっていくつかの症状が出ます。

 

 

■ナツメグを大量摂取すると幻覚作用がある!?

欧米では「ナツメグ・ハイ」といった興奮状態を求めて、ナツメグを大量に食べるケースがありました。

「幻覚を見たい」「浮遊感を求めたい」といった若者がドラッグの代わりに使う、ということでしょうか。

これはナツメグに含まれる「ミリスチシン」という成分が、幻覚症状を引き起こすためです。

幻覚症状だけに収まらず死に至ることもあるため、大量摂取は非常に危険な行為です。

それに、幻覚症状よりも先にめまいや吐き気といった症状の方が、大きく出ることもあります。

 

 

■ナツメグで幻覚が起こったらどうすれば良い?

幻覚が出ているときは重度の中毒症状が出ていると思われますので、すぐに救急車を呼びましょう。

解毒を速やかに行わないと死に至ることがあります。

放置していてもそのうち治る、といったSNSの書き込みも見られますが、欧米ではナツメグの大量摂取による死亡例があります。

自己判断で放置せず、病院で中毒症状の治療を受けましょう。

 

 

■ナツメグを大量摂取しないために気をつけたいこと

食べ過ぎないようにするために、いくつかポイントを上げました。

 

・料理に誤った量を入れないように工夫する
料理中に入れすぎてしまう、ということを防ぐために、細かく量が調整できるような瓶に入れておくといいですね。

市販されている瓶であれば、1回に出る量も少ないため、入れすぎることはありません。

容器を入れ替えることは、なるべくしない方がいいですね。

口の広い瓶は入れすぎてしまうので、少量ずつ出せる容器を使いましょう。

 

・子どもの手の届かないところに置く
子どもは少量でも中毒症状を起こしやすいです。粉状のものでも手が届かない場所に保管しましょう。

容器が何らかの理由で開けられて、なめてしまうといったことも起こりうるからです。

実の部分も体に入ると同じように中毒症状が出ます。子どもはアメと間違って口に入れてしまうこともあるので、気をつけてください。

 

 

 

■まとめ

● ナツメグの中毒症状は死に至ることもある
● 大量摂取による幻覚症状は「ミリスチシン」という成分のため
● 幻覚のような中毒症状が出たら救急車を呼ぶこと
● 大量に摂取しないように使用量を守る

ナツメグをたくさん食べると、怖い中毒症状があることがわかりましたね。とはいえ1回に使う量を間違えなければ、風味の良い料理をおいしく食べることができます。

過剰に怖がらず、レシピ通りの量を守ることが大切ですよ。

 

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