お魚のハーブとして使われる「フェンネル」。
日本ではあまり馴染みがないですが、料理好きの方なら使ったことがあるかもしれませんね。フィンネルはハーブなので、優れた効果効能があります。
しかし、日本の一般的なスーパーではなかなか手に入らないので、使いたくても買えないと困ってしまうことも。
そんな時に役立つのが「フィンネルの代用品」です。
スーパーにあるような身近な食材をご紹介していきます。
■フェンネルの種類
フェンネルとは、セリ科ウイキョウ属の多年草のことを指します。
フィンネルの種類は大きく分けて2つあります。
まず1つ目が、「ブロンズフェンネル」というものです。
葉っぱが茶色で寒さに強いです。香りは甘く、観賞用として利用されることが多い品種です。
また、白ワインビに漬け込むなど料理やお茶、染色などにも使われています。
2つ目は、「フローレンスフェンネル」というものです。
イタリア語で株元が肥大する野菜「フィノッチオ」としても知られています。別名「スイートフェンネル」とも呼ばれますよ。
こちらの品種は食用で生でも加熱しても美味しく食べられます。セロリのような感覚ですね。
■フェンネルの効能
フィンネルは身体に良く、胃腸薬や漢方に使用されることもあります。
その効能は胃腸の調子を整えたり、むくみ解消、ダイエットにも繋がります。
抗ガン作用もあるため、免疫力の向上にも効果があらわれます。
健康に良いフィンネルですが、場合によっては副作用が出る場合もあるので、セリ科植物にアレルギーをお持ちの方や妊娠中・授乳中の方は摂取を控えることをおすすめします。
■ウイキョウとフェンネル
フィンネルは、和名で「ウイキョウ(茴香)」と呼ばれることがあります。
ライキョウの歴史は古く、古代エジプトや古代ローマから栽培されていたと言われています。日本には平安時代に中国から伝わってきました。
ヨーロッパでは薬草として親しまれていたようです。その名残が今でも残っているのですね。
■フェンネルの代用品
ここからはフィンネルの代用品をご紹介していきたいと思います。
知っておくと、いざという時役に立ちますよ。
☆セロリ
日本で馴染みの深いフィンネルの代わりといえば、まず「セロリ」を思い浮かべるかと思います。
セロリはサラダやスープによく使われていますよね。クセの強い風味がフィンネルと似ています。
セロリ独特の爽やかな香りが料理をより美味しくしてくれます。
セロリは根元の部分を使いましょう。もちろん、フィンネルとセロリを合わせて使っても美味しいですよ。
☆バジル
ピザやパスタに使う「バジル」も代用品にぴったりです。バジルには甘い香りがあるので、フェンネルの葉でソースを作りたい時などにおすすめです。
オリーブオイルとの相性が良く、爽やかな口当たりです。
☆タイム
魚料理のハーブとして知られる「タイム」もフィンネルの代わりをしっかり果たしてくれます。食材の臭みを消したり料理の風味付けに役立ちますよ。
タイムは香りや風味がフィンネルと違いますが、上品で爽やかな香りが料理を引き立ててくれます。タイ料理におすすめです。
☆パセリ
「パセリ」もフィンネルの代用品としておすすめです。日本でも料理の飾り付けとしてよく使われています。
ポンゴレビアンコ。
アーンド鮭ソテーマスタードソースにパセリ炒め(食いかけ)パセリの臭み消しすげ〜 pic.twitter.com/1xa2oHFKPn— MGU-け™️Racing evangelist (@Kenji_Sawada_) October 12, 2020
パセリにも食材の臭みを消す効果があるので、料理を一層美味しくしてくれますね。スーパーでも手に入りやすいですよ。
☆玉ねぎ
カレーや煮込み料理、炒め物に使う「玉ねぎ」も実はフィンネルの代わりになります。
見た目や使われ方がフィンネルの根元に似ています。玉ねぎなら、常備しているご家庭も多いですよね。
まるごと玉ねぎスープ。
びふぉー。 pic.twitter.com/Gc4d8t0fw8— やさぐれたヌコ (@crazycats007) October 11, 2020
加熱すると甘くなるので、スープや煮込み料理を作る時に使えますよ。ただ、香りや風味は違うので、食感を楽しめればいいという方におすすめです。
■まとめ
・フェンネルとはセリ科ウイキョウ属の多年草のこと。
・フィンネルにはブロンズフェンネルとフローレンスフェンネルがある。
・身体に良く、胃腸薬や漢方に使用されることもある。
・和名で「ウイキョウ(茴香)」と呼ばれる。
・古代ローマやエジプトでは薬草として使用されてきた。
・フェンネルの代用品は以下がおすすめ。
【セロリ・バジル・タイム・パセリ・玉ねぎ】
コメント