ココアパウダーの代用品はコレ!飲むココアなど色々な代わり紹介

ココアが体にいいと聞いたことはあるけど、体にはどんなふうに作用するのでしょうか。
そもそも、どういった成分が有効なのでしょうか。

 

なかなかそこまでわかっているひとは少ないかもしれませんね。

今回はココアがどうして健康に一役買う食品なのか、ココアがないときの代用品はどういったものがあるのかをご紹介いたします。

■ココアパウダーとは?

ココアパウダーはカカオ豆から作られます。

カカオ豆を乾かし、発酵したものを炒ってすりつぶしたものを、カカオマスと呼びます。

このカカオマスから、カカオバターといわれる油分を取り除いて粉状にしたものをココアパウダーと言います。

 

一般的に『純ココア』と言われている物と同じです。

ココアですので、お湯に溶かして飲みたいところですが、このままでは苦いだけであまりおいしいものではありません。

純ココアを飲み物として使うには砂糖や牛乳などと混ぜると飲みやすくなります。

お菓子作りに使われたりもしますね。

 

カロリーは100gあたり271kcal、大さじ1杯(6g)だと16kcalになります。(日本食品成分表より)

純ココア自体のカロリーは意外と少ないことがわかります。

飲みやすくするために甘みや乳成分を加えると、カロリーが高くなります。

■ココアの効果

ココアには食物繊維やカカオポリフェノールなど、健康増進効果の高い栄養がたくさん入っています。

食物繊維はお通じを良くする働きがありますし、カカオポリフェノールの効果で、抗酸化作用も見込めます。

ポリフェノールには体の酸化を抑える働きがあることがわかっています。

 

コレステロールが酸化すると、動脈硬化の原因にもなりますが、酸化を防ぐことでこういった症状を防ぐことができると言われています。

 

血管を強くする作用があるため心臓病予防の効果も期待できます。

 

ポリフェノールや食物繊維の他にタンパク質や、マグネシウムや鉄分といったミネラル分も含まれているので、栄養の補助として取ることもできます。

 

カカオに含まれている苦み成分のテオブロミンは、脳内物質のセロトニンというリラックス作用を導く成分ととてもよく似ています。

 

このことからココアを飲むことでリラックス作用を導くことができます。

 

テオブロミンは集中力をアップさせる働きもあり、認知症予防の期待もされています。

■ココアパウダーの代用

★飲むココア

ココアパウダーに糖や乳成分を入れて、飲みやすくしたものです。

ミルクココアと呼ばれることもあり、成分的には最もココアパウダーに近いと言えます。

 

お菓子などに使うときはそのままでも使えますが、色が薄くなってしまうので、3倍くらい多く入れると同じくらいの色合いになります。

その代わり糖分が多くなってしまうので、砂糖の量はレシピより少なめにするといいですね。

★インスタントコーヒー

香ばしい風味がココアと似ていますが、原料が違うので代用するには好みが分かれてしまいます。

 

飲み物として、リラックスタイムを過ごしたいという時に適しているとは思いますが、健康のために代用するのは、ちょっと方向が違います。

 

コーヒーには気分を覚醒させるカフェインが1杯あたり、60mgほど含まれていますが、純ココアですと10mgになります。

 

ミルクココアですと、かなり少なくなるのでほとんど入っていないと言ってもいいでしょう。

 

お菓子の代用として使うときは、ガナッシュにまぶすなど苦みを主張できるものであれば合いやすいかもしれません。

 

とはいえ、風味は明らかにコーヒーになってしまうので、コーヒーが苦手な人にはあまり向きません。

 

★ミロ

飲むココアと同じで、ココアパウダーに糖や乳成分を入れて飲みやすくしたものです。

ミロは、ミネラルやカルシウムがたくさん含まれているので、栄養価は飲むココアより多いと言えます。

しかし、子どもでもおいしく飲めるようになっているため、かなり甘いです。

お菓子などの代用で使うときは、砂糖を減らして作るようにしましょう。

★板チョコ

ココアと同じカカオ豆から作られるため、風味はかなり似たものになります。

 

粉状のココアとは使い勝手が全く違ってきますので、クッキーやパウンドケーキなど生地に練りこんで作るものに適しています。

 

普通の板チョコですと、砂糖が多く入っているので、お菓子作りの際は砂糖の量を少なめにする必要があります。

カカオの含有率が高いチョコの方が、カカオパウダーで使ったものと風味が似るのでオススメですよ。

 

★プロテイン

カカオ味のプロテインも代用することができます。

その名の通り、タンパク質の補助食品ですので、ココアの代わりに飲んだりお菓子に使ったりすることで足りないタンパク質を補給することができます。

お菓子も食べたいけど、運動もする、という人には体のことを考えられるレシピになりそうですね。

 

 

■まとめ

ココアが体にいいという理由や成分、効果もお判りいただけたと思います。

● 食物繊維が腸内環境を整える
● ポリフェノールが動脈硬化を防ぐ
● 飲むココアやミロで代用するときは、砂糖の量を減らすこと
● コーヒーは香ばしい風味は似ているが、味が全く変わってしまう
● チョコを代用するときはカカオの含有率が高いものがオススメ

カカオ味のものであれば大体代用できますが、砂糖やカロリーに気を付けないといけません。
日常に上手に取り入れて、健康増進に役立てたいですね。

 

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