おろし金の代用は?電動の大根おろし器は使えるのか?

代用・生活

焼き魚にちょっとあるとうれしい大根おろし。
なくても焼き魚は食べられますが、大根おろしが少しあるだけでグレードアップしますよね。
冬におなじみのみぞれ鍋も大根おろしが大量に必要な料理です。
でもそんなとき、おろし金が見当たらない、こんなにたくさんの量をおろすことを考えるとウンザリ、など考えたことはありませんか?
今回はそんなおろし金がないときの代用や、たくさんすりおろしたいときの電動大根おろし器を解説します。

 

 

■おろし金、手動と電動の違いは?

おろし金というと手でひたすら動かすイメージですが、電動の大根おろし器というものも存在します。
大きな違いは「手動か電動か」と、そのままなのですが、具体的な違いを上げていきましょう。

 

・電動は一度にたくさんの大根おろしができる
家庭用の大根おろし器は大体400mlほどの容量で、重さにすると約250gほどの大根が一度にすりおろせるタイプが多いです。
時間にすると数秒の早さでおろせるので、画期的な時短アイテムといえます。

 

・手で降ろすタイプには刃の素材で食感を変えることができる
手で降ろすタイプにはアルミ製やセラミック製、竹でできているものなど素材の種類がたくさんあります。本格的なものには銅でできたものも。

この素材や刃の形状によって、大根おろしの食感が大きく変わります。
きめ細かくしたいときや、ふわっとさせたい、ざくざくさせたいなど、そのときの気分によって変えられるのがポイントです。

 

・使い分けるのであれば、量と時間
電動のメリットといえばたくさんの量を短時間ですりおろせることです。みぞれ鍋といった一度にたくさん使いたいときは断然電動が便利です。

でもほんの少し使いたいときは、機械の出し入れや洗う手間が面倒だと感じるかもしれません。そんな時は手動のおろし金の方が便利ですよね。

風味が飛ぶ前に食べたいから食べる直前に食卓でおろしたい、というときも手動の方がメリットが高いです。

 

 

■ 電動の大根おろし器ってどんな感じ?

投入口に合わせて切った大根を入れるとあっという間に大根おろしができるので、かなり気分よく使えます。手ですりおろしていたときの苦労は一体なんだったんだろう、という感じです。

時間短縮はもちろんですが、すりおろしのときの力がいらないのもいいですよね。電動の大根おろし器を使えば、へとへとになってしまうこともありません。

電動のおろし器には大根おろしに特化したものから、ほかの野菜もおろせるというものまでいくつか種類があります。

大きさもさまざまなので収納スペースをどれくらい取るのか確認も必要です。
また、パーツがいくつかに分かれているので、どこまで分解できて、どれくらい手入れが楽にできるのかもポイントです。

 

 

■ おろし金の代用品

手動から電動までさまざまな種類のあるおろし金ですが、毎日使うものでないとどこかに紛れてしまうことも。
普段使わないから、代用できるものがあればそれで間に合わせてしまいたい、そんな人もおすすめですよ。

☆ アルミ製のスプーン

スプーンを食材に直角に当て繊維に沿って、こそげおとしていきます。たくさんの量を一度に作るのには向いていませんが、少しだけ使いたいときには量の調節がしやすいです。

どの家にでもあるものなので代用としてはおすすめです。ステンレスのスプーンでも大丈夫ですよ。

 

☆ フォーク

大根のような大きなものをおろすのに向いている代用品です。食材の断面を縦横方向に引っ掻いておろしていきます。目の粗いざくざくとした食感の大根おろしができますよ。さらに細かくしたいときは、包丁で細かく刻むといいですね。

 

☆ すりこぎ

ビニール袋に食材を入れて、すりこぎで叩いて繊維をこわして潰す方法で細かくしていきます。ちょっと乱暴と思える作業ですが、すりおろしに使う道具が汚れない、というメリットがあります。あまり激しく叩くと水分と繊維がしっかりわかれてしまいますので、ほどよい力で叩くようにしましょう。

 

☆ 包丁

みじん切りをさらに細かくしていくことで、おろし金を使ったものに近くなります。ちょっと根気のいる作業ですが、少しの量を使いたいときなどは他の調理道具を用意しなくてもいいというメリットがあります。

 

☆ サランラップのカッティング部分

サランラップのカッティング部分は金属でできていて、この部分で食材を引っ掻くことでおろし金の代用として使うことができます。

紙の部分から刃を取って、クルクル丸めて円状にしたものを使うか、2つ折りか3つ折りにしたものを使います。あまり小さくたたんでしまうと持ったとき手に力が入らず、食材を引っ掻くことが大変になってしまうので注意しましょう。

 

☆ 電動ミキサー

さまざまな食材を細かくできる電動ミキサーも代用できます。おろし金よりも細かくなってしまうことが多いので、かける時間を短めにしましょう。
水分が出やすいので、キッチンペーパーなどで濾すといいですね。

 

☆ フードプロセッサー

電動ミキサーに似ていますが、フードプロセッサーは目の細かさを調節できるものが多いので、使い勝手がいいといえます。

 

☆ ピーラー

ピーラーには持ち手にブツブツの突起がついているものがあります。この突起を使ってすりおろせます。食材を持ちての幅に切ってから、擦ると使いやすいですよ。

 

☆ 突起が付いているしゃもじ

ピーラーの持ち手同様、突起がついているしゃもじでも代用できます。ピーラーよりも幅が広い分、使いやすいかもしれません。水分の多いやわらかい食材向きです。

 

☆ バーミックス

潰す、混ぜる、刻むといった作業をアタッチメントを変えて使う調理家電です。持っていない人も多いかと思いますが、あれば食感はおろし金とは違うものの、数秒で細かくなるため簡単にすりおろし作業が完了する優れモノです。

 

 

まとめ

おろし金の代用についてお話ししました。

電動と手動のおろし金は「時間・労力・食感」を考えて選ぶこと
電動のメリットは時間と労力だが、手入れのしやすさを考えるとよい
手動のメリットはさまざまな素材で食感を変えられること。
少しの量を使うときは代用品でも十分間に合う

大根おろしや生姜おろしはなくても料理としては成り立つことが多いですが、薬味を楽しむ和食の文化も大事にしたいですよね。

主役になることはありませんが、あると料理がぐっと引き立ちます。

おろし金がないと諦めずに、日常使えるもので代用しながら食卓に並べられるといいですね。

 

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