みりんのアルコール度数とは?煮切りみりんの作り方も紹介

みりんといえば和食に欠かせないですが、調味料のイメージが強いためアルコールがどれくらい含まれているかは気にしたことがないかもしれません。

江戸時代にはみりんは日本酒と同じように飲まれていたこともある、れっきとしたお酒なんですよ。

今回はそんなみりんのアルコールのことと、煮切りみりんのお話しをしていきます。

 

 

■みりんのアルコール度数

いわゆる本みりんと呼ばれるみりんのアルコール度数は14%ほどです。

日本酒のアルコール度数は15%前後のものが多く、比べても大差がありません。

江戸時代にはみりんは女性も楽しめる、甘みのあるお酒として人気があったそうです。お正月に飲む「お屠蘇」もみりんから作られますよね。

 

 

■みりんとみりん風調味料のアルコール度数の違い

それぞれのアルコール度数を見てみましょう。

みりん・・・14%
みりん風調味料・・・1%未満

みりん風調味料は水あめや砂糖を加えて、みりんに似せた味にした調味料です。

アルコールがほとんど含まれていないことから、酒税がかからず安く買えます。

しかし、アルコールがないことにより食品の素材を柔らかくしたり、煮崩れを防ぐといったことは本みりんに比べると及ばないといえます。

 

 

■本みりん入り料理を子供が食べても大丈夫?

みりんをそのまま飲むことはできませんが、しっかり熱を加えればアルコールは飛んでしまうので問題ありません。

煮物や生姜焼きといった甘辛の味付けのものは子どもも大好き、という家も多いはず。ぜひ食べさせてあげたいですよね。

アルコールが入っていると子どもに食べさせるのにはちょっと不安になってしまいすが、しっかり沸騰させれば飛んでしまいます。

それでも心配、という人には調理の前にしっかりアルコールを飛ばせる「煮切りみりん」の作り方ものせますので、参考にしてくださいね。

 

■和食に必須な煮切りみりんの作り方

おひたしやごま和えなどに使うときには「煮切りみりん」を使うと、アルコール臭さがなくなっておいしく仕上がります。

作り方は、鍋にみりんを入れて沸騰したら1~2分ほど煮立たせれば出来上がりという簡単さです。

煮立たせる以外に直接、鍋の中のみりんに火をつける方法もあります。

沸騰させるよりもアルコールを飛ばす効果はこちらの方が高いですが、火が出るのでやるときは注意が必要です。

少量の場合は電子レンジで沸騰させることでもアルコールを飛ばせます。その際は大きめの容器を使ってあふれないようにしてくださいね。

Youtube ehealthyrecipe「煮切りみりん」

 

 

■蜂蜜のような甘さ!煮切りみりんシロップの作り方

この煮切りみりんをさらに煮詰めていくと、砂糖いらずの甘いシロップになるのをご存知でしょうか。はちみつの代わりにトーストに、ヨーグルトにかけてもおいしく食べられます。

 

作り方は、鍋にみりんを入れて好みのとろみまで煮詰めていくだけです。

量にもよりますが、大体10分弱ほどでしょうか。中~弱火で煮詰めていきます。

保存がきかないので、当日中に食べるようにしましょう。

みりんは砂糖やはちみつと違って血糖値が上がりにくい食品です。甘味をうまく活かして、普段のお菓子作りや、コーヒーに入れてもいいですよ。

 

 

■まとめ

● みりんのアルコール度数は14%
● みりん風調味料のアルコール度数は1%未満
● アルコールを飛ばして作る煮切りみりんで、おひたしやごま和えもグッと味わいが深くなる
● 煮切りみりんのシロップがあれば砂糖の代わりにもなる
みりんが砂糖の代わりに使えるのであればヘルシーですよね。

少し手間ですが、血糖値の上昇に悩んでいる人であれば、普段の砂糖を煮切りみりんに変えることを考えてもいいかもしれません。

アミノ酸のうま味で砂糖とは違った味わい深さが楽しめますよ。

 

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