「リモコンの調子が悪くて、電源が入らないときがある」
「昔使っていたゲーム機を使おうと思ったけど、ソフトが認識されない」
といったお悩みはないですか?
そんなときに「接点復活剤」を使うと、動くことがあるのです!
今回は普段の生活にも役立つ、接点復活剤について解説します。
■接点復活剤に含まれる成分とは?
使われている成分は機械に使われる油の一種でもある、以下のものです。
・鉱物油
・防さび剤
・石油系溶剤
商品として売られているものには、スプレー式と塗るタイプのものがあります。
一般的なものはスプレータイプで、ホームセンターやカー用品店などでも売られています。電子楽器を売っているところでも見かけますよ。
塗るタイプはハケが付属されていることが多く、狙った場所にピンポイントで液剤を付けられます。
■接点復活剤の成分による効果とは?
機械をしばらく使っていると電気の通り道である金属部分に汚れがたまり、うまく電気が通らなくなってしまいます。汚れを取り除き、通電を改善してくれるのが接点復活剤です。
電池と機械の設置部分や、スマホと充電器の接続部分などの金属部分をイメージするとわかりやすいですね。使うことで、以下のような効果が見込めますよ。
・電気を通りやすくして、通電能力を回復させる
・さびを防ぐ役割がある
・摩耗を防ぐ
石油系溶剤が汚れを溶かし、防さび剤がさびを防ぎ、油で設置面をスムースにさせて摩耗を防ぐ、というわけです。
接点復活剤は金属面をリフレッシュさせることで、新品のように通電させてくれる優れモノなのですね。
■接点復活剤はどんなものに使える?
金属部分であれば大概のものに使えます。日常生活に近いものから、ピックアップしてみました。
【家の中のもの】
・リモコンの電池を入れる部分
・ゲーム機のジャック部分
・イヤホンのジャック部分
・時計の電池部分
・テレビのB-CASカードのICチップ
【スマホやパソコン周り】
・スマホの充電部分
・USBのジャック部分
・SDカードの設置面
【楽器系】
・エレキギターなどのジャック部分
・アンプやスピーカーのジャック部分
ほかにも車関係の部品など、さまざまな物に使えます。
子どもがゲームの途中で画面が切れた!と大騒ぎしたことないですか?
電池を入れ替えたばかりの時計がまた止まってしまった、カードがしっかり入っているのに”B-CASカード入れてください”ってエラーメッセージが出る、そんなときは接点復活剤を使ってみてくださいね。
■とても簡単!接点復活剤の使い方を解説
使い方は、スプレー式であれば吹き付けるだけ、液体のタイプであればハケや綿棒などで塗るだけです。
塗るタイプが見当たらない場合、綿棒にスプレーを吹き付ければ同じように使えますよ。
塗る前には、接点の部分のほこりを取り除くようにしましょう。エアーダスターのようなもので、ほこりを吹き飛ばすのもいいですね。
金属部分に塗るときは、機械の電源を必ず切って塗ることも大事です。
■故障の原因になる!接点復活剤の誤った使い方を解説
・プラスチックなどに付かないようにする
プラスチックなどの樹脂やゴムなどにつくと、溶けてしまいますので、気をつけて塗る必要があります。細かい部分には不用意にスプレーを吹き付けないようにしましょう。
・電源やコンセントが入った状態で塗らない
電気が繋がった状態で塗ると、通電して感電の恐れがあります。機械の電気は切る、コンセントから抜く、電池は全て抜くことを徹底して、事故を未然に防ぐようにしましょう。
・商品の表示のとおりに使う
商品によっては若干使い方が異なる場合もあります。表示を確認して正しい方法で塗るようにしましょう。
■まとめ
● 接点復活剤は金属の汚れを取り除いて通電をスムーズにさせるもの
● スプレー式と塗るタイプのものがある
● 設置面の金属以外に塗らないように気をつける
● 塗るときには機械の電源を必ず切る
電池を交換しても動かない、充電がうまくいかない、といったときには接点復活剤で不具合を改善できることがわかりました。
壊れたからといってすぐに新しいものを買わずに、まずは試してみるのがいいですね。
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