片栗粉恐怖症とは?症状や原因・克服方法について徹底解説

片栗粉恐怖症って聞いたことはありますか?

「見るだけでも怖いの?」

「食べるとアレルギー反応が出るの?」

聞きなれない人が多いかと思いますが、この症状で真剣に悩んでいる人がいるのです。

今回はそんな片栗粉恐怖症の症状や、克服方法について解説していきます。

 

 

■片栗粉恐怖症とは?

片栗粉恐怖症とは、触ったときのクククッ、キシッキシッ、ギュッギュという感触を思い出して、我慢ができないくらいの嫌悪感を感じる症状です。

症状としては鳥肌が立つくらいというものから、吐き気を催す、パニック状態になるなど人によって差があります。

食べられるけど、怖くて触れないといった状態ですね。

片栗粉は料理で使う場面も多く、生活に影響が出ることもあります。

職業柄どうしても触らなければならない人の場合は、つらくて退職せざるを得ないという深刻な自体になることもある症状です。

 

 

■なぜ片栗粉恐怖症になるの?

片栗粉恐怖症は限局性恐怖症の一つです。

限局性恐怖症とは特定の対象物や環境などで、どうにもならないほどの不安や、恐怖を感じ続ける状態のことをいいます。

恐怖症は一般的にトラウマのような激しい心的障害を負ったり、怖い場面を見てしまったりしたときに発症しますが、片栗粉恐怖症の場合はきっかけが思い当たらない、という人がほとんどです。

なんとなく触った感じが嫌だ、という気持ちから片栗粉を避けるうちに「嫌な気分」が「恐怖」に変わるようになって、発症することがほとんどです。

発症すると寒気や冷や汗をかく、吐き気を催したりパニック状態に陥ることもあるため、「気分の問題」と簡単に片付けることができません。

完全に治すことは不可能といわれていますが、症状を軽くすることは可能です。克服の仕方を見てみましょう。

 

 

■片栗粉恐怖症は克服できる?

克服の方法として、認知行動療法がとられます。認知行動療法とはリハビリのような治療で、少しずつ触って怖くないことを確認していく方法です。

どんなに症状がひどくても薬を飲むといったことはまずなく、この行動療法で少しずつ慣らしていくようにします。

慣らしていけばいいのだと、素人判断で行うと逆にトラウマのようなひどい症状が出るなど悪化する恐れがあります。

医師やカウンセラーの指導のもとで行うようにすることが重要です。

 

 

■放置は危険?片栗粉恐怖症になったら気をつけること

触れないような症状が出てきたら、なるべく早めに専門外来を受診するようにしましょう。

片栗粉を触らないように避けていればいいや、と放っておくと片栗粉だけではなく、同じ粉類の小麦粉などでも症状が現れてしまうことがあります。

食べる粉類のほかに、農作業で使う石灰や授業で使うチョークも触れなくなってしまうこともあるので、おかしいなと思ったら早めに専門家に相談するようにしましょうね。

 

 

■まとめ

● 片栗粉を触ることを想像しただけで激しい恐怖を覚えるのが片栗粉恐怖症
● 食べることは問題ないことが多い
● 日常生活や業務に差し支えることもある深刻な恐怖症
● 症状が出たら早めに専門家に相談することが大事

あまり聞きなれない恐怖症ですが、真剣に悩んでいる人がいることも事実です。

唐揚げが作れない主婦、チョークが持てない学生、そういった症状を抱えている方もいらっしゃいます。

症状が出たら早めに専門家に相談して、軽いうちに克服できるようにしたいですね。

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