ガラムマサラというスパイスは聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか。
インド料理によく使われるミックススパイスです。
レシピに書いてあるけど、家にない!そんな時に代用できるスパイスを紹介します。
■ガラムマサラって何?
ガラムマサラとは、インド発祥の3~10種類のミックススパイスです。
主にカルダモン、ブラックペパー、クローブ、クミン、コリアンダー、シナモンなどのスパイスが入っていることが多いです。
しかし、配合されているスパイスの種類や配合比は、特に決まりはありません。
ヒンドゥー語でガラムは熱い、マサラは混合物の意味です。
ガラムマサラは仕上げのタイミングで使われることが多いです。
■ガラムマサラの代用品
ガラムマサラが家にない!というときの代用品を紹介します。
★カレー粉
ガラムマサラとカレー粉の大きな違いは、「ターメリック」が入っているかどうかです。
ターメリックが入っているカレー粉はカレーやタンドリーチキンを作る時に代用してください。
それ以外のカレー風味を付けたくない料理には向いていません。
★一味唐辛子・七味唐辛子
辛味のみを足したい場合に代用できます。
一味唐辛子は乾燥した唐辛子と焙煎した唐辛子をあらびきにしたものです。
似ているスパイスとしてチリペッパーは乾燥した唐辛子を粉末にしたもので、一味唐辛子と成分はほぼ一緒です。
一方、七味唐辛子はガラムマサラと同じようにミックススパイスですが、唐辛子のほかゴマや山椒など日本独自のスパイスが入っています。
しかし、ガラムマサラほどは強い香りのスパイスは入っていないのであくまでも辛味を足す役割です。
★クミン
クミンは、ガラムマサラに入っているスパイスの1種です。
香りがとても強く、単体で食べると独特の苦みがあります。
クミン単体で使わずに、スパイスの1つとして使うことをおススメします。
★チリパウダー
チリパウダーもガラムマサラと同様に数種類のスパイスをミックスしているものです。
ガラムマサラはインド発祥ですが、チリパウダーはメキシコ料理やスペイン料理に使われています。
チリパウダーにはパプリカが含まれている点がガラムマサラとの大きな違いです。
■カレー以外でガラムマサラの使い方
ガラムマサラを市販のカレーの風味付けに少し入れると本格的なスパイスカレーに早変わりすることができます。
一方、カレー以外の使い方は何があるのでしょうか。
・ガラムマサラの使い方①臭み消し
肉や魚の下味をつけるときにガラムマサラをもみ込むと、臭みが消えます。
臭み消しだけに使用する場合は少量の使用にとどめてくださいね。
逆に味も付けた例としては、タンドリーチキンです。
鶏肉をヨーグルトとガラムマサラに漬け込み、焼いた料理です。
・ガラムマサラの使い方②ヨーグルトと合わせてソースに
きゅうりや玉ねぎなどの野菜をヨーグルトとガラムマサラと塩を加えたソースで和えるだけでインド料理「ライタ」の完成です。
バーニャカウダのようにソースをディップしてもおいしく食べることができます。
■まとめ
ミックススパイスのガラムマサラは、カレーはもちろんその他の料理でも使うことができます。
少量であれば肉や魚の臭み消しにも使えるのでおススメです。
家にないけどすぐに使いたい!と思ったときは、カレー粉やチリパウダーで代用可能です。
ぜひお試しください。
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