日常ではあまり聞き慣れないエンボスヒーターは、最近人気のレジンクラフトによく使われます。レジン液のように粘度がある液体は気泡が入りやすく、取り除く作業は結構根気がいります。
そこで便利なのがエンボスヒーターですが、一般家庭にあるものではありません。
そこで、エンボスヒーターの代用になる身近なアイテムをご紹介します。
そもそもエンボスヒーターとは?
エンボスヒーターはハンドメイドで使用されるアイテムで、名前の通りエンボス加工をするために作られたハンディタイプのコンパクトなヒーターです。
扇風機やドライヤーと違い優しい風で、クラフトの際に加工しやすいのが特徴です。
種類によって様々ですが、低温なら約120度、高温になると約250度の温風を出し、温度調節可能なものや温度切り替えができるタイプがあります。
エンボスヒーターの役割
★エンボス加工
お手紙やラッピングに使われるエンボス加工は、専用のパウダーを使って浮き上がらせます。その際にエンボスヒーターを使ってパウダーを溶かし、綺麗なエンボスに仕上げることができます。
★プラバン作り
エンボスヒーターは高温の温風が出るため、プラバンを作ることができます。
トースターで熱して作ることが多いと思いますが、形がいびつになることがあります。エンボスヒーターは局部に当てることができるので、綺麗な平に仕上げることができます。
★レジンの気泡を取り除く
元々粘度があるレジン液は気泡が入りやすく、なかなか取り除けません。特に気温が低い冬場はレジン液が冷えて粘度がますので、根気のいる作業で面倒に思う方も多いと思います。
そんな時はレジン液を温めて緩くすることで気泡が抜けてくれます。
↓UVレジンについての記事も書いています。興味ある方はこちらもどうぞ↓
★プラスチック粘土
お湯を使ってプラスチック粘土を柔らかくし、色々な形に加工しますが、お湯を使わずにエンボスヒーターでプラスチック粘土を柔らかくすることができます。
高温のエンボスヒーターを使えば一気に柔らかくなり、こまめに温めることで細かい細工に時間をかけることができます。
★キャンドル作り
人気のキャンドル作りはインテリア代わりになり、気軽にオリジナルキャンドルが作れるキットも販売されているので、自宅でキャンドルを作る人が増えています。
温風を当てることでキャンドルを溶かし、作る際に垂らしてしまっても溶かして拭き取ることも可能になります。
エンボスヒーターの代用品
★ドライヤー
温風を出せるドライヤーはエンボスヒーターと同じような役割があるので、代用品として活用できます。ドライヤーの方が風が強いため、周りの物が飛ばないように注意して使用しましょう。
★湯せん
レジン液は温めると粘度が低くなり、扱いやすくなります。事前に湯煎しておくと気泡が入っても抜けやすく、仕上がりも綺麗になります。
熱くしすぎると作業がしにくく、火傷の危険があるので温めすぎないようにしましょう。
80℃前後の温度がいいですね。
今日は天気が良かったので紫外線硬化レジンで複製三昧。
百均のレジンは万人向けに調整されているので粘度が高いのん。気泡が消えないときは湯煎して粘度を下げると良いぞ!(直火厳禁) pic.twitter.com/TxtwEMVeb6— らっこ@工具スキー (@Old_rakkoman) May 17, 2020
★歯間ブラシ
歯間ブラシにはブラシタイプやシリコンタイプなど種類がありますが、でれも表面張力の強いので、気泡を簡単に抜くことができます。
ブラシタイプの方が細かい気泡を潰せるので、お好みの物を選んで使ってみてください。
もうパッケージも捨ててしまって、中身もバラしてしまったんですが、ダイソーのゴム製歯間ブラシが凄いです!
気泡でお悩みの貴方!貴方!
小さな気泡から大きな気泡まで、これごっそり取れますよ超オススメします!!
どうしてもっと早く気付かなかった僕… pic.twitter.com/fJ1X6cXfnX— sim【青い鳥森林研究所】 (@aoitorinosim) June 1, 2018
★ヘアピン
ヘアアレンジに使われるヘアピンの曲がっている部分を使って気泡を取り除くことができます。気泡がすくいやすい形状なので、大きい気泡から小さい気泡まで綺麗に取り除くことができます。
女性なら持っている方も多いと思うので、ぜひ活用してみてください。
★ライター
粘度があるレジンでも時間が経てば気泡が浮いてきます。1個1個気泡を取るのが面倒な方はライターの火で表面を熱すると気泡が割れるので、仕上がりも綺麗になります。
型や容器は熱に強く作られていないので、レジンにだけ当たるように気を付けて行ってください。
★暖かい物の上に置く
温かいものの上に置くだけで十分レジン液を温めることができます。お湯を入れた容器にラップを被せ、その上にレジンを流し込んだ容器を乗せれば、作っている途中に入り込んだ気泡も取り除くことができます。冬の時期ならカーペットやこたつの上などにおいて温めるのもありですね!
私がよくやってる気泡の抜き方
スープ皿とかに熱湯注いで、その上に少し弛ませたラップをかける
上にモールド置くと、ラップ越しに熱湯に当たるから簡単に気泡抜ける。
ドライヤーより安全で、水が入ることもないし、結構すぐ温まるから埃が入ることもほとんどないからオススメ#レジン知恵袋 pic.twitter.com/d1MugdhaTX— さゃわんむし (@btnkyu) September 25, 2016
★爪楊枝
最もポピュラーな気泡の取り方です。爪楊枝で気泡を挿して潰したり、すくって取り除くことができます。
色が混ざらないようにこまめに取り換えられるので、使い捨てできるので代用品におすすめです。
★気泡を取り入れたデザインにする
気泡が入っているデザインにすると潤い感や海中風な仕上がりになり、デザインとしても人気があります。
大きい泡や小さい泡を組み合わせて配置することで色々な表現ができるので、試してみてください。
今度は赤い宇宙です^ ^
気泡多めのレジンに変えたけどかえって綺麗。。。#レジン #レジン好きさんと繋がりたい #レジン好きな方と繋がりたい #星空レジン #宇宙レジン #星空 #ハンドメイド #クラフト #クラフト男子 #手芸部 #手芸 #ものつくり #アクセサリー pic.twitter.com/OrVZu3en25— あとりえ宇宙工房@塾長 (@uchukobo) October 29, 2017
まとめ
エンボスヒーターがなくても気泡の取り除き方には色々方法があり、ご紹介した身近にある代用品で十分綺麗に仕上げることができます。
コメント