自宅でクッキーやパンを作る時にも、よくコーンスターチを使用している方も多いのではないでしょうか?
増粘剤や凝固剤などの役割があり、様々な加工食品に使用されているコーンスターチ。
そもそもコーンスターチとは何からできているのか、危険性はあるのか、代用できるものがあれば知りたい!そんな方のためにコーンスターチについてご紹介します。
■コーンスターチはなぜ体に悪い?
まずコーンスターチの原料になっているのは、トウモロコシです。そのトウモロコシをすり潰し、デンプンのみを取り除き、乾燥させて粉末にしたのがコーンスターチになります。
①「遺伝子組み換え」
自然由来のものなので、安全そうに思えてしまいますが、日本で販売されているコーンスターチには、海外産のトウモロコシが使われ、害虫に対して強くした、遺伝子組み換えのとうもろこしを使用している可能性があります。この「遺伝子組み換え」が懸念されています。安全性に配慮して、「コーンスターチ(遺伝子組み換えでない)」という食品もありますので、不安な方は確認しましょう。
②「無水亜硫酸」
無水亜硫酸はコーンスターチの保存料で使用されています。コーンスターチの劣化を防いでくれる役割があり他の食材にも添加物として使われているものです。
ただ大量に摂取をすると腹痛や嘔吐やアレルギー反応が出ることがあります。
■コーンスターチを過剰摂取したときの危険性について解説
コーンスターチで危険視されているのは、遺伝子組み換え食品である場合があるということです。
遺伝子組み換えの作物や食品の過剰摂取では、健康被害の疑念を抱く人は少なくありません。
実際に、ラットの実験では「アレルギー」「発がん性」「肝機能障害」のリスクがあると論文が発表され、遺伝子組み換えを避ける人が増えました。
遺伝子組み換えについて様々な論文が発表されていますが、科学的根拠がないためほとんどの論文を撤回されています。
安全性については厚生省も調査し、危険性はない食品となっているため、過剰摂取も敏感になる必要はないでしょう。
■危険性はある?コーンスターチは生食できるのか
コーンスターチはラムネなどの駄菓子やマシュマロ、餅とり粉として大福やお餅のまわりに付いていたりしているので、生でも食べることができます。
単にデンプンを粉状にしているので、特に問題ありません。加熱してないデンプンは、消化分解されるとブドウ糖になって吸収されます。
生の場合は、人によって大量に摂取するとお腹がゆるくなることがあります。
クッピーラムネの原材料名にコンコンコーンコンスタントにコーンスターチ♪(遺伝子組み換えでない) pic.twitter.com/qPZuHNEvC7
— ありぱち@村上信五に恋する鮮やかな日常 (@bnnseven) May 13, 2015
■不安を回避!コーンスターチの代わりになるもの
★片栗粉
片栗粉は家庭に常備している方も多いのではないでしょうか?片栗粉はジャガイモを原料としたデンプンです。コーンスターチと同様の使い方があるので、代用品におすすめです。
★米粉
お米を粉末にした米粉は、デンプンが豊富に含まれています。コーンスターチと同じような軽さがあり、お菓子から料理まで様々な料理に代用できます。
もち米から調味料まで自家製にこだわった #餅つき 。とてもいい場になりました!
毎回頭を悩ませるのが、もちとり粉。もちがくっつかないようにする粉なんだけど、売ってるものは原料がコーンスターチで遺伝子組み換え。
今年は米粉で代用しました。いける。#いとしまシェアハウス pic.twitter.com/jyvs4U9HC7
— いとしまシェアハウス (@itoshimash) December 29, 2017
■まとめ
コーンスターチは昔から使われているように、トウモロコシのデンプンを粉末にしたシンプルな食品です。
賛否両論ある「遺伝子組み換え」ですが、不安に思う方は、原材料をチェックして購入するのがおすすめです。
コーンスターチの代用として、手軽な片栗粉や米粉なども利用してみてください。
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