可愛いデザインのものはインテリアとして、香りのいいものはリラックス効果もあるため、ろうそくは男性にも女性にも人気のあるアイテムです。
自分でも好みの色や香りで作れるので、ハンドメイドが好きな方はよく自作しています。
普段はあまり意識しませんが、停電や災害の時にろうそくはとても貴重なものになるので備えておくといいかもしれません。
そこで色々な場面で役に立つろうそくの代用品をご紹介します。
■ろうそくの原料とは?種類別の原料の違いについて
★和ろうそく
和ろうそくの歴史は古く、室町時代に中国から伝わってきたのが始まりです。
ハゼの実や木蝋などの植物性の蝋を原料とし、い草から取れる芯を燈芯として使用します。
別名、い草は燈芯草と言われるのは燈芯として使用されてたのが由来になっています。
和ろうそくの炎は大きく趣きのある灯りとして親しまれています。和ろうそくの主な特徴は以下になります。
・芯が太く丈夫なため、風に強く屋外の使用にも適している
・点火すると蝋が溶けて太い芯に吸い上げられるので液だれが少ない
・灯りとしてだけでなくお供えやおつかいものの意味があり、お花の代わりにお供えすることがある
・ろうそくの中心が空洞芯になっているため、空気が流れ独特の揺らめきがある
・植物由来のものを使用しているので点火するとほのかにいい香りがする
★洋ろうそく
洋ろうそくは西洋ろうそくとも言い、石油からとれるパラフィンが原料として使用され、和名では石蝋とも言います。
芯には糸を使用し、機械で大量生産が可能なため安価で販売されているので、明治時代以降は洋ろうそくが普及し、高価な和ろうそくよりも安い洋ろうそくはキャンドルとして広まっています。
・炎が小さく、芯が弱いため消えやすい
・香りの付いたものが多く、リラックスできるものがある
■燃えるゴミで大丈夫?ろうそくの捨て方
ろうそくの原料は可燃性なので可燃ごみとして捨てることができます。
その際気を付けなければいけないのが容器です。ガラスや缶など不燃性の容器に入っている場合は分別して捨てましょう。容器のまま湯煎すると蝋が溶けて綺麗に取ることができるので、火傷に気を付けながら取り外してください。
■ろうそくの代用になるものを7つ紹介
★オレンジ+食用油
オレンジの芯を残して中身をくり抜きます。そこに食用油を注ぐことでろうそくの代わりになり、見た目もお洒落でオレンジの香りがほんのり香ります。リラックスや虫よけ効果があり、色々な活用ができるので試してみてください。
オレンジキャンドルの作り方♡ pic.twitter.com/iPisAY9fav
— 海外おしゃれ♡LOVE (@kaigaiosyareser) October 12, 2014
★リップスティック
蜜蝋と言われる蜂の巣から採れる蝋で作られるのが蜜蝋で、リップクリームも蜜蝋や油脂が原料になっています。ろうそくで使用される蜜蝋は香りもよく、和ろうそくの原料にもなっているので安定した灯りなので是非活用してみてください。
明日登山に行くので、遭難時用に簡易着火剤作り。
リップクリームとキッチンペーパーで、蝋燭もどきが完成です。
ライターとセットにして携行します。#サバイバル #火おこし #着火剤 pic.twitter.com/eXa8QwoD9w— 下釜@ヴィーガンパン職人 (@simo_runchannel) October 12, 2019
★廃油
揚げ物で使用した油はこし器に入れて数回使用してから捨てる方が多いと思います。油はそのまま捨てることができず、ちょっと面倒ですよね。その際はろうそくとして利用してみてください。
凝固剤を混ぜればろうそくになり、そのまま油に芯を差し込むとランプになるので再利用できます。
揚げ物に使った廃油で
蝋燭を作ってみました♪ pic.twitter.com/yQ41uT1MtX— ちふたん@蒼天縫操の適応障害 (@CHIEF747P) May 16, 2019
★クレヨン
クレヨンの原料は石蝋、つまり洋ろうそくと同じ原料のパラフィンでできています。そのためクレヨンに直接火を点けることが可能になり、15分戦後灯すことができ、ろうそくの代用品として活用することができます。
In case of emergency, a crayon will burn for 30 minutes.
緊急事態が起きたときに。クレヨンは30分燃える。災害時に役立つかもしれない知識。 pic.twitter.com/xwYckmKh6m
— Easyrote 究極英単語・英会話 (@EasyroteJP) May 29, 2015
★紙パック
紙パックを利用することでろうそくの代用になります。火は上に燃えるのでなるべく立てることが大事です。そのため蛇腹に折って先端に火を点けると燃えやすい紙パックでもゆっくり燃えてろうそくの代わりになります。
ロウソクも懐中電灯もなくて困ってたら
友達が手軽にあかり確保するやり方教えてくれた!!
紙パックすごいぞ(( °_° )) pic.twitter.com/HkKOOBJTH4— こすも名人 (@CosmoLittle) September 6, 2018
★ツナ缶
ツナ缶は賞味期限も長く自宅にストックしていることも多いのではないでしょうか。ろうそくが高級なものとして扱われていた時代は魚油を利用して灯りを点けていました。同じく魚油のツナ缶に芯を差し込むことでろうそくの代わりになります。
これご存知?ツナ缶に穴を開けて脱脂綿とか入れて火をつけると蝋燭みたいになるんだって。終わったら中身のツナは普通に食べられるとの事
ふーんφ(..) pic.twitter.com/ezc6KU3O0F
— しょぼんぬ捜査一課長 (@rain0613) October 11, 2019
★バター
バターの油脂を利用してろうそくの代用ができます。自衛隊のサバイバル術でも活用されている方法で、バターに直接芯になるものを差し込めば簡単に使用できます。
■まとめ
ろうそくの代用品としてご紹介したものは身近なものばかりで、災害時にも役立つものとして実際に使用されているものもあります。
ろうそくを常備していても災害時は予測できないことばかりなので、知識として覚えておきましょう。
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