お菓子作りに使われるベーキングパウダーを常備している方も多いのではないでしょうか。ただ、あまり使う頻度が少ないため、余ってしまうことも少なくない食材です。
次に使うかも、いつか使うだろうと取っておいて、いざ使おうとしたとき、賞味期限切れなんて経験もあると思います。
そこで、ベーキングパウダーの賞味期限や、賞味期限切れのベーキングパウダーの使い道もご紹介します。
■ベーキングパウダーの賞味期限は?未開封や開封後の違いも解説
未開封であれば1~2年程度、状態が良ければ3年ほど使うことも可能です。
特に、密閉されて小分けになっているものは湿気の影響を受けにくく、保存状態が良好のため、賞味期限を超過しても使える場合があります。
レンジ蒸しパンがまるで膨らまない
やはりベーキングパウダー(賞味期限去年の九月)原因かーー古いとふくらまないんですってよ pic.twitter.com/mzr70Loaxu
— まい (@MemoMaiko) April 18, 2021
開封後の賞味期限は、半年~1年を目安に使い切るのがいいでしょう。1度開封してしまうと密閉性が悪くなることで湿気を吸い、空気に触れたりすることで発泡の作用が失われてしまいます。
そのため、膨らし粉の役割がなくなり、使用時にうまく膨らまないことがあります。基本的にベーキングパウダーが腐ることはありませんが、湿気でカビたり、粉ダニが発生してしまう場合がありますので、開封後は早めに使い切りましょう。
レンジ蒸しパンがまるで膨らまない
やはりベーキングパウダー(賞味期限去年の九月)原因かーー古いとふくらまないんですってよ pic.twitter.com/mzr70Loaxu
— まい (@MemoMaiko) April 18, 2021
■ベーキングパウダーの賞味期限を長持ちさせるためにできること
冷凍保存は長期保存に向いた、保存方法の定番だと思っている方も多いと思います。湿気に弱いベーキングパウダーの場合、温度変化で水蒸気が発生してしまうため、常に常温で保存するのが長持ちさせるベストな方法です。
なるべく温度変化や湿気の少ない冷暗所で保存するのがよく、冷蔵庫や冷凍庫の保存は避けましょう。
■賞味期限切れベーキングパウダーの使い道はある?
・脱臭剤
ベーキングパウダーの主成分は重曹です。重曹には脱臭効果があり、生ごみにふりかけたり、ベーキングパウダーを水に溶かして、ごみ箱の拭き掃除などに活用できます。
・水回りの掃除
そのまま排水口にふりかけて30分程放置して洗い流せば、排水口のぬめりが綺麗に取れます。また、ベーキングパウダーは研磨剤の役割もあり、少量の水を加えてペースト状にし、水垢などを擦れば綺麗になります。
・コンロ周りの掃除
ベーキングパウダーはアルカリ性の性質を持っているため、油汚れに効果があります。ペーキングパウダーを水に溶かして五徳などを浸し、ブラシで擦るだけで綺麗になり、その水でコンロ周りを水拭きするのも効果的です。
■賞味期限切れベーキングパウダーの確認方法
ベーキングパウダーの鮮度確認を初めてやってみたけど、新品と古いのを比べるとこんなに威力違うんだ・・・。
でも、ベーキングパウダーなんてパンケーキを毎日のように焼かない限りなかなか使わないから、1缶使い切れない。 pic.twitter.com/O9mWI83EYl— 花彫風月 (@moonheart9791) August 15, 2015
・耐熱容器またはマグカップなど
・ベーキングパウダー・・・小さじ1/2程度
・水・・・50cc
<確認方法>
小さじ1/2のベーキングパウダーを耐熱容器に入れ、お湯を注ぎます。シュワシュワした泡が立てばまだベーキングパウダーの発泡作用があり、しようすることができます。
一向に泡が立たない場合は、残念ながらベーキングパウダーの役割がなくなり、使用することはできません。
■まとめ
ベーキングパウダーはお菓子作りに欠かせない食材ですが、いつ開けたか分からないなんてこともあると思います。
そんな時は、ご紹介した確認方法で使えるか簡単に見分けられるので、ぜひ活用してみてください。
ベーキングパウダーの膨らまし粉の役割がなくなっても、掃除や脱臭に活用できるので、試してはいかがでしょうか。
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