コーンスターチとは?原材料や栄養成分についてご紹介

あまり家庭に常備することのないコーンスターチ。棚の奥に眠っているなんて方もいるのではないでしょうか。

最近は健康志向が高まったことで食品の選び方が変わり、コーンスターチを利用する方も増えています。そんな気になるコーンスターチの原材料や、栄養成分についてご紹介します。

 

 

■コーンスターチとは?原材料について

販売されているコーンスターチのほとんどは、「トウモロコシ」と「酸化防止剤(無水亜硫酸)」の2種類の原料で作られています。

トウモロコシはアメリカ産の物が多く、主に家畜の餌やコーンスターチの原料に使用される「デントコーン」や、もちもちとした強い粘りが特徴の「ワキシーコーン」が使用されています。

国産のコーンスターチになると生産しやすい「スイートコーン」が使われたり、オーガニックのコーンスターチは「酸化防止剤(無水亜硫酸)」が添加されていません。

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■コンスターチにはどんな成分が含まれている?

原料のトウモロコシからデンプンを取り除くため、脂質やタンパク質はほとんど含みません。

加工で残る成分は「デンプン」を中心に「ミネラル類」を含んでいます。

小麦粉の特徴であるグルテンを形成しないグルテンフリー食材として活用されたり、糖質制限やグルテンフリーの食事にも小麦粉の代用に使用することがあり、小麦粉よりサクッとした食感と軽い口当たりになります。

 

 

■コーンスターチの成分は何が一番多い?

コーンスターチはトウモロコシを原料にデンプンのみを取り出しているため、炭水化物が全体の9割近くを占め、デンプンの含有量は全体の85%以上です。

コーンスターチに含まれる炭水化物は多糖類の「アミロペクチン」「アミロース」からできています。

この2つの成分はお米やもち米などにも含まれ、「アミロペクチン」が粘りを作り、「アミロース」が硬さを作っています。

炭水化物と聞くと糖質が気になりますが、「アミロース」は難消化性デンプンである「レジスタントスターチ」に分類されます。

 

 

 

■コーンスターチにはどんな栄養成分が含まれている?

リン
あまり聞き慣れないと思いますが、体内のミネラルの中でカルシウムの次に多い栄養素です。カルシウムやマグネシウムと結合し、歯や骨の元になります。

 

クロム
主に、体内で糖や脂肪の代謝を助ける重要な役割があり、別名「代謝のミネラル」とも言われています。不足すると血糖値の上昇を招き、疲れやすくなったり、体力の減衰に関わります。

 

モリブデン
体内での代謝や毒素を分解する酵素の成分として、肝臓や腎臓に多く存在しています。鉄分の利用を促し、造血作用を促進するモリブデンは「血のミネラル」とも言われています。

 


赤血球のヘモグロビンを作るために鉄を運ぶ重要な栄養素です。さらに、体の様々な酵素の元にもなり、活性酸素を除去する働きや、骨の形成を助ける役割があります。

 

 

■まとめ

コーンスターチは1度にそれほど多く使わないため、栄養素や原材料を知らなかった方もいいのではないでしょうか?

最近注目されているレジスタントスターチが含まれているため、小麦粉の割合を少なくてコーンスターチを使用するだけで糖質が抑えられます。

機会があれば、コーンスターチを活用してみてはいかがでしょうか。

 

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