ハンバーグのレシピに必ずのっているスパイスといえばナツメグですよね。
ハンバーグのために買っても、余らせてしまうことが多いですよね。
「いつに買ったんだっけ?」と表示を見たら賞味期限をかなり過ぎていた、そんな経験をしたこともあるのではないでしょうか。
今回はナツメグの香りや味、ハンバーグ以外の使い方について紹介します。
■ナツメグとは?味や香りについて解説
ナツメグとはインドネシア原産の、ニクズク科の木にできる実の種の部分です。
辛いといった味はありませんが、そのまま食べると少し苦味があります。
加熱すると苦味は消えてしまうので、気になりません。
スパイシーでいかにも香辛料という、オリエンタルな香りがします。
スパイシーさの中にあるやさしい甘い香りが特徴で、食材の臭みを消したりうまみを引き出したりする目的で使われることが多いです。
■万能スパイス!ナツメグの基本的な使い方とは?
加熱すると香りが立つので下味に使い、加熱調理します。
最も相性がいいのはひき肉料理。
ハンバーグやロールキャベツ、ミートボールなどをつくるときに一緒に混ぜてから料理します。
乳製品の臭いを穏やかにしたり、野菜の青臭さを抑えたりすることもできて、おいしく仕上げることもできます。
クッキーなどのお菓子に入れて作ると、甘い香りが引き立ちます。
加熱しすぎるとせっかくの香りが飛んでしまうので、カレーやシチューなどには仕上げに入れて、ひと煮立ちさせて完成させるといいですね。
■ナツメグの使い方で気をつけること
入れすぎに注意することが必要です。
ナツメグは食べ過ぎると、中毒症状をおこすことがあります。1日1g程度にとどめ、どんなに多くても1日4g以下を守るようにしましょう。
海外ではナツメグ2個(6g×2)を食べた男の子が亡くなっています。
日本でもハンバーグやハヤシライスに1瓶入れて食べたら、救急車で運ばれる事態になった人もいますよ。
レシピ通りに入れるようにしましょう。
■おすすめ!ナツメグの意外な使い方
★肉料理の臭み消し
ハンバーグやミートボールといった、ひき肉料理の臭みを消すことに使うことが多いですがかたまり肉にも使えます。
唐揚げの下味に入れたり、ハニーマスタード焼きに入れたりすれば甘味をぐっと引き締めてくれます。
中華料理の麻婆豆腐などにも少し入れると、風味がアップします。
★野菜の青臭さを取る
ポテトサラダを作ったときに、じゃがいもの青臭さを感じたことはありませんか?
ナツメグを入れるとじゃがいもの青臭さをなくして、風味を良くしてくれますよ。
じゃがいもだけではなくほかの野菜にも使えます。野菜の青臭さを感じるときは、ぜひ使ってみてくださいね。
★お菓子の風味付け
クッキーなどバターや牛乳を使うお菓子は、ミルクの独特の臭いが気になることがありますよね。
そんなときにはナツメグをひと振りすると、臭みを消してくれますよ。
振りかけたときに気になるスパイシーな香りは加熱すると飛んで、ナツメグの甘い香りだけが残ります。
■まとめ
● ナツメグはスパイシーな香りとやさしい甘みのある香りが特徴
● そのまま食べるとほんのり苦みを感じるが、加熱すると甘味だけが残る
● 使いすぎると中毒症状を引き起こすので、使用量に気をつける
● 肉だけではなく野菜やお菓子にも使える
ナツメグはスパイシーな香りと、甘い香りが特徴のスパイスであることがわかりました。
臭みを消す役割があるため、ひき肉料理に使われることが多いです。ほかの肉料理や野菜などに使うことができるのも、使い切るポイントになりそうですね。
いつもは余ったままのナツメグを最後までしっかり使いきれるように、上手につかいましょう。
コメント