とろみをつけるのに使ったり、唐揚げに使ったりすることのある片栗粉。
でもダイエットしているときには避けたほうがいい食材なのでは、と気にする人もいますよね。
片栗粉がダイエットに与える影響と、おすすめのレシピを紹介します。片栗粉も上手につきあえば、太らずにおいしく食べられますよ。
■片栗粉の摂り過ぎは太る?1日の適切な摂取量について
片栗粉はじゃがいものデンプンからできる炭水化物です。
炭水化物といえば、ダイエットには避けたい栄養素として知られています。代表的な食べ物として、ご飯やパンなどがあげられていますよね。
そのなかでも糖質は炭水化物から食物繊維を引いたもので、糖質量が多いとダイエットには不向きとされています。
片栗粉の100gあたりの糖質量は81.6gです。
小麦粉(薄力粉)は100gあたり73.4gですから、比べると多いことがわかります。
1日当たりに必要な糖質量は
成人女性は270g
成人男性は330g
ダイエット中はなるべく避けたいですが、イライラや口臭がひどくなる、疲れやすくなるといった症状も出てきますので極度に避けるのは体のためにもよくありません。
■ダイエット中に片栗粉を食べても大丈夫?
100gあたりの糖質量を見てしまうと避けたほうがよさそうですが、実際に100g使うことはほとんどありません。
とろみをつけるのであれば、大さじ1杯くらいが平均使用量といえます。そう考えると、大さじ1杯9gなので糖質は7.2g、カロリーは30キロカロリーほどです。
普段の生活なら気にしすぎることはない量ですよね。
そうはいってもダイエット中であれば、入れすぎに気をつけたほうがいいことも事実。
注意したい料理はチヂミやあんかけ料理、わらび餅です。片栗粉は粉からかけ離れた状態で料理に出されることが多いため、無意識のうちに食べてしまいがち。
チヂミなどはご飯と合う味付けで食べられるため、チヂミ+ご飯のダブル炭水化物になりやすく注意が必要です。
■低カロリーで片栗粉の代用になるもの
★サイリウム
オオバコダイエットという言葉を聞いたことがありますか?サイリウムとは、このオオバコを使った粉のことをいいます。
サイリウムには糖質が少ないため、糖質制限をしている人にはピッタリの代用品です。食物繊維が豊富なことから、便通がよくなったという声も聞かれますよ。
片栗粉よりも固まりやすいので、同じように使うとお団子のようになってしまいます。様子を見ながら少しずつ水に溶くと上手に仕上がります。
★粘りのある食材
とろみをつけるのであれば、粘りのある食材も使えます。オクラやモロヘイヤといった食材を一緒に煮込むことで、とろみがつきますよ。
野菜を一緒に食べられて見た目も鮮やかになります。食材が増えることで、食べ応えがあるのはうれしいポイントですね。
★おからパウダー
唐揚げなど揚げ物に使う代用品としておすすめです。
豆腐を作るときにできるおからは、食物繊維が豊富で栄養もあります。パウダー状になっているため、日持ちしやすく使いやすいのも特徴ですね。
水分を含むと膨らむため、食べたときの満足感も高い食材ですよ。
■片栗粉を使ったダイエットにおすすめのスイーツレシピ
おから餅
<材料 (5個~6個)>
おから・・・100g
牛乳・・・100cc
片栗粉・・・大さじ5~6
■ ~たれ~
お酒・しょう油・・・各大さじ2
砂糖・・・大さじ4
1・たれ以外の材料をすべて混ぜます
2・程よい大きさにまとめて平らにして、多めの油を入れたフライパンで焼きます
3・油をふき取って、たれの材料をいれて煮絡ませて出来上がりです
「クックパッド 旨いよ~♪もっちもちおから Anko」
旨いよ~♪もっちもちおから by Anko
こねて焼くだけの簡単レシピです。
おからだけだとモソモソして食べづらいですが、片栗粉がうまくまとめて、モチモチとした食感にしてくれるのがポイントです。
きな粉クッキー
<材料>
豆乳・・・20cc
きな粉・・・10g
砂糖・・・5g
片栗粉・・・15g
1・粉類をボウルに入れます
2・豆乳をいれて生地をまとめます
3・綿棒で厚さ2~3mmまでのばしてアルミホイルにのせ、切れ目をいれます
4・強火にしたグリルで5分ほど焼きます
5・片面グリルの場合はひっくりかえしてさらに1~2分焼いて完成です
「クックパッド オーブン無しで!きなこクッキー くりかぼちゃん。」
オーブン無しで!きなこクッキー by くりかぼちゃん。
オーブンがなくても、魚焼きグリルで作れるクッキーです。もちろん、焼く工程はオーブンやトースターでもできますよ。豆乳は牛乳でも代用できます。
混ぜて焼くだけの簡単クッキーですので、ぜひ試してみてくださいね。
■まとめ
● 片栗粉は炭水化物で食べ過ぎると太る原因になる
● とろみをつける程度であれば、大した量ではないので気にすることはない
● 片栗粉を代用したいときは調理法に合わせたものを使うとよい
● ほかの食材と組み合わせることで、ダイエットにもおすすめのスイーツができる
片栗粉はほとんどが糖質のため、食べ過ぎると太ってしまいます。
とろみを付けるときの量は多くありませんが、どうしても糖質をカットしたいときは少量を使う、代用品を使う、といった工夫で調理出来ますよ。
ダイエット中は、片栗粉などの粉類を上手に使いこなすのがコツですね。
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