片栗粉遊びという言葉を聞いたことがありますか?
小さな子どもを持つ家庭や保育園で、注目されている遊びなんですよ。家にあるもので簡単にできる遊びなら、やってみたいですよね。
今回は片栗粉遊びが子どもの成長にどのようにかかわるのか、片栗粉を使った遊びにはどのようなものがあるのかを紹介します。
■片栗粉遊びは子どもにおすすめ!
片栗粉遊びは感触遊びの一種で、
「視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚」
の五感を使う遊びだからです。
五感を最大限に使うことで、好奇心が旺盛な子供に育つといわれています。
反対に感触遊びをしてこなかった子はチャレンジする気持ちが少なく、何事にも怖がる傾向があるようです。
感触遊びはほかに、どろんこ遊びや粘土遊びといったものがあります。感触遊びは子どもの成長にいい影響を与えますが、怖がる子に無理にやらせるのは逆効果。
少しずつ興味を持たせることから始めるといいですね。
片栗粉を使った遊びは、家にあるもので手軽にできる、口に入れても安全、といったメリットがあります。
■安全で簡単!片栗粉スライムの簡単な作り方
片栗粉に水を入れるだけでできる片栗粉スライム。子どもと一緒に作ると、もっと楽しめますよ。
2・水を少しずつ足していく
3・よくかき混ぜる
4・混ぜている途中で片栗粉がいったん固まって、少し時間が経ったときにドロドロの液状になったら完成
どれくらいでスライムになるのか、ワクワク感もありますよね。
計量カップを使って水の体積の概念や、いつも飲んでいるコップの水と比べてどれくらいなのか、なども遊びながら学べますよ。
■カラフルで楽しい!片栗粉風船スクイーズの作り方
・片栗粉のみを使うやり方
じょうごかペットボトルを使います。
ペットボトルを使う場合は底をハサミで切って、じょうごの代わりにして、風船の中に片栗粉を入れていきます。
中の空気を抜いて、口を縛れば完成です。
・片栗粉と水を使うやり方
片栗粉と水を同じくらいの量にして、風船に入れます。
入れ方は上のように、じょうごやペットボトルを使えば簡単にできますよ。
どちらも握った感触が面白いですが、水を入れた方が風船を握った時の感触が大きく変化します。
風船に毛糸などで髪の毛のようなものをつけたり、人形用の目玉をつけても面白いですね。
何かを貼り付けたときは、取れて口に入らないように気をつけましょう。
ゴム風船は引っかいたりすると、裂けてしまうことがあります。中身が出てしまうと大変なので、最初に風船を2重にしておけば安心ですよ。
■片栗粉でできる粘土遊びについて
片栗粉と水を1:1の割合で混ぜて作ります。
混ぜた後に絵の具などで色を付ければ、たくさんの種類の粘土ができますね。市販の粘土にはない色が作れますよ。
自分で色を作ることで、2種類の色を混ぜ合わせて1色を作るという面白さもあります。
絵具は食べられるものではないので、いろいろなものを口に入れてしまうような子には食紅などで色をつけましょう。
子ども自身が水を足して、固さの調節をすることができるのが面白いですね。
水が多い緩めのもので池の水のようなものを作ったり、固めのもので背の高いタワーのようなものを作ったりも思いのままですよ。
■片栗粉遊びの片付け方法や捨て方
粘土や片栗粉だけをつかった風船スクイーズであれば、そのまま燃えるごみとして捨てられますが、問題は水が混ざったものですよね。
片栗粉スライムは水と粉が分かれるまで待って、水だけを先に捨てます。
そのあとに片栗粉をごみとして捨てます。使い捨てのどんぶりなどで遊べば、容器ごと捨てられるので楽ですよ。
遊んでいる途中で床が汚れないようにブルーシートを敷いたり、新聞紙を敷いたりする工夫をすれば掃除が簡単に済みます。
子どもの体も汚れるので、遊んだ後はすぐにプールやお風呂に入れるといいですね。
■まとめ
● 片栗粉遊びは感触遊びのひとつ
● 感触遊びは子供の好奇心を育てるのに最適な遊び
● 絵の具などで色をつけると色への興味も沸く
● 遊ぶときはシートを敷く、使い捨ての容器を使うなどの工夫で片付けが楽になる
手で触ったり握ったりするような遊びは、子どもの脳を活性化させます。家にあるもので簡単に作れるので、手軽なのも嬉しいですよね。
手作りおもちゃで、子どもも大人も楽しみましょう。
コメント