甘みが特徴の調味料のみりんと砂糖。どちらもご家庭で使う定番の調味料ですが、それぞれ味や風味、役割も違います。
料理に甘みを加えるといった用途で使いますが、中にはカロリーを気にしてみりんを使う方もいます。
では、みりんと砂糖の役割や使い方のコツ、カロリーの差はどのくらいあるのか、詳しくご紹介します。
■みりんと砂糖それぞれのカロリーは?
みりん大さじ1は18gでカロリーは43kcal、砂糖(上白糖)大さじ1は9gでカロリーは35kcalです。
大さじで見れば砂糖の方がカロリーが低いですが、重量がみりんの半分なので重量で計った場合は、みりんの方がカロリーが低いことになり、割合としてみりんの方が30%カロリー低いことになります。
ダイエットや健康を気にしている方は、参考にしてみてください。
|-`).。oO(ここだけの話本みりんには9種類のアミノ酸が含まれていて疲労回復効果だけじゃなく腸内環境を整えたり美肌効果や髪のツヤとハリを与える効果もあるんだってそれに甘いけど砂糖よりカロリーが約30%低いからダイエットしてる人には最適かもしれないよ) pic.twitter.com/U13Vnj3BoD
— やっさん@戸田みりん(らぁめんもやってます) (@gu1496) August 9, 2019
■みりんと砂糖の料理に入れるタイミングやコツ
★みりんの役割は?入れるタイミングやコツ
みりんには煮崩れ防止、照り艶出し、臭み消しの役割があり、自然な甘みや深みやコクを出してくれる調味料です。
メインの味付け調味料としてではなく、みりんもつ役割を利用した、脇役としての使い方が一般的です。
みりんにはアルコールを含む本みりんがあり、アルコールを飛ばすために一番最初に入れます。
一方アルコールを含まないみりん風調味料は、最後に料理に加えると風味が残り、料理全体がまとまった仕上がりになります。
ですが、例外としてみりんは肉を硬くする作用があるので、肉を使った煮込み料理は最後に入れるのが好ましいです。
今日の夕ごはんは煮物を作りました。美味しくできたけど、にんにくを入れすぎて作っている途中で気分が悪くなってしまった……。
にんにくって食べすぎると体調悪くなることはあるあるなんですね。
豆知識:煮物は最初、みりんと砂糖で煮込んでから最後に醤油を入れると味が染みます。一度冷ますと尚○ pic.twitter.com/5ta17XDn3m— 暁姫 (@akatsukihime8) August 9, 2020
★砂糖の役割は?入れるタイミングやコツ
癖がなく香りもない砂糖は、シンプルに甘みをつけたい時に使用します。
甘みをつけるために使用する調味料の代表ですが、素材を柔らかくしたり、他の調味料を染み込ませる重要な役割もあるので、肉料理に向いています。
そのため、料理の基本調味料「さしすせそ」でもあるように、砂糖は一番最初に料理に加えるのがいいとされています。
【料理のさしすせそ】
さ→砂糖
し→塩
す→お酢
せ→醤油
そ→味噌甘味を最初に入れるのは、塩味より味が入りにくいからです。それに味も尖りにくいので調整しやすい。酢、醤油、味噌は風味が飛ばないように後入れ。
調味料を入れる順番を気にすると料理は3UPくらい美味しくなります(`・ω・´) pic.twitter.com/dJMNieCTfk
— かえる@シェフのおうちごはん(`・ω・´) (@kaeruchef) January 29, 2021
■みりんと砂糖はお互いに代用できる?
みりんと砂糖はそれぞれ役割が異なるので、調理効果を期待する場合はお互いに代用としては不向きです。
ですが、緊急用として甘みを加えるだけであれば、代用として使用できます。
砂糖がない時甘さを加えたい時には、「砂糖大さじ1」に対して「みりん大さじ1と1/2」で同じくらいの甘さになります。
砂糖とみりんはそもそも甘さの質や風味も異なるので、様子をみながら加え、あくまで緊急用の時に使用するようにしましょう。
■まとめ
砂糖の代わりに敢えてみりんを使用する方も多く、カロリーを気にするのであれば、とてもいい選択だと思います。
みりんと砂糖それぞれの役割や使い方が異なり、料理によって使い分ければ美味しく仕上げることができます。
みりんと砂糖を使った料理を作る際は、ご紹介した内容を参考に作ってみてください。
コメント