料理のアクセントになるケッパーは、塩味や酸味が効いていて、味を引き締めたり深みを出してくれる優れた食材です。
フランス料理やイタリア料理によく使われ、見た目もおしゃれな仕上がりにしてくれるのも魅力です。
そんなケッパーを使って本場の味を楽しみたい方に、どんな料理に加えればいいのか、ケッパーの使い方をご紹介します。
■おすすめのケッパーの使い方を紹介
★魚料理
バターソテーやアクアパッツァなど、まろやかな風味の味付けが多い魚料理は、ケッパー独特の風味がアクセントになり、味を引き締めてくれます。
また、ケッパーの独特の風味になっているカプリン酸は、魚の臭み消しになるだけでなく、解毒作用やデトックス効果があります。
そのため、本場のフレンチやイタリアンでも、生魚を使ったカルパッチョやマリネに使用されます。
★肉料理
煮込みやステーキのお肉を使った料理は、アクセントになるケッパーを加えるだけでおしゃれな高級料理のような仕上がりになります。
ケッパーの酸味や塩味が口の中で弾け、いつもよりワンランクアップします。
肉の臭みを取る効果もあり、ハンバーグやミートローフなどの挽き肉でもケッパーを使うことができます。
さて ランチ担当のあたしのメインは
豚ロースのカットステーキ トマトソースです トマトソースの上にカットステーキと絹さやを乱盛りに ケッパーが良い仕事します pic.twitter.com/MAL3vquWCI— 昭和酒場コタツ (@kotatsu200911) May 15, 2016
★パスタ料理
イタリアンの定番と言えばパスタ料理ですね。
トマトとケッパーの相性がよく、本場のフランスやイタリアでもトマトと一緒に使うことが多く、ブッタネスカというトマトとケッパーを使ったパスタ料理があります。
他の食材の邪魔をしないケッパーは、どんなソースとも相性がよく、塩味が強いので塩抜きしたりソースの塩分を加減して加えれば、本場のパスタに仕上がります。
■万能ケッパーを使った本場のソース
★レムラードソース
冷製ジャンボシュリンプ レムラードソース。レムラードソースはマヨネーズにマスタード、パセリ、ケーパー、チャービルなどを加え仕上げにアンチョビで風味をつけたソースとありましたが、こちらのお店はオリジナル風味。ピリ辛でセロリたっぷり!美味 pic.twitter.com/fVUbftuIj0
— macha (@machakoara100) March 14, 2015
マヨネーズやゆで卵をベースにしたフランス料理のソースです。エビフライやチキンや魚のソテーなどによく合います。
クリーミーな味わいに、マスタードやケッパーの酸味が加わりさっぱりと味わえます。材料を混ぜるだけなのでとっても簡単です。
<材料>
・マヨネーズ・・・150g
・マスタード・・・50g
・ゆで卵・・・2個(みじん切り)
・タマネギ・・・100g(みじん切り)
・ケッパーの酢漬け・・・4g(みじん切り)
・アンチョビ・・・8g(みじん切り)
・ハーブ・・・1g
・レモン汁・・・3g
・塩コショウ・・・少々
★タプナードソース
カリカリに焼いた
グリルドチキンと
タプナードソース。
ニンニクとオイル、
ケッパー、オリーブ、
アンチョビを潰して、
混ぜてソースを作る。
By シェフ・ゴロー#チキン #グリルチキン #男子ごはん #手作り料理 #自炊 #料理 pic.twitter.com/ENco1aZW1x— 横山 ゴロー (@gorokabsa) November 2, 2020
オリーブの実をふんだんに使ったフランスの万能ソースです。
バケットやオードブル、パスタと和えるだけで本場の味が楽しめます。
保存も効くソースなので、作り置きしてお肉やお魚料理に添えても美味しく召し上がれます。
ミキサーで撹拌するだけの簡単ソースなので、冷蔵庫に常備して色々な料理にアレンジしてみてください。
<材料>
・ブラックオリーブ・・・100g
・グリーンオリーブ・・・100g
・ケッパー・・・40g
・ニンニク・・・3g
・アンチョビ・・・3本
・オリーブオイル・・・60cc
・タイム・・・2g
★サルサヴェルデソース
今日からオススメメニューに冷製鴨のロース サルサヴェルデソースが加わりました。サルサヴェルデソースはパセリとケッパー、アンチョビをペーストとしたソースです。
ジメジメした時期にサッパリと食べられ、そしてビールに良く合うフードです。
皆様のご来店スタッフ一同お待ちしております。 pic.twitter.com/J77OG1lC3E— BBB -ブラッセリー ビアブルヴァード- (@Beer_Blvd) June 11, 2019
グリーンソースとも言われるイタリア生まれの万能ソースで、本場では茹でたお肉に欠かせないソースとして親しまれています。
イタリアンパセリをメインにアンチョビやケッパーが効いていて、フレッシュな味わいです。材料をミキサーで撹拌するだけのお手軽ソースなので、ぜひお試しください。
<材料>
・パセリの葉・・・10g
・ケッパー・・・10g
・アンチョビ・・・1本
・ワインビネガー・・・10ml
・オリーブオイル・・・40ml
・ニンニク・・・少々
★ラヴィゴットソース
豚肩ロースのソテー ラヴィゴットソース。
赤黄パプリカ、きゅうり、玉ねぎ等の野菜のみじん切りで作るカラフルで綺麗なソース。ビネガーとケッパーの酸味が効いた、夏にピッタリなフレッシュなソースです。
極厚の豚肩ロースをじっくり焼いて、うま味たっぷりなお肉と合わせるのがオススメ。 pic.twitter.com/V9SrSzXDj0
— 大家 輝|FOR THE TABLE (@OoyaF) July 22, 2020
野菜のみじん切りをベースにしたラヴィゴットソースは、彩りや食感が楽しめ、フランス語で「元気を出せる」という意味のソースです。
作り置きも可能で、料理に加えれば一気に彩りが加わり、ヘルシーな逸品になります。
入れる野菜はお好みのもので、オリーブオイルとビネガー3:1をベースに作れるので、本場の味を楽しんでみてください。
<材料>
・エシャロット・・・3個
・キュウリ・・・2本
・赤パプリカ・・・1個
・セロリ・・・2本
・ラディッシュ・・・10個
・イタリアンパセリ・・・30g
・ケッパー・・・20g
・白ワインビネガー・・・90ml
・粒マスタード・・・30g
オリーブオイル・・・180ml
ケッパーをよく使われる方はこちらも食べてみてはどうでしょうか
■まとめ
日本ではあまり見かけないケッパーですが、フランス料理やイタリア料理ではよく使い、色んな料理に加えられます。
ご紹介したソースも簡単で保存が効くソースです。
自宅でも本場の味を楽しみたい方は、ぜひ作ってみてください。
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