花椒とは?花椒の効能や代用になるものを4つまとめて紹介

痺れるような刺激のある辛味が特徴の花椒は、四川料理では欠かせないスパイスになっています。最近では麻辣味のスナック菓子やラーメンなどが販売され、薬膳や生薬として効果のある花椒を楽しむ「マー活」がブームになっています。

花椒さえ手に入れば色々な料理に気軽に加えられますが、日本人の食卓にはほとんど使われることがないため、スーパーで入手が困難なことがあります。
そこで、花椒の代用品になるものをご紹介します。

 

 

■花椒とは?花椒の読み方や山椒との違いについて

★花椒とは?山椒との違いは?

花椒(カショウ)は「カホクザンショウ」という中国原産のミカン科サンショウ属の植物の果皮を使い、「四川山椒」「中国山椒」と呼び、中国語で「ホワジャオ」と言います。

一方山椒は、同じミカン科サンショウ属の植物ですが、日本原産で、果皮以外にも花を使った花山椒、果実を使った実山椒、葉も使うことがあります。

どちらにも独特の痺れを感じるサンショオールが含まれ、同じミカン科のため、ほのかに爽やかな風味を持ちます。
花椒は中国料理や四川料理によく使用され、代表的な料理の麻婆豆腐や、唐辛子と花椒を混ぜ合わせた味付けは麻辣と言い、「麻(マー)」の文字で花椒を表しています。

 

 

■食欲不振に効果あり!花椒の効能を紹介

・胃腸の調子を整える
花椒には胃液を分泌し、消化を助ける健胃作用と殺菌作用があります。消化不良、胃痛、腹痛に効果があると言われています。

・消化鎮痛で麻酔効果
花椒の痺れは鎮痛や麻酔に利用され、虫歯で歯が痛い時には花椒を噛み、傷みを軽減させる民間療法があります。

・代謝をよくする
辛味成分のカプサイシンやサンショオールには発汗作用があり、代謝をよくする効果があります。カリウムが豊富に含まれ、むくみ改善や利尿作用があるとされ、煮出して飲んだり、サンショウ酒として飲むことがあります。

・リフレッシュ効果
花椒には気を巡らせることで、精神を安定させる効果があります。ミカンにも含まれるリモネンがストレスなどのイライラや鬱々とした気分をリフレッシュさせてくれます。

・女性の悩みに効果あり
ホルモンバランスの乱れを改善し、生理痛やおりものの治療に使用されます。ホルモンを改善することで、PMSや冷え性など、女性の不調を改善してくれる嬉しい効果があります。

 

 

■どうしても代用したい場合の調味料を紹介

★胡椒

胡椒はコショウ科コショウ属の植物でブラック、グリーン、ホワイト、ピンクなど種類が豊富にあります。それぞれ胡椒独特の辛味があり、花椒とは少し違いますが、ホールで加えれば噛んだ時の刺激が口に広がり、辛味と風味を楽しむことができるので、代用品におすすめです。

 

 

★麻辣醤

唐辛子と花椒を混ぜた調味料で中国料理や四川料理に使用されます。麻婆豆腐や火鍋、担々麺など、花椒を使った料理を一発で本場の味に仕上げることができ、代用品におすすめです。

 

 

★五香粉

中国の代表的なミックススパイスで、台湾料理にも使用されます。クローブやシナモンなどのスパイスやハーブを粉末状にして配合されています。揚げ物や炒め物に加える事が多く、果皮が口に残る感じがないので、比較的使いやすいスパイスです。

 

 

★山椒

辛味は花椒よりも劣りますが、痺れるような刺激のある辛味を味わえ、同じミカン科サンショウ属のため、鼻に抜ける香り、後味の爽やかさなどが似ています。花椒がない場合は料理の風味付けにおすすめです。

 

 

■まとめ

花椒の独特の痺れる辛さは四川料理に欠かすことのできない辛味です。

代用品でもご紹介した、ミックススパイスや混合調味料を使うことで、料理が苦手な方でも美味しい四川料理に仕上げることができます。

胡椒や同じ種の山椒を使うことでも似た仕上がりになるので、是非活用してみてください。

 

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