寒い季節になると鍋物が恋しくなりますよね。そんな鍋物に欠かせない食材といえば、白菜です。
ちょうど冬に採れる野菜なので、鍋物の季節には手に入れやすくなります。でも手に入れやすいということは、たくさん収穫できるということ。
家庭菜園で作っている家も多く、
「たくさん出来過ぎた!」
「近所からもらったけどどうやって保存しよう」
「鍋料理に使ったけど余っちゃった」
そんな悩みも出てきます。
今回はそんな白菜の冷凍保存についての解説と、ないときの代用品をご紹介します!
■白菜の冷凍保存
☆冷凍保存の仕方
白菜を冷凍保存するにはどのようにしたらいいでしょうか。
生のまま切って、フリーザーバッグに入れる冷凍保存が一番手軽でおすすめです。
白菜をよく洗った後に水分をふき取って、好みの大きさに切り分けます。ざく切りや短冊切りが使いやすい切り方ですね。切ったら、フリーザーバッグになるべく重ならないように入れます。
フリーザーバッグに入れたら空気を抜いて、封をします。
ゆでてから保存することもできますが、解凍後の食感はあまり変わりません。
かさが減ってスペースを取らないためたくさん保存できますが、手間を考えると生のまま冷凍する方が手軽ですね。
冷凍保存の注意点
注意点としては、フリーザーバッグに入れる前にしっかり水気をふき取るということ。
水分が残っていると白菜を冷凍保存して使うときに、漬物のようなにおいが出てしまうことがあります。
冷凍する前に水分がない状態で保存するように気をつけましょう。
また、なるべく重ならないように保存できればいいのですが、ある程度は重なってしまいますよね。
そのようなときは平たくして薄く凍らせると、重なった部分が簡単にはがれて取り出せます。
金属のバットのようなものの上にのせて凍らせると、早く凍ってさらに取り出しやすくなります。水分の流れ出しも防げますよ。アルミホイルでもいいですね。
白菜の劣化を防ぐために、フリーザーバッグの空気を抜いておくのもポイントです。
冷凍保存の期間やメリット
冷凍保存する最大のメリットは、長く保存できること。冷凍すると1ヶ月は風味を損なうことなく保存できます。
白菜は1つが大きい野菜なので、冷蔵庫に入りきれないこともありますよね。そんなときに冷凍すれば、かさを減らして保存できるという利点もあります。
解凍後の味や風味がほとんど変わらないことも、メリットといえます。
味は変わりませんが、食感はくたっとなって、シャキッとした歯ごたえは芯の部分に少し残る程度に減ってしまいます。
解凍後はこの食感でも大丈夫な料理にするのが向いていますよ。
おすすめの調理方法
冷凍保存してあると切る手間が省ける上に、早くやわらかくなるので加熱時間も短く済んで時短調理が可能です。
上でものせましたが、食感を気にしなくてもいいような調理がおすすめです。
基本は凍ったまま調理に加えますが、炒めるときは水分が出やすく油はねも怖いので、レンジで解凍して水分を切ってから使うといいですね。
クリーム煮や鍋物、スープといった煮込み料理や、和えるだけのおひたしのような料理もおすすめです。
■白菜の代用品
さあ白菜を使おう、と思ったら使い切っていた!特売日だったから白菜が売り切れていた!
そんなときは、違う野菜で代用できますよ。
☆ キャベツ
鍋といえば白菜、ですがカレー鍋やトマト鍋といったちょっと変わった鍋物には、キャベツが使われることもありますよね。甘味があって火を通すと柔らかくなるキャベツは、白菜の代わりになる食材です。
えっと、八宝菜(白菜なし春キャベツ代用たけのこなし大根大根うずらなしまあよい)もどき pic.twitter.com/bXmvJrV5Lk
— ゆうぶひ@ゆうぶひちゃんねる (@yubuhibuhi) March 12, 2020
☆ レタス
シャキシャキした食感が特徴のレタスですが、火を通すとふにゃふにゃになってしまいます。鍋物に使うときは食べる直前に入れるのがいいですね。煮物よりも白菜のシャキシャキを活かせるような、おひたしや、軽く火を通すだけの炒め物などの代用に向いています。
今晩はレタス鍋しました〜🍲
美味しかった〜😋 pic.twitter.com/ZOLgjRQ7dY— マ リ ✺◟(∗❛ัᴗ❛ั∗)◞✺ (@238checkers) September 20, 2020
☆ もやし
見た目はまったく変わってきますが、もやしはシャキシャキとした食感が特徴という白菜との共通点があります。味がほとんどないので、どんな料理にでも使えるのもうれしいですね。どこでも安く買えるので、手軽に代用できる食材です。
豚肉のミルフィーユ焼き。
白菜が高いので、もやしで代用。
酢醤油で召し上がれ! pic.twitter.com/0tl5mrm8S7— あやこ (@ayakooo35) February 17, 2018
☆ 水菜
茎の部分はシャキシャキとした食感があり、鍋物にも入れられる水菜も代用可能な食材です。生でも火を通しても食べられるのがいいですね。葉の部分の緑は見た目にも鮮やかで、食卓に彩りが添えられますよ。
水炊き、水菜バージョンだー。 pic.twitter.com/gicnLIaODo
— ꧁スカーレット꧂22K (@MistressTepco) January 6, 2018
☆ 小松菜
クセやアクが少ないので味噌汁や炒め物、鍋物と幅広く使える食材です。時期によっては白菜と値段が逆転してしまうこともありますが、スーパーではいつもある食材なので、手軽に使えます。軽くゆでておひたしにもできますね。
暑いけど
すき焼き!白菜が高かったので小松菜で代用しました♪( ◜ω◝و(و ” pic.twitter.com/xMLXJXBtP2
— @もつ (@kikomotu) September 9, 2020
■まとめ
白菜の保存のコツやないときの代用品について紹介しました。
● 生のまま切り分けて冷凍すると長期保存が可能
● かさが減るため省スペースになり、早く火が通るので時短調理ができる
● 冷凍するときは水分をふき取って、空気をしっかり抜くことが大切
● 代用品は調理方法や食感で、食材を選ぶようにするとよい
白菜は豊作でたくさん手に入ることもあれば、不作で金額が高いこともある、天候に左右されやすい作物です。
保存方法とないときの代用品を知っていれば、食べたい料理に合わせてうまく使い分けることができますよね。
白菜は冬の味覚なので、できれば金額が高くて食べられないということは避けたいですが、多すぎても困りますよね。
しかし、保存方法も知っておけば、たくさんあっても大丈夫です。
寒い季節は白菜たっぷりの温かい鍋をたくさん食べて、寒さに負けないパワーをつけたいですね!
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