落し蓋の代用品はコレ!!キッチンペーパーやアルミホイルを使った方法紹介

今回のテーマはズバリ“落としぶた”。

“落とし蓋”といえば煮物を作るときの定番アイテムですが、「面倒くさい」「持っていない」という理由で、使っていない人も多いのでは?

しかし実はこの“落とし蓋”、代用品を用いることで、手間がかからず経済的、さらには料理をもっとおいしくしてくれる、魔法のようなアイテムなんです。

落とし蓋について知れば知るほど、「どうしてもっと早く使わなかったんだろう…」と、180度考えが変わるはず。

さっそく、落とし蓋の“役割”や“メリットだらけの代用品”をチェックしてみましょう♪

■落し蓋って必要なの?

おいしい煮物作りのコツは、“少ない煮汁”で“時間をかけず”に仕上げること。

煮汁が多く調理時間が長いと、食材のうまみが煮汁に溶け出し、味が落ちてしまうためです。

そこで、重要になるのが“落とし蓋”。

 

    • 落とし蓋をすると、沸騰してボコボコと上へ上がってきた煮汁が落とし蓋にぶつかり、下向きに流れるようになります。
    • 沸騰で上へ、ぶつかって下へ……この上下の対流が食材全体に均一に味と熱を運び、結果、少ない煮汁と短い時間で煮物をおいしく仕上げてくれるのです。煮汁が少なくて済むので、節約にもつながり一石二鳥です。
    • また、落とし蓋が押さえになることで、食材が無駄に動いてぶつかり、煮崩れるのを防ぐといった効果もあります
    • 落とし蓋の素材によっては、自然とアクを吸着し、アク取りの手間も省きます

使わなくても煮物は作れますが、使うメリットしかない“落とし蓋”。

これを活用しない手はありません♪

■落し蓋の代用

★代わり1 クッキングシート

クッキングシートは焦げ付く心配がないため、安心して使える代用品のひとつです。

市販の落とし蓋と同じように、食材の上に乗せて煮込むだけでOK。

クッキングシートは特殊加工が施されているため、水に強く、洗って再利用することもできます♪

作り方
1.クッキングシートをハサミで鍋よりひとまわり小さい円形に切り出します。
2.次に、円形に切ったものを四つ折りにし、尖っている方の先端を1cmほど切り落とします。

3.広げると、中央に穴が開いたドーナツのような型になります。

4.この穴には“空気を逃がして落とし蓋が浮き上がるのを防ぐ”役割があります。

★代わり2 アルミホイル

どの家庭にも必ずあるアルミホイル、こちらも落とし蓋の代用品に。

使い方は、市販の落とし蓋と同じように食材の上に乗せるだけ。簡単です♪

はじめに丸めた際にできた“しわ”がアクをうまく絡め取ってくれるので、アク取りの手間も不要です。

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アルミは“塩分”や“酸”に弱い、といった性質があります。

ですので、塩や醤油・トマトソースといった塩気や酸味の強い料理の落とし蓋に長時間使用すると、溶け出すことがあります。

しかし、溶け出すといっても人体に害のない微々たる量ですので、心配はいりません。それでも気になるという方は、別の代用品をお使いくださいね。

★代わり3 お皿

どの家庭にもあるお皿も、まさかの代用品になっちゃいます。

鍋よりひとまわり小さい平皿を用意したら、食材の上にぽん、と乗せるだけ。これだけでしっかりと落とし蓋の役目を果たしてくれます。

 

このとき、重い皿だと食材がつぶれてしまうことがあるので、軽めのものを選ぶのがポイント。

アルミホイルで全体を包み、取っ手を付けておけば、取り出す時も楽チンです♪

もちろん紙皿でもOKです。紙皿は重さが無く浮き上がりやすいので、中央に1~2cmの穴を開けて使ってくださいね。

★代わり4 キッチンペーパー・クッキングペーパー

こちらも多くの家庭にある手ごろなものですね。1枚を四角い形のまま、手を加えずに食材の上に乗せて使用します。

切ることも折ることもなく、そのまま使えてとっても簡単!

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ですが、一つだけ注意点が。非常に燃えやすい素材ですので、ガス火をお使いの方は、端をしっかり鍋の中に折りこんみ、火が付かないようにしてあげてください。

また、勝手にアクを吸着してくれるので、アク取りの手間もいりません。

キッチンペーパーに“種類”があるのをご存じですか?

キッチンペーパーには、パルプ100%のものと、パルプ以外の素材を織り込んだ不織布タイプの2種類があるんです。

不織布タイプのものは強度があり1枚で使えますが、パルプ100%のものはやや水に弱く、可能性は低いですが稀に煮ているうちに溶け出してしまうことがあります。

ご家庭のキッチンペーパーがパルプ100%の場合、2枚重ねにして使うことで強度が上がり、溶ける心配がなくなります♪

 

■番外編…なんと、こんな代用も!!

キャベツ

普段ならそのまま捨ててしまう、“キャベツの外側の大きくて硬い葉っぱ”。実は、これも落とし蓋の代用になっちゃうんです。

使い方は、キャベツの葉っぱを食材の上に敷き詰めるだけ。

煮た後に取り除いて適当な大きさに切れば、ちょっとした箸休めの一品に。

外側の葉は汚れや傷みが気になる…という場合は、少し内側の葉っぱをお使いくださいね。

 

実は何でもあり!!

蓋になれば意外と何でもいけちゃうんですね(笑)

■まとめ

面倒で敷居が高いと思っていた煮物料理の“落とし蓋”も、上記の代用品なら今すぐチャレンジできます♪

手の届く場所にあるものをポンとひとつ乗せるだけで、煮物がおいしくキレイに仕上がり、しかも光熱費も抑えられるなんて、夢のようなお話。

“落とし蓋”に馴染みのなかった方も、これまでずっと使ってきた方も、この機会に自分のベストな“落とし蓋”を見つけて、料理をもっともっと楽しんでくださいね♪

 

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