タピオカの代用品はコレ! 無くても代わりで作れるレシピも紹介

代用・食品

オシャレ食材として近年、とても人気の高い「タピオカ」。
モチモチとした食感とプルンとしたのど越しが美味しいですよね。

このタピオカをスーパーで簡単に買えるもので代用できないかと思いませんか?

ツルツルプルンの食感を自宅の代用品で作ってみましょう。

■タピオカ粉とは?

タピオカの原料は南米が原産のキャッサバという芋の一種です。
このキャッサバの根茎から取り出したデンプンからタピオカを作ります。

タピオカにはグルテンがなく、タンパク質もほとんどありません。
芋のデンプンなので、主な成分は炭水化物です。
それゆえ、粉自体のカロリーは高くなります。

水分を加えて加熱すると糊のようになるのが特徴で、モチモチとした食感になります。

名前の「タピオカ」はブラジルの先住民のトゥピ語から由来しています。

このキャッサバデンプンをすりおろし、絞って茹でたものがブラジル先住民トゥピ族の主食なのです。

日本ではオシャレ食材になっているタピオカですが、日常に密着した食材であることがわかりました。

 

 

■タピオカ粉の代用

★代わり1 白玉粉

白玉粉はもち米を加工した米粉のことです。
いわゆる「米粉」はうるち米から加工されたもので、白玉粉はもち米を加工したもの、ということになります。
つるんとした滑らかな触感が特徴です。

タピオカの作り方
白玉粉・・・50g
砂糖・・・20g
ぬるま湯・・・適量

1. 白玉粉に砂糖を混ぜてぬるま湯を加えながら耳たぶくらいの柔らかさになるまで
よくこねます。
2. タピオカくらいの大きさに丸めます。
3. 沸騰したお湯で茹でて、浮いてきたら1分くら煮ます。
4. ざるにいれて水洗いします。

タピオカくらいの小粒にしてつくる、というところがポイントですね。
小さいので、ちょっと根気が必要になります。

入れる砂糖は、白砂糖でも黒糖でも作ることができます。

黒糖を使うと黒糖タピオカのようになりますよ。

砂糖も種類があるので、いろいろ試してみると風味が変わってオリジナルの味を作ることができます。

 

★代わり2 片栗粉

ジャガイモのデンプンから出来ている片栗粉でもタピオカの代わりに
なります。

タピオカの作り方
片栗粉・・・100g
砂糖・・・50g
水・・・100cc

1. 鍋に水と砂糖を入れて火にかけ、砂糖を溶かします。
2. 砂糖が溶けて沸騰したら火を止めます。
3. 片栗粉を一気に入れて、ダマにならないようによくかき混ぜます。
4. 混ざったらまた火にかけます。(硬さがちょうどいい場合はこのままで大丈夫です。)
5. 生地がまとまってべた付かなくなったら、火を止めます。
6. 小さく丸めていきます。
7. 大きめの鍋で強火で茹でます。
8. 浮かんで来たら弱火にして蓋をして、20分茹でます。
9. ゆであがったらざるに上げて氷水で15秒くらい冷やします。

片栗粉で作る場合もお砂糖の種類で、風味や見た目が変わります。
食紅などをを使って、色を付けるのもカラフルでいいですね。

 

★代わり3 小麦粉・米粉

いわゆる小さくて丸いタピオカを小麦粉や米粉からつくるのは難しいですが、
タピオカ粉にはデザート以外の使い方があるのをご存じですか?

タピオカ粉から作られるものには、パンもあるのです。
ブラジルの代表的なパン、「ポンデケージョ」もその一つです。

ポンデケージョはモチモチとした食感が特徴的な、ブラジルが発祥のパンです。
ポンデ」はパンを意味していて、「ケージョ」はチーズを意味をしています。

タピオカ粉を主原料とした生地にチーズが入ってできたもので、もっちりとした食感と、チーズのパリッとした食感を楽しむことができます。

日本でもコンビニなどで売られるようになり、知名度が上がってきていますよね。

このポンデケージョの原料であるタピオカ粉の代用として小麦粉や米粉を使うことができますよ。

小麦粉(米粉)と片栗粉を使ったポンデケージョの作り方

材料:
小麦粉(できれば中力粉。なければ薄力粉)米粉でも可・・・60g
片栗粉・・・30g
砂糖・・・小さじ1
塩・・・ひとつまみ
ベーキングパウダー・・・3g
90℃以上のお湯・・・120cc
粉チーズ・・・大さじ1
オリーブオイル・・・適量

1. お湯以外と粉チーズ、オリーブオイル以外の材料をボールに入れて混ぜます。
2. 1にお湯を少しずつ加えながら、へらなどで練っていきます。
3. 2に粉チーズを混ぜます。
4. 手にオリーブオイルをつけて、生地がくっつかないように丸めます。
5. オーブンシートを敷いた天板に並べます。
6. スチーム機能を使うか、パラっと生地に水をかけて、180℃のオーブンで20分ほど焼きます。

片栗粉だけでももっちりとしたポンデケージョができますが、小麦粉や米粉を入れることで、冷めてもおいしくできますよ。

 

 

■番外編 タピオカこんにゃく

ちまたではタピオカこんにゃくと言われているものもあります。
タピオカの偽物と残念な言われ方をしていますが、タピオカこんにゃくとはどういうものなのか見ていきましょう。

タピオカこんにゃくとは
見た目はつるんとしていて、小さい丸いものなので見分けがつきません。
食感はモチモチしておらず、サクッと歯で噛みきれるような感触です。
こんにゃくゼリーのよう、とも言われますね。

こんにゃくタピオカは、コンビニで売られているようなタピオカ入り飲料に多く見られます。
見分け方は原材料名に「タピオカ粉」とあるか「こんにゃく」とあるかの違いです。

だまされた!

と思う人もいるかとは思いますが、どうしてこんにゃくで作る必要があるのかがわかれば、納得してもらえると思いますよ。

タピオカ専門店で飲むことのできる、キャッサバ粉で作られた
「本物の」タピオカは出来立ては美味しいのですが、数時間たつとタピオカ独特のモチモチ感がなくなってしまうのです。

水分を吸ってブヨブヨになったり、冷蔵庫で冷やすとモソモソとした食感になってしまうのが欠点です。

コンビニで売られているような、タピオカドリンクは冷蔵庫に何日も置いておかなければならない商品なので、食感が変化してしまうのは避けたいですよね。

つまり、「タピオカ感」を保つためにこんにゃくで代用しているのです。

 

タピオカ粉自体のカロリーは100gあたり355kcalですが、茹でると62kcalまで減ります。
タピオカドリンクに入っている量は、大体30gくらいなので、19kcalになります。

こんにゃくは30g1.5kcalですのでずいぶん差が出ますが、タピオカ粉で作った
タピオカのカロリーが驚くほど高いかと言えば、そうではありません。

こんにゃくを代用したタピオカも、こんにゃく粉以外にモチモチさせるデンプンなどを添加しているので、これよりは若干カロリーも高くなります。

タピオカ粉もこんにゃく粉も、タピオカ自体までのカロリーは大差ないと言えます。

問題は、「何に入っているのか」ということです。
砂糖がたっぷり入ったミルクティーにタピオカが入ると400kcalほどになるのです。
ご飯1杯240kcalくらいなので、どれくらい高いかわかりますよね。

タピオカを飲み物として考えてしまうと、結構なカロリーを取ってしまいます。
飲む回数や量には気を付けたいところですね。

■まとめ

● タピオカ粉の代わりは白玉粉や片栗粉がオススメ
● 小麦粉や米粉の代用でポンデケージョができる
● こんにゃくタピオカは、長期保存できないタピオカの救世主
● タピオカ自体のカロリーは高くない。問題は飲み物の種類

 

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