「エバミルク」はあまりなじみのない食材で、レシピに出てきて「なんだろう?」と思ったことはありませんか?
エバミルクの特徴や代用品について紹介します。
■エバミルク(無糖練乳)って何?
エバミルクは、牛乳を加熱殺菌し半分以下に煮詰めたものです。
エバミルクに砂糖を加えたものをコンデンスミルク(加糖練乳)と言い、いちご売り場などでよく見かけませんか?
エバミルクは粘度が低いので瓶詰、コンデンスミルクは粘度が高いのでチューブの状態で売られています。
■エバミルクの使い方
エバミルクは、主にシチューやグラタンなどに入れられます。
ホワイトソースのレシピに出てくることが多いです。
料理だけでなく、杏仁豆腐やミルクプリンなどのスイーツ作りでも使用することがあります。
香港ではミルクティーとしてエバミルクを入れることがあるようです。
■エバミルクの代用品
エバミルクは市販品としても購入できますが、缶詰で量が多く少し使うには不便です。
少量使いたい場合や急に使うことになった場合に代用できる食品を紹介します。
★コンデンスミルク
コンデンスミルクは、エバミルクに砂糖を加えたものなのでスイーツ作りなどで代用可能です。
砂糖が入っている分、甘みがあるのでグラニュー糖を減らすなどの調整をしてみてください。
★生クリーム
生クリームは、エバミルクより脂肪分が高いですが代用可能です。
エバミルクよりコクや濃厚さが出るので、シチューやグラタンに使ってみてはいかがでしょうか。
エバミルクよりも少し量を減らして入れると味がくどくならないです。
★スキムミルク
スキムミルクとは、いわゆる脱脂粉乳で牛乳から脂肪分を取り除き粉末状にしたものです。
エバミルクよりあっさりした仕上がりになります。
コクが足りない場合は、脂肪分を足せるようなバターなどを加えると味の調整ができます。
★コーヒーフレッシュ
よくコーヒーを購入すると、ミルクとして出されるコーヒーフレッシュですが、実はミルクではなく油が原材料です。
植物油脂を乳化させて白くしてミルクのような見た目にしています。
コーヒーフレッシュは植物油脂でできているので、エバミルクとは少し風味が異なりますが少量のみの使用であれば代用可能です。
★牛乳
そもそもエバミルクは牛乳を煮詰めたものなので、代用可能です。
そのまま使うと濃縮されていないので、さらっとした仕上がりになります。
また、牛乳からエバミルクを自作することもできます。
2.焦がさないように半分くらいの量になるまで煮詰めれば完成です。
その他、電子レンジを使用しても簡単に作ることができます。
量やご家庭のレンジの設定によって調整してみてください。
ただし、牛乳を煮詰めただけで保存料が入っていませんので作ってから2日間くらいで使い切るようにしてくださいね。
コーヒーや紅茶に入れると風味が増して、おいしく飲むことができます。
どうしても使い切れない場合は、冷凍保存も可能です。
■まとめ
あまり聞きなじみのない「エバミルク」ですが、牛乳を煮詰めただけのシンプルな食材です。
エバミルクに砂糖を加えたコンデンスミルクや生クリームで代用することも可能ですが、牛乳で自作することもできます。
エバミルクを使って、料理のレパートリーを増やしてみてはいかがでしょうか。
コメント