浮き粉は、あまり聞きなじみのない食材だと思います。
どんな時に使われるのか、代用することができる食材について解説します。
■浮き粉って何?
浮き粉とは「小麦粉のでんぷん成分」のことで、別名「じん粉」や「貫雪粉」とも呼ばれます。
小麦粉からグルテン(タンパク質)を取り除いた残りで精製されます。
■浮き粉の使い方
浮き粉は中華料理の点心に使われます。
浮き粉を使うと、中身が透けて見えるような半透明の仕上がりになります。
また、和菓子の水まんじゅうも同様に半透明の見た目になるよう使われています。
浮き粉を入れた効果は見た目だけでなく、食感もプルプルになります。
その他に、増量剤として仕上がりをふんわりする役割があります。
お好み焼きやたこ焼き、ケーキに入れるとふっくらとした食感になります。
■浮き粉の代用品
浮き粉を一般的なスーパーで売っているところをあまり見かけませんよね。
通販では購入できますが、わざわざ取り寄せるのも面倒くさい!
そんな時に代用できるものを紹介します。
★片栗粉
一番手軽に代用できるのは、片栗粉です。
片栗粉はその名の通り「カタクリのでんぷん」ですが、現在はばれいしょ(ジャガイモ)で作られているものがほとんどです。
片栗粉を使うときの注意点は、冷めると硬くなってしまうことです。
餃子の皮や点心に使う場合は、出来立てで食べることをおススメします。
★コーンスターチ
コーンスターチは、「トウモロコシのでんぷん」です。
トウモロコシの甘みがあるので、スイーツに使う場合に代用に使うことができます。
片栗粉と違って冷めても食感は変わりにくいので、冷やして食べるものでも大丈夫です。
★タピオカ粉
タピオカ粉は「キャッサバのでんぷん」です。
味やにおいがほとんどないので、どのような用途でも代用可能です。
加熱するとプルプルした食感になり、浮き粉に一番近い代用品です。
★米粉
米粉はその名の通り「米のでんぷん」です。
主にうるち米やもち米から作られています。
小麦アレルギーの方への代用品としても使うことができます。
■まとめ
浮き粉はなかなか使ったことがない人が多いのではないでしょうか。
中華料理で透き通って中身が見える点心に使われています。
プルプル食感を出すために浮き粉が欠かせません。
しかし、家庭に常備していることはあまりないと思いますので、代用品を使ってみましょう。
手軽なのは片栗粉ですが、一番似た食感になるのはタピオカ粉です。
代用する場合は、出来立ての熱々のうちに食べるとプルプル食感を楽しむことができますよ。
ぜひお店で出てくるような本格的な点心を浮き粉や代用品を使って手作りしてみませんか。
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