アプリコットジャムは、アプリコット(あんず)と砂糖を煮詰めて作るジャムです。
特徴は「フルーティーで甘酸っぱい」ことです。
ヨーグルトにかけたりトーストに塗ったりしておいしく食べることができます。
この記事では、アプリコットジャムの作り方やない場合の代用品について紹介します。
■アプリコット(あんず)について
アプリコットは、バラ科で梅や桃に遺伝子的に近い植物です。
見た目は小粒の黄桃で、表面に産毛はありません。
アプリコットは、よくドライフルーツにされ販売されることが多いです。
アプリコットの旬は夏で、6月下旬から7月にかけて出荷されます。
日本では長野県や青森県などで生産され、リンゴと同じ冷涼な気候で育ちます。
■アプリコットジャムの作り方
アプリコットジャムの作り方は、一般的なフルーツジャムの作り方とほぼ一緒です。
アプリコット
グラニュー糖
完成したジャムを入れるガラス瓶です。
②鍋にアプリコットとアプリコットの重量の35%の砂糖(グラニュー糖)を入れ、3~4時間放置します。放置している間にアプリコットから水分が出てきます。
③鍋を火にかけ、アクをとります。焦げ付かないようにかき混ぜながら2時間ほど煮込みます。
④ジャムを煮ている間に瓶とフタを煮沸消毒します。
⑤③のアプリコットの形が崩れ、とろとろしてきたら瓶に詰めて完成です。
■代用品
アプリコットジャムを使いたいけど、家にない!そんな時に代用できるものを紹介します。
★はちみつ
はちみつは、甘くてコクがあり花の香りがほのかにあります。
アプリコットジャムにあるフルーティーさが足りない場合はレモン汁を少し加えるといいですよ。
★マーマレード
マーマレードは、オレンジなど柑橘類のジャムです。
アプリコットジャムの特徴「フルーティーで甘酸っぱい」に近い味です。
しかし、皮ごと作るため少し独特の苦みがあるので、大人向けの代用品になります。
★その他ジャム
果物のジャムであれば、それほど変わらない味で代用することが可能です。
いちごジャム、リンゴジャム、ブルーベリージャムなど家の冷蔵庫に余っているジャムでお試しください。
■アプリコットジャムを使ったレシピ
アプリコットジャムはどのようなときに使われるのでしょうか。
具体的に使い方を紹介します。
① スイーツのつや出しと甘みを加えます
ケーキの上に塗りつやを出します。また、味に深みを出すことも可能です。
例えば、チーズケーキのコクとアプリコットジャムの甘酸っぱさで味のバランスが良くなります。
② 肉料理のソースとして調味料になります
スペアリブなど肉料理のソースに甘酸っぱさを加えます。
ジャムが余っている時に使ってみてはいかがでしょうか。
日本ではあまりフルーツを料理に使うことはありませんが、酢豚にパイナップルを入れるのと同じような感じですね。
③ ウィーンのケーキ、ザッハトルテ
ウィーンのザッハホテル発祥のチョコレートでコーティングされているケーキです。
チョコレート味のスポンジの間にアプリコットジャムを塗った後に溶かしたチョコレートをかけて作ります。
チョコレートの甘さの中にアプリコットジャムの爽やかさが引き立ちます。
■まとめ
アプリコットジャムの作り方やレシピ、代用品について解説しました。
アプリコットは、リンゴの産地のような涼しい気候で生産され、桃に近いフルーツです。
夏が旬で、生のアプリコットが手に入ったら自分でも簡単に作ることができます。
また、アプリコットジャムが家になくても、はちみつやマーマレードで代用可能です。
ぜひ参考にしてみてください。
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