粉もの料理の中でも定番の一つである「お好み焼き」。
焼く楽しみと食べる楽しみがあり、お好みで味付けもできることから老若男女に人気の料理です。
そんなお好み焼きを作るときに便利なのが「お好み焼き粉」ですが、そんなに頻繁に使うものでもありません。
そのせいで「ついうっかり切らしていた…」なんて経験はありませんか?
実はお好み焼き粉でなくても小麦粉や他の食材でお好み焼きは作れちゃうんです!
今回はそんな『お好み焼き粉の代用品』になる食材をご紹介いたします。
お困りのときはぜひ参考にしてみてください。
■そもそもお好み焼き粉って何が入っているの?
お好み焼き粉の原材料ですが、主に以下のものが使用されています。
・かつおや昆布などのエキス粉末
・ベーキングパウダー
・調味料(アミノ酸など)
※メーカーや商品によって若干の違いはあります。
小麦粉の種類ですが、一般的に薄力粉がよく使われます。これによりサクッと軽い食感を出すことができるんですね。
味付けのためにかつおや昆布、かつおぶしなどのエキス粉末が含まれています。お好みによってさらに加えてみてもいいかもしれません。
ふっくら焼き上げるためのベーキングパウダーも含まれています。お好み焼きの特徴でもあるフワッと感を出すためには欠かせない材料です。
■お好み焼き粉の代用
★小麦粉
お好み焼き粉にも含まれる「小麦粉」を使う方法です。
グルテン(粘り)の含有量によって大きく3種類に分けられる小麦粉ですが、一般的なお好み焼き粉には薄力粉が使われています。
しかし、だからといって薄力粉しか使えない訳ではありません。
それぞれの特徴とよく使われる料理は以下のとおりです。
・中力粉→薄力粉と強力粉の中間(うどん、そうめんなど)
・強力粉→モチッとした弾力(パン、中華まん、ピザなど)
中力粉がなくても、薄力粉に強力粉を少し加えることで適度なサクサク感とモチモチ感の両方を楽しむことができます。
ほしい食感に合わせて粉を選んでみましょう。
★たこ焼き粉
実はお好み焼き粉と「たこ焼き粉」の成分はほとんど変わらないんです。
そのため特に手を加える必要もなく、お好み焼き粉の代用品としては最も適しているとも言えるでしょう。
ただ、たこ焼きのレシピ通りの水分量だとシャバシャバな生地になってしまいます。
気持ち少なめの、適当な量の水で混ぜることにだけ注意しましょう。
★てんぷら粉
「てんぷら粉」は、水で溶かすだけでサクッとした食感を出すことができる粉です。
主な成分は以下のとおりです。
・でん粉
・卵黄粉(卵を含む)
・ベーキングパウダー
素材の味を活かすため、かつお・昆布などのエキス粉末は入っていません。
お好み焼き粉の代わりとするときは調味料や出汁でお好みの味に調整しましょう。
★おから
豆腐を作るときにできる「おから」は、低カロリーで有名な食材です。
食物繊維もたっぷりで、健康志向の人にはぴったりですね。
そんなおからもお好み焼き粉の代わりとして使うことができます。
味付けのための出汁、膨らませるためのベーキングパウダー・卵白などを加えましょう。
また、おからをパウダー状に乾燥させた「おからパウダー」も代用品となります。
糖質を低く抑えられるので、糖質制限ダイエットをしている方におすすめです。
★米粉
パンやうどん、ホットケーキ…「米粉」は幅広い料理に使うことができる食材です。
お好み焼き粉として使うことで米粉ならではの味わい、そしてモチモチした食感を楽しめます。
すりおろした長芋を入れてフワッとさせたお好み焼きも人気です。
こちらもおからと同様に、出汁やベーキングパウダーなどで調整しましょう。
★片栗粉
普段から料理するときに重宝する食材の「片栗粉」。
こちらも使う量を調整することで、お好み焼き粉の代用品となります。
外はカリカリ、中はモチモチのチジミのようなお好み焼きが出来上がりますよ。
水と粉をしっかり分離させるとうまくいくので、具を少なめにするのがコツです。
ちなみに薄力粉と少しの片栗粉を混ぜることで、フワフワしたお好み焼き粉を作ることもできます。
■まとめ
お好み焼き粉がなくても、美味しいお好み焼きは作ることができます。
一から味付けなどを調整するため、”自分好みのものを作れる”というメリットもありますね。
お好み焼き粉を切らしているとき、いろいろ試してみてはいかがでしょうか?
最後に本記事のまとめを書きました。
①お好み焼き粉は主に小麦粉、味付けのエキス粉末、ベーキングパウダー、調味料からなる。
②以下の6つがお好み焼き粉の代用品として使える。
【小麦粉、たこ焼き粉、天ぷら粉、おから、米粉、片栗粉】
③それぞれ使用量や水分量、味付けなどを調整する必要がある。
④代用品をそれぞれ組み合わせてお好み焼き粉を作ることも可能。
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