六角レンチの種類や正しい使い方について分かりやすく紹介します

豆知識

家具の組み立てや車やバイクの整備に欠かせない六角レンチ。

メンテナンスや修理の時に、六角ボルトを止め直したり、外したりする工具です。

ひとことで六角レンチと言っても、用途によって使い分けや作業効率が上がるタイプなど、様々なタイプがあります。

そんな六角レンチの種類や特徴、使い方など詳しくご紹介します。

 

 

■六角レンチ種類別の特徴や違い

★L型タイプ

持ち手になる部分がL字になっていて、短い持ち手で早回し、長い持ち手で本締めなどの使い分けができるようになっています。

複数のサイズがセットになった商品も多く、六角レンチのサイズを変えて作業する方に向いています。

 

★T型タイプ

持ち手部分がT字になっていて、力をかけやすく早回しに適したタイプになっています。

手が滑りにくく握りやすいため、作業スピードを重視したい方に向いているタイプです。

 

★ドライバータイプ

馴染みのあるプラスやマイナスドライバーと同じドライバーの形状で、持ち手部分のグリップしやすいのが特徴です。

ドライバーのように押しながら圧をかけ回すことができるため、作業がしやすい六角レンチです。

https://twitter.com/RieSuzaku/status/1015551041788522496?s=20

 

★折りたたみタイプ

折りたたみタイプは、コンパクトで携帯性に優れ、複数のサイズが1つに収まっています。

固定されているため紛失してしまう心配がなく、折りたたんで収納できるのが特徴です。ロードバイクで出かける際などによく使用されます。

 

★ヘキサゴンソケットタイプ

ソケットレンチ用のソケットの先端に六角棒が付いているタイプです。

アタッチメントやラチェットハンドルと組み合わせて使う六角レンチです。

人の手が入りにくく届かないような狭い場所や複雑な場所でも作業しやすく、車の整備などに使われます。

https://twitter.com/zest_s/status/1345274224248688640?s=20

 

 

■六角レンチ先端別の種類

標準タイプ

通常の六角レンチの場合は、ボルトの穴に対して垂直に差し込んでしか、ボルトを回転させることができません。

ボルトの正面に何か障害物があって、六角レンチを差し込めない場合には使用できませんが、しっかり力を加えられるため本締めに向いています。

 

ボールポイントタイプ

一般的にボールポイント六角レンチと呼ばれるタイプです。

基本的な使い方は通常の六角レンチと同じですが、レンチの先端にある玉をボールポイントと呼び、直角に差し込めない場所でも、角度を変えて斜めに差し込んで使えるメリットが、本締めには向いていません。

https://twitter.com/zhituji_RAM/status/1118862287320649728?s=20

 

 

■六角レンチの使い方

まずは、六角ボルトに合わせて六角レンチを選びます。

L型の六角レンチの場合は、長い方の先端をボルトに差し込みます。

ボルトが安定するまでレンチとボルトの接触部分を支えながら、レンチを回していきます。仮止めを終えたら、長い方に持ち替え、短い方を差し込み、力を入れて本締めします。

【工具の基礎知識】六角棒レンチ類 正しい使い方編

 

 

■六角レンチの使い方で気をつけることとは?

ボルトが錆び付いて外れなくなった場合、無理に力を加えると、レンチやボルトの破損に繋がります。

そのようなケースの場合、浸透性潤滑剤を使用すれば摩擦を軽減できます。

潤滑剤の成分が残ると圧力がかからないため、破損や事故に繋がりますので、潤滑剤をしっかり拭き取りましょう。

 

 

 

■まとめ

仕事はもちろん趣味や家具の取り付けや、組み立ての際には必須の工具です。

六角レンチも様々な種類が販売され、最近は見た目にもこだわった商品も出ています。

六角レンチを選ぶ際には、ご紹介した特徴を参考に、自分の用途に合った六角レンチを探してみてください。

 

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