クープナイフの使い方は?正しい持ち方や代用品を5つご紹介

代用・食品

パン作りで使われるクープナイフをご存知でしょうか。

 

なかなか聞き馴染みありませんよね。

 

日本でもよく食べられるフランスパンなどのバゲットに切り込みがありますが、あの切り込みをクープと言います。

 

クープは焼き上げる直前に入れますが、その時に使われるのがクープナイフと言われるナイフで、膨らませた生地を潰さないように切れ味のいいナイフなのが特徴です。

 

使い方にもかなりのコツが必要で、慣れたものや身近なもので代用できるものがあれば知りたい。

そんな方にクープナイフの代用品をご紹介します。

 

■ハードパンに必須!クープナイフの使い方を紹介

★持ち方

力が入ってしまうと均等に綺麗なクープを入れることができません。

 

基本となる持ち方は、利き手の中指の先にクープナイフの端を当てて、親指と人差し指で支えます。

 

力任せに入れるのではなく、なるべく刃の切れ味を活かして安定させるのがコツです。

クープナイフの持ち方

 

★大事なお手入れ

錆が出て切れ味が悪くなり、綺麗なクープが作れなくなりますので必ずお手入れしてください。

 

毎日クープナイフを使うパン屋さんは1ヶ月以上同じナイフを使います。

 

衛生面でも大事な作業で、しっかりとお手入れすることで長持ちもするので、必ず行ってください。

1,キッチンペーパーなどで粉を軽く拭き取ります。

2,アルコールスプレーを吹きかけ、拭き取ります。

3,刃が欠けないようにハードケースなどに布を敷いて保管しましょう。

■クープって何のため?綺麗に入れる方法を紹介

★クープの役割

クープの種類にはストレート、ダブル、ソシソン、ポルカ、シェブロン、エピなどがあります。

 

パンの方さや種類によって使い分けたりします。

 

クープを入れるのにも理由があり、ちゃんとした役割があります。

 

パンは生地をふんわりさせる重要な工程で発酵があります。

 

生地を発酵させることで酵母菌が生地の中でガスが発生させ、焼き上げることでふんわり仕上げることができます。

 

ですが、ガスが篭っているので余分なガスが抜けず、焼き上げる時に破裂してしまい、破裂して見た目がいびつになってしまいます。

 

その為、クープを入れてガスを抜く通り道を作ってあげることで、破裂したり、形がいびつにならずに焼きあげることができ、見た目も綺麗になります。

 

★クープ入れ方

・バゲット
フランス語で棒や杖を意味するバゲットで、日本でもポピュラーなパンです。

深さ2~3ミリ、始めと最後のクープは短めにして、クープの切り始めを縦一直線になるように揃えると綺麗になります。

バゲットのクープのバランス クープの入れ方のポイント aruch アルーチパン教室

 

・カンパーニュ
フランス語で田舎を指し、大きいドーム型でずっしりとした重さがあるのが特徴のパンです。

3~5ミリの深さで、上手く切れない時は何度かなぞりましょう。

【cuoca】カンパーニュの作り方

★クープアート

上手にクープナイフを使って綺麗なクープアートができ、簡単なハート型や星型は見た目も可愛く、難易度の高いものは写真映えします。

https://twitter.com/MasacoroA/status/1268471924314664961?s=20
Slovenian baker makes artwork on bread

 

 

■クープナイフがない!代用品5つ紹介

★包丁

包丁はナイフの中でも長いので少しコツが必要です。

 

でもクープナイフを買うまでもなく、綺麗なクープを作ることができます。

ご自宅にある包丁で代用するのがおすすめです。

https://twitter.com/9fzMDJxkfRlDTbL/status/1302142236797198339?s=20

 

★果物ナイフ

果物ナイフは先端が尖っているものが多く、細かいクープを入れるのにも向いているので代用品に向いています。

気軽に購入できるので是非使ってみてください。

https://twitter.com/ooMoeKoo/status/1221331234199965696?s=20

 

★デザインナイフ

最近ではキャラ弁やフルーツを綺麗にカットしたり、細かい彫刻を施したりするのに使われるデザインナイフは、100円ショップでも購入できるので代用品におすすめです。

 

★カミソリ

見た目もそっくりなカミソリは切れ味もよく、力を入れづに切れるので、クープナイフと非常に似ていて、代用品として使いやすくおすすめです。

 

★調理用ハサミ

時短調理で活躍するハサミを代用品として使えます。

ナイフと違って直線で切れるので見た目が綺麗に仕上がり、お手入れの手間もないのでおすすめです。

 

 

■まとめ

クープナイフはお手入れや持ち方、力加減などのコツが必要で、練習も必要になってくるので、初心者の方にとってはハードルの高いものかもしれませんが、クープを入れたいですよね。

でも代用品を使うことで、簡単に見た目が綺麗に仕上がるクープを入れることができます。

使うものによっては切れ味は違いますが、クープナイフより簡単に安く手に入るので、是非使ってみてください。

 

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