寒天の代用品はコレ!ゼラチンとの違いも紹介

デザートはもちろん、お料理にも万能な「寒天」。

簡単にゼリーやプリン、和菓子を作ることができます。

 

しかし、使いたいときに切らしていると困りますよね。近くのスーパーに寒天が売っていなかったということもあります。

 

せっかく気合い入れたのに、作れないということがないように寒天の代用品をご紹介していきます。

いざという時役に立ちますよ!

 

■寒天とゼラチンの違い

寒天とよく似ているものに「ゼラチン」があります。

まずは、寒天とゼラチンはどのような違いがあるのか説明していきますね。

2つの違いは、主に以下の5つが挙げられます。

・材料
・食感
・溶ける温度
・固まる温度
・使い方

1つ1つ見ていきましょう。

まず、材料についてです。

寒天は、植物性の食品でテングサやオゴノリなどの海藻類からできています。

 

ゼラチンは、動物性の食品で牛や豚の骨や皮に含まれているコラーゲンからできています。

 

食べた時の食感は、寒天は歯切れが良く、ゼラチンはプルプルと口どけが良いです。

 

温度に関して言うと、寒天は90度以上で溶け50度以下で固まります。

常温でも溶けることはありませんね。

 

ゼラチンの場合は、60度で溶け、30度あたりから溶け始めます。

固まるのは20度以下なので冷蔵庫に入れておけば問題ありません。

 

使用する際は、固める力を弱くしてしまう食材を避けておくのも大切です。

寒天は酸性の食べ物に弱いので、オレンジやレモンなど柑橘系の食材と一緒に使わないようにしましょう。

 

また、ゼラチンは酵素の力に弱いです。キウイ、パイナップル、イチジクなど酸素を多く含む食材は避けましょう。

■寒天の代用

寒天は次の4つのもので代用できます。ぜひ試してみてくださいね。

★ゼラチン

言うまでもなく、ゼラチンは寒天の代用にぴったりです。

特に粉ゼラチンは、動物性コラーゲンを精製したものになるので、プルプルとした食感になりますよ。

粉ゼラチンは高温だと固まりにくいので、注意が必要です。

 

★アガー

つづいて、「アガー」も代用できます。

 

あまり馴染みがないですが、アガーは、海藻から抽出した食物繊維や植物の種子から抽出した多糖類を原料に作られています。

透明度の高い仕上がりになるので、デザートに用いられることが多いです。

常温でも溶けにくく、無味無臭です。どんな素材でも風味の邪魔をしません。

 

★片栗粉

料理にとろみをつけてくれる「片栗粉」も寒天の代わりになります。

片栗粉は、加熱することで固まるため、デザートやスイーツを作る場合は、加熱してから冷やすという手順になります。

もっちり感が出るため、和菓子系やミルクプリンに合います。

 

★マシュマロ

意外かもしれませんが「マシュマロ」も寒天の代用におすすめです。

 

実はマシュマロには、ゼラチンが含まれています。ジュースにマシュマロを溶かして、固めるだけで手軽にゼリーを作れますよ。

マシュマロは糖分が多いため、調節しながら作ると良いです。

また、マシュマロの成分にコラーゲンが入っているので、美容にも効果がありますよ。

■寒天はダイエットにもいい

寒天は、低カロリーで食物繊維が多く含まれています。

 

角寒天8g・粉寒天4gの計算でも7〜12kcalほどしかありません。

 

水分を吸収するので、お腹にたまりやすいという特徴があり、ダイエットにも効果的です。

 

さらに、食物繊維は便通を良くしてくれるので、腸内環境も整えやすくなります。

 

血糖値の上昇を防ぐ働きもあり、健康にも良いですよ。

 

 

■まとめ

・寒天とゼラチンには、材料・食感・温度の違いがある。

・寒天は動物性、ゼラチンは植物性。

・寒天は酸性の食材に弱く、ゼラチンは酸素が多く含まれる食材に弱い。

・寒天は以下のもので代用できる。
【ゼラチン・アガー・片栗粉・マシュマロ】

・寒天はダイエットにも効果がある。

 

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