辛さを足すものとして赤唐辛子は世界でポピュラーなものです。
一方、青唐辛子は日本ではあまり使うことがなく、よく目にすると言えば、ピザにかけたりするハラペーニョくらいですよね。
辛味があまりなく赤唐辛子のタバスコの方が好きな方もいると思います。
ではなぜ、青唐辛子と赤唐辛子とでは違いがあるのか、そもそも何が違うのかご紹介していきます。
■青唐辛子と赤唐辛子の違い
イタリアンやメキシカン、エスニック料理、中華料理などなど、世界共通で唐辛子を使う料理はたくさんあり、唐辛子の種類も様々あります。
赤唐辛子も青唐辛子も料理によって使い分けたりしますが、一緒に使う場合もあります。では、何が違うのでしょうか、詳しくご説明します。
★見た目の違い
青唐辛子にはハラペーニョやインディアンペッパーなど、比較的日本でも目にするもので、タバスコ代わりに、辛味が少ないハラペーニョソースをかけることがありますが、熟成していくと、黄色、オレンジ、赤と色が徐々に変わり、熟してから収穫したものが赤唐辛子になります。
同じように色が変わるパプリカやピーマンも唐辛子と同じナス科で、イメージしやすいと思います。
★辛味の違い
赤唐辛子と青唐辛子の辛味は一般的に、熟成が進むほど辛味が強くなり、青唐辛子より赤唐辛子の方が辛いです。
さらに、加熱前後でも辛味が変化し、赤唐辛子は加熱すると辛くなり、青唐辛子は加熱すると辛くなくなるというのも特徴です。
■赤唐辛子の代用
★一味唐辛子
ポピュラーな一味唐辛子は、ほとんどのお家に常備してあると思います。
好きな辛さにも調節でき、赤唐辛子を乾燥させて粉砕したのが一味なので代用品としておすすめです。
ガパオライス、ナンプラーがなかったので醤油で、赤唐辛子がなかったので、一味唐辛子で代用したら、以外と美味かったです。これで、手軽にタイ料理ができるね! pic.twitter.com/4lodjEAnZF
— mica (@mica07ichi) May 31, 2015
★粉唐辛子
韓国粉唐辛子とも言う粉唐辛子は、甘味が強く、他の赤唐辛子の調味料に比べて、辛味が少ないです。
量や色の割には辛くないなと思う方もいると思います。
あまり辛味を求めず、ピリ辛で唐辛子の旨味を足したい時におすすめです。
逆に刺激を求めて辛くする時に使うには、少し物足りなさが出るかもしれません。
★鷹の爪
日本料理やパスタ、中華など幅広い料理に使える鷹の爪は常備している方も多く、代用品におすすめです。
元々赤唐辛子を乾燥させたものなので、十分代用品として使用できます。
昨夜のパスタ:「アンチョビとエシャロットのリングイネ」…参考レシピ: http://t.co/lE60rDmxJX
赤唐辛子の代わりに鷹の爪とカイエンペッパーを使用して辛さは十分、見た目はアレだが、味はわるくない。まあ改良の余地あり。 pic.twitter.com/MM2FqGgakz— tamura_kazuhisa (@ka2ka555) November 7, 2013
★豆板醤
酸味が少しありますが、加熱し他の料理に辛味を足す意味では全く気にならず、発酵調味料の旨味やコクが加わり、美味しく仕上げることができます。
ペンネアラビアータ
赤唐辛子ないから代わりに豆板醤入れたわw
ベーコンないから代わりにウインナーいれたわw普通に唐辛子入れるよりうまいんじゃねコレ#料理 pic.twitter.com/uI8L3Rlv7R
— けんじゃモード (@Kenja_mode_) May 31, 2020
★七味唐辛子
赤唐辛子ほど辛くなく、香りが特徴の七味ですが、どの家庭にあるものの一つではないでしょうか。
家にあるもので代用したいものを探している方におすすめです。
ところで桃屋の人参とピーマンとしいたけのきんぴらレシピで作ったらすごく美味しくできた。
桃屋のつゆの代わりににんべんのつゆの素、赤唐辛子ないから粉末の七味唐辛子振って代用したけど問題ない! pic.twitter.com/kHG9q9In78— kometa88しいたけ (@kometa88) October 20, 2014
★柚子胡椒
さっぱりとした味わいの柚子胡椒は日本人にもお馴染みの調味料で、柚子胡椒の中には青唐辛子が含まれています。
料理によっては香りと胡椒の辛味がいいアクセントになります。
今宵はウドのペペロンチーノ。
茎のシャキシャキ感が最高です!
赤唐辛子の代わりに、昨年仕込んだ柚子胡椒を使って。ウドの穂先はやっぱり天麩羅♪#ウド #独活 #うど #山菜 #パスタ #ペペロンチーノ #柚子胡椒 #青唐辛子 pic.twitter.com/JpLaA1VJzu
— 空の食卓 くうのしょくたく (@kuudining) May 26, 2019
★レットペッパー、チリペッパー
カイエンペッパーとも言われている辛味の強いスパイスで、赤唐辛子を乾燥させ、粉状にしたものを言います。辛味を出したい、辛いのが好きな方におすすめです。
★ラー油
香ばしい香りが特徴がありいい風味を足してくれます。
料理によって合わない場合もあるかもしれませんが、少量で辛味が加わるので、量によっては気にならなくなります。
★スイートチリソース
甘味が強い調味料ですが、辛味を抑えられ甘味がコクになり、料理自体の味を変えないので、辛いのが苦手な方や、お子様がいる家庭では活躍します。
カオマンガイ初めて作った!
こないだボンゴレ失敗したが、FOODIEというレシピサイトは本当にわかりやすい。
シンプルだし外せないポイントがきっちり書いてある(╹◡╹)
赤唐辛子がなかったから代わりにスイートチリソース入れた。めちゃうま! pic.twitter.com/o7Eke7N79K
— 鬼龍院雪乃/美容業界裏方ライター (@yukino_kiryuin) May 30, 2020
■番外編:青唐辛子とししとうの見分け方
青唐辛子には様々な種類があり、ししとうも青唐辛子の一種で、甘唐辛子という種類に分類され、ピーマンやパプリカと同じ種類になります。
ししとうにも稀に辛味のあるものがありますが、ストレスがかかったり、辛味の遺伝子を持った花粉と受粉することで、辛いししとうになります。
見た目はあまり変わらず、種類によって形も様々なので一概には言えませんが、青唐辛子の方が細く長いです。
ししとうは日本でも見慣れている方多いと思いますが、比較的小ぶりでシワがあったり、ぼこぼこしていますが、新鮮な青唐辛子はししとうほどシワも凹凸もありません。
見慣れているししとうを基準に見てみると違いが分かりやすいです。
本日の収穫、青唐辛子2本、ししとう2本。
青唐辛子は味噌と合わせてご飯のお供にしますか。
ししとうは冷蔵庫で待機ね、すぐまた増えるだろうからね(*´ᐜ`*) pic.twitter.com/zB1wsnr1my— キング@猫の颯太(2歳) (@saku580104) July 12, 2020
■まとめ
青唐辛子と赤唐辛子は加熱料理に使うか、非加熱料理に使うかで大きく違いが出てくる野菜なので、使い方次第で料理の幅が広がるのではないでしょうか。
赤唐辛子は身近なもので代用可能で、料理によく使うものばかりです。
色々な代用品ご紹介しましたが、ブレンドしてみてもいいと思いますので、チャレンジしてみてください。
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