ナツメグの実(ナツメグホール)とは?使い方や注意点について紹介

ナツメグといえば粉末状のものが一般的ですが、スパイスの専門店へ行くと実のまま売られていることがあります。

ナツメグの実と、粉になったものは何が違うのでしょうか。

「本格的な香りが欲しいので実から使いたい」「粉末と思ったのに実を間違って買ってしまった」そんな人へ使い方や注意点を解説します。

 

 

■ナツメグの実(ナツメグホール)はどうやってスパイスになるの?

ナツメグはニクズク科の樹木にできる、実の「種」の部分です。

この種を細かく砕いたものが粉末状として売られています。

種の周りには赤い網目状のものがついていて、「メース」と呼ばれます。ナツメグ同様にスパイスとして使われますが、香りが穏やかで、上品なのがメースの特徴です。

ニクズクの実は7~9年かけてできる、成長のゆっくりとした樹木で、1本の木から採れる実は500~2000個ほどです。

 

 

■ナツメグの実(ナツメグホール)の正しい使い方

粉末のものを買うつもりが、間違ってホールタイプを買ってしまった、そんなときは準備が出来ていないために、焦ってしまいますよね。

香りを重視するのであれば、粉末よりも実をその都度細かくして使う方がおすすめです。とはいえ問題は使い勝手ですよね。

これはコショウにもいえますが、売られているものの大部分は使い勝手の良い粉末です。

実が大きいため、コショウや岩塩のようなミルに入れてひくことはできません。

ナツメグにはナツメグ専用のミルがあります!!

大きな実を入れられる形状で、使うたびにフレッシュな香りを楽しむことができますよ。

ミルがあれば、中に入れてガリガリとハンドルや容器を回すだけです。
いつも使うのであれば、1つ持っていてもいいですね。

 

 

■ナツメグの実(ナツメグホール)を挽くのはおろし金がおすすめ!

今使いたいけどナツメグ用のミルを持っていない、という場合はおろし金でも代用できます。

細やかな粉末状にするために、目の細かいおろし金を使うのがおすすめです。

チーズをすり下ろす道具があれば、それでも代用できますよ。

 

■毒性あり!ナツメグの実を使う上で気をつけること

ナツメグは大量に食べると中毒を起こしてしまいます。

すり下ろすのが面倒になって、「大きな実をそのまま煮込んだ」「間違って実を食べてしまった」ということになったら大変です。

小さな子どもがいる家では、アメと間違えて子どもが口に入れてしまうこともあります。

海外では8歳の男の子が、ナツメグの実を食べて亡くなった事故があります。

悲劇を生み出さないためにも、保管には十分気をつけるようにしましょう。

 

 

 

■まとめ

● ナツメグの実はニクズクの樹木にできる実の中の部分
● ナツメグ専用のミルを使うと、調理のたびにフレッシュな香りを楽しめる
● ミルがない場合はおろし金で代用できる
● ナツメグは大量摂取に気をつける

使うたびにすり下ろして使う、ナツメグホールは香りがとてもいいです。

少し面倒ですが、香りの高さを求めるのであれば専用のミルを買うのもいいですね。

 

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