スーパーの鮮魚コーナーには加工されている魚もありますよね。みりん干しもその一つ。ちょっと赤くなっていて、ほんのり甘い味が特徴ですよね。
この甘味のおかげで魚が苦手な子どもが食べてくれるケースもあるようですよ。
今回はそんなみりん干しについて解説していきます。
■なぜみりん干しにはゴマがふってあるの?
風味をよくするためにふってあります。
甘味の中に香ばしさが加わると、おいしく感じますよね。なので、全てのみりん干しにごまがふってあるわけではありません。
作り手の判断によるもの、と考えたほうがいいですね。
■みりん干しが赤いのはなぜ?
赤い方が食欲をそそるから、という理由です。
みりん干しは醤油とみりんで味付けした干物で、この2つでも茶色の色がつきますが、赤い着色料を使って、わざわざ赤くしているのです。
タラコを赤くしたり、ウインナーを赤くしたりするのと同じ理由ですね。
赤くないみりん干しは茶色がかった飴色です。昔ながらの製法で作られているものにはこういったものが多いので、食べ比べてもいいかもしれません。
■鯖のみりん干しを堪能する献立メニュー
スーパーで売っているみりん干しを焼くだけでもおいしいですが、自家製のみりん干しもおいしいですよ。
釣りでたくさんとれた時や、安く新鮮な鯖が手に入ったら、ぜひやってみてくださいね。
● 鯖・・・2匹
● 〇みりん・・・大さじ4
● 〇醤油・・・大さじ5
● 〇酒・・・大さじ
● 〇砂糖・・・大さじ1/2~1
● 白ごま・・・好きなだけ
<作り方>
1. 鯖を3枚におろして、血合いをきれいに洗う
2. 〇の調味料を合わせる
3. 平たいプラスチック容器などに1と2を入れる
4. 何度かひっくり返しながら半日から1晩冷蔵庫で漬ける
5. 鯖の表面の水分を軽くふき取って、ごまをふる
6. 風通しの良いところで干す。洗濯ばさみを使う場合は鯖の頭が上になるように
7. 夏場は1~2日、冬場は2~3日干して完成
干すときは100均などで売っている干物用の干しかごを使ってもいいですね。
■オーブンレンジを使った焼き方
魚焼きグリルが汚れてしまうのが嫌だという人は、オーブンレンジを使ってみりん干しを焼くことができますよ。
オーブンレンジであれば火を使わないので、ちょっと目を離したいときや汚れものを減らすのにもうってつけです。
1. オーブンを200℃に余熱する
2. オーブンシートやアルミホイルを敷いた天板にみりん干しをのせて15分ほど焼く
直火のように皮がパリッとならないですが、ふんわり柔らかい焼き上がりです。
オーブンによって焼きあがり方が変わりますので、焼きが足りない場合は時間を長くする、焦げてしまうときは途中でアルミホイルをかぶせる、といった調整をしてくださいね。
■失敗しない焼き方とは?
みりん干しは身の方からじっくり火を通し、皮面はさっと炙るくらいがおいしさの秘訣です。
片面グリルの場合であれば、身の方を上向きにしてじっくり火を当てて、仕上げる直前にひっくり返して皮を炙ればきれいに焼きあがります。
両面グリルの場合1度に両面から火があたるので難しいのですが、皮の面にアルミホイルなどをかぶせて火があたらないように工夫すれば、同じように焼き上がります。
グリルは焼き網が汚れてしまうのがデメリット。
油が落ちるときに煙が出るため、部屋に臭いがついてしまうのも残念なのですが、おいしく仕上がるので、おススメしたいです。
フライパンの場合は、クッキングシートを使うとフライパンを汚さずに焼けますよ。
フライパンにクッキングシートをのせて焼くという簡単なもの。ふっくらとした焼き上がりに仕上がりますよ。
そのときにクッキングシートがフライパンからはみ出さないようにしてくださいね。はみ出た紙に引火して燃えることもありますよ。
■まとめ
● みりん干しは醤油とみりんに漬け込んだ干物
● 新鮮な鯖が大量に手に入ったら、自作することもできる
● 皮目もパリッと仕上げたければグリルで焼くのがおすすめ
● ふんわり仕上げたいときはフライパンやオーブンでの調理がおすすめ
上にのせた以外に七輪でじっくり焼く方法もあります。バーベキューのときに炭の火を眺めながら、なんていうのも趣がありますよね。
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