抹茶を点てるのに必要な「茶筅」。作法が難しかったり、道具を揃えるのが大変そうなイメージですが、実は自宅でも簡単に抹茶を点てられる方法があります。
それは、茶筅の代わりに身近な調理器具を使うという方法です。この方法なら、わざわざ道具を揃えなくても家にあるもので抹茶が点てられますよね。
今回は、「茶筅」の特徴と代用品について解説していきます。
茶筅の値段ってどれくらい?
茶道の道具は高いイメージがありますが、実際どのくらいかかるのでしょうか。
抹茶を点てるの道具は、茶筅の他に茶碗、茶器、茶杓があります。それらを全部きちんと揃えようと思うと、2万円ほどかかってしまいます。
抹茶を点てる以外の作法や道具もありますので、そこまで本格的なものはいらないという方には自宅用の簡易セットも販売されています。そちらだと2千円程度で購入できるので、手が出しやすいですね。
茶筅の洗い方はどうする?
茶筅は複雑な形をしているので、取扱には注意が必要です。
抹茶を点て終えたら、ぬるま湯を張ったボウルに入れて振りながら抹茶を落とします。なかなか落ちない抹茶は手でこすり取りましょう。
立てたままにしておくと、自然と穂先がすぼまってくるので、くせ直しという道具に挿しておくのもおすすめです。
水をしっかり切り、通気性の良い日陰で保管しておくと、長持ちします。
茶筅の代用に使えるもの一覧
茶筅は身近なもので代用することができます。
100円ショップにも売っているものなので、気軽に使えますね。
☆泡だて器
「泡だて器」は形状が茶筅と似ています。茶筅より幅があるので、大きめの器で混ぜると良いです。
お湯は2回に分けて入れるのがおすすめです。まず少量のお湯で抹茶をよく練り、残りを入れましょう。勢いよく泡立てると、よりクリーミーな抹茶が出来上がりますよ。
☆スプーン
実は「スプーン」でも代用可能です。スプーンはよく混ぜないと抹茶が溶けてくれないので、少し体力がいるかもしれません。そのため、クリーミーな味わいはあまり感じられません。
スプーンで抹茶が点てられるのであれば、自宅でも簡単に作れますね。おやつにも作ってみてはどうでしょうか。
☆電動クリーマー
お菓子作りなどで役立つ「電動クリーマー」。抹茶もしっかり泡立ってくれますよ。電動なので、体力も使いません。素早く抹茶が点てられます。
お抹茶を「ハイブリッド点て」しました。
大部分は電動クリーマーを使い、仕上げに大きな泡を消すときだけ茶筅です。
フワフワの泡がずっと残ってました。生クリームの泡立て(ハンドミキサー→泡立て器)からの着想です。
このスタイルなら毎日お抹茶しても良いわ。 pic.twitter.com/Abw10W3xMT— れいか (@reika_i) July 23, 2020
作り方も簡単です。深く大きめの器に振るった抹茶を入れてお湯を一杯分注ぎます。泡立てる時は、飛び散らないように新聞紙を敷くなど対策を取ってから行いましょう。
☆マドラー
コーヒーや紅茶に使う「マドラー」もおすすめです。細長い形をしているので、抹茶碗でも違和感なく使用できます。
しかし、茶筅よりかは小さいので、泡立てる回数は多めです。ダマにならないようにしっかり混ぜましょう。
☆ミキサー
ハンドミキサーでも抹茶を泡立てることができますが、温かい抹茶よりかは抹茶フラッペなど冷たい飲み物を作る時におすすめです。
茶筅ないからカプチーノミキサーで点てたお薄〜。 pic.twitter.com/UeUqdxbFj1
— 白和え (@idianuma) November 29, 2019
ミキサーで泡立てれば、ふわふわの抹茶が出来上がりますよ。クリームも一緒に泡立てることができるので、効率的です。
まとめ
・茶筅は値段が高め。気軽にできるセットを買うと良い。
・茶筅は繊細なので、保存が肝心。
・点て終わった茶筅はぬるま湯で抹茶を落とし、水をしっかり切りって、通気性の良い日陰で保管する。
・茶筅の代用は以下のものがおすすめ。
【泡だて器・スプーン・電動クリーマー・マドラー・ミキサー】
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