カレーや炒め物、ソースにも使える「マスタードシード」。
独特な辛みと風味を持っているので、ハマっているという方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな「マスタードシード」の特徴と効果について解説していきます。
マスタードシードがなかった時のおすすめ代用品もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
■マスタードシードとは?
「マスタードシード」とは、中央アジア・西アジア・中東・地中海沿岸にかけて広く生息しているアブラナ科の種を乾燥させたものです。
直径1~2mmの小さな球形をしていて、黄色褐色であることが一般的です。
粒のままでは無臭ですが、すりつぶして水分と練ることで独特の辛みと香りが出てきます。
マスタードシードには、鉄分・マグネシウム・リンなどのミネラルが豊富に含まれています。
そのため、抗酸化作用が期待ができますよ。
植物性であるため、吸収率も高いのも特徴です。脂肪燃焼も早いので、ダイエットにも効果的です。
また、辛み成分に含まれる「アリルイソチオシアネート」はファイトケミカルの一種とされています。
ファイトケミカルには、
・免疫を整える作用
・がんや動脈硬化を予防する作用
・アンチエイジング作用
など様々な効能があります。
■それぞれ違うマスタードシードの種類
マスタードシードは大きく3つに分けることができます。
それぞれ味や風味が少しずつ違うので、その特徴を簡単にご紹介していきたいと思います。
★イエローマスタードシード
粒が大きく、外側の皮の色が薄いのが特徴の「イエローマスタードシード」。
比較的辛さがマイルドなので、他の調味料と合わせて使うのがおすすめです。
1:イエローマスタードシードとブラウンマスタードシードをすり鉢で軽く潰します。2:塩少しと米酢とりんご酢を加え、瓶に入れます。3:あとは、マスタードが吸った分の酢を適宜補充すれば、2〜3日で粒マスタードのできあがり。まあ簡単。 pic.twitter.com/HhyknpD9sP
— 作品社 (@sakuhinsha) June 25, 2016
ナッツのような香りでピクルスやマリネによく使われています。
★ブラックマスタードシード
小粒で外側の皮が黒いものを「ブラックマスタードシード」と言います。
最も辛みが強く、わさびに似たツンとくる辛さです。
ブラックマスタードシード
約80g なんと100円。
GET出来るお店を知ってしまった!しかも自宅から
徒歩1分の場所にあった 笑#仙台カレー #スパイス pic.twitter.com/aqlppc9Mjk— Kikuchi Curry@仙台【旅するカレー屋】 (@kikuchicurry) April 26, 2019
魚料理や肉料理との相性が良いです。
★ブラウンマスタードシード
ブラウンマスタードシードは、ブラックマスタードシードとよく似ています。
見た目は外側の皮の色が若干薄め程度の違いですが、辛みはブラックマスタードシードほど辛くありません。
ブラウンマスタードシード1キロ届いた!!!!!豆まきしたろ!!!!! pic.twitter.com/1nwEnx3g0D
— ワナビ〜〜〜信越富岳 (@jingnicks) April 26, 2020
魚料理や肉料理はもちろん、カレーなど幅広く使えます。
■最高のスパイス!マスタードシードの使い方
マスタードシードはドレッシングやマリネ、ピクルスにぴったりです。
乳化作用があるため、液体とも馴染みやすいですよ。
もちろん、粒のまま魚料理や肉料理の風味付け使うのもおすすめです。
また、マスタードシードは炒め物やカレーのスパイスとしても活用できます。
油との相性が良く、ホールのまま使うと、簡単に風味をアップさせることができますよ。
インド料理では、すりつぶしたマスタードシードをカレーに加えることもあります。
カレーをスパイスから作ろうと思っている人にぜひ試してみてほしい調味料です。
■マスタードシードの代用品
マスタードシードがない時は、以下のもので代用することができます。
知っておくと、いざという時役立ちますよ。
★マスタード
「マスタード」には酢や砂糖が加わっているため、甘みや酸味がありますが、マスタードシードの代用として使えます。
炒め物やソースにぴったりですよ。
★粒マスタード
「粉マスタード」はマスタードシードをお酢などの調味液に漬けこんで作ります。
粉なので、そのままスパイスとして使うことができます。
早めのゆき飯テロ。
ジャーマンポテト!
ママンが友達から貰ったハーブ塩と、発掘した缶入り粉マスタードが決め手かな。 pic.twitter.com/U4wxXRsGgC
— ゆきじろぉ (@oo_x_yuki) July 14, 2018
滑らかな口当たりが特徴で、様々なものに使用されています。
加熱すると酸味や辛みが若干抜けてしまうので、ピクルスやドレッシングに使うのが良いですね。
★クミンシード
「クミンシード」はハンバーグを作る時に入れたりしますよね。
カレーの香りが特徴的でカレーに入れるのはもちろん、肉や魚にも合いますよ。
ブラウンマスタードシードがなかったのでクミンシードで代用したサブジ寄りのトーレン pic.twitter.com/hehNWGG8a6
— kukumoyama (@kukumoyama) June 7, 2020
加熱すると、辛みは残らず、香ばしい香りが広がります。
★粉からし
「粉からし」とは、練りからしの練る前の状態のことです。
粉からし単体で使うことはあまりないのですが、風味をつけたい食材と一緒に漬け込んでおくことで、マスタードシードの代わりになります。
キュウリは粉辛子と麹ちょっと入れて pic.twitter.com/puKjXNDnPF
— ねむり姫 (@himekohina) June 28, 2020
市販のチューブ入りからしは塩やお酢などで辛み成分が抜けないように作られていますので、ツンと鼻に抜ける辛みが残ります。
使用する際は注意しましょう。
■まとめ
・マスタードシードとは、アブラナ科の種を乾燥させたもの。
・鉄分・マグネシウム・リンなどのミネラルが豊富に含まれていて、抗酸化作用がある。
・辛み成分に含まれる「アリルイソチオシアネート」はファイトケミカルの一種。
・マスタードシードの種類は以下の3つがある。
【イエローマスタードシード・ブラックマスタードシード・ブラウンマスタードシード】
・マスタードシードはドレッシングやマリネ、ピクルス、炒め物、カレーのスパイスに使える。
・マスタードシードの代用品は以下の4つがおすすめ。
【マスタード・粒マスタード・クミンシード・粉からし】
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