梅酒は自宅でも簡単に作れる果実酒の1つです。
ベースに焼酎のホワイトリカーを使うのが一般的ですが、ウイスキーやウォッカなどのお酒ほどメジャーではありません。
そこで、ホワイトリカーとはどんなお酒なのか、自家製梅酒の作り方も一緒にご紹介します。
■ホワイトリカーとは?焼酎との違い
ホワイトリカーは焼酎と同じ分類になりますが、焼酎には2種類に分けられ、連続式蒸留で作られる甲類焼酎と、単式蒸留で作られる乙焼酎があります。
さらに、酒税法ではアルコール度数45%以下のものを乙類焼酎、アルコール度数36%未満のものを甲類焼酎と定められています。
用途や風味など大きく違い、乙類焼酎の本格焼酎は麦・米・芋などの味わいや風味を楽しみますが、甲類焼酎は無味無臭のため、お茶割りや酎ハイなどの割りもののベースとして使用されます。
甲類焼酎中でもホワイトリカーは度数が高く、主に果実酒のベースに使います。
■ホワイトリカーの度数
ホワイトリカーは、アルコール度数36%未満の甲類焼酎に分類されます。
割りもの用に販売されている甲類焼酎のアルコール度数は20~30%が一般的ですが、果実酒のベースとして使われるホワイトリカーのアルコール度数は、甲類焼酎で1番高い35%のものがほとんどです。
■ホワイトリカーを使った基本的な梅酒の作り方
<用意するもの>
・梅・・・500g(お好みの熟成度合いのもの)
・氷砂糖・・・500g(甘さを控えたい場合は200g、もしくはお好みで)
・ホワイトリカー・・・900ml
・2L保存瓶
1,梅のヘタを取り、丁寧に水で洗ったら、水気を拭き取ります
2,保存瓶をアルコール、もしくはホワイトリカーで拭きます
3,梅の半分を瓶に入れたら、氷砂糖半分を入れます
4,残りの梅を入れ、さらに残りの氷砂糖を入れます
5,ホワイトリカー900mlを注ぎます
6,約3ヶ月経ったら飲むことができます
■なぜ梅酒はホワイトリカーで作るの?
梅酒はホワイトリカー氷砂糖を使いますが、この2つは梅のエキスを浸出させる役割があり、組み合わせることで浸透圧を絶妙なバランスに調節してくれるため、初心者でも美味しい梅酒が簡単に作ることができます。
梅酒を作る場合、酒税法の範囲内のウォッカやウイスキーも使用できますが、アルコール度数が低いので梅のエキスが出にくく、お酒の風味が強いので、梅の風味を活かすのには無味無臭のホワイトリカーがぴったりです。
さらに、ホワイトリカーを使うのには、ただ単に美味しいからという理由だけではありません。
アルコール度数が高いホワイトリカーを使うことで殺菌効果があるため、長期保存に向いています。
瓶はホワイトリカーを染み込ませたペーパータオルで拭いて殺菌。氷砂糖、梅の順番で入れる。 pic.twitter.com/uaYp7OPGZv
— aki (@akinoth) June 8, 2020
■まとめ
ホワイトリカーは他のお酒よりも安く、癖や風味がないため、自家製梅酒を作るのに最適なお酒です。
さらに、殺菌効果も高いので、最後まで安全に梅酒を楽しむことができます。
ご紹介した自家製梅酒の作り方を参考に、ぜひ作ってみてください。
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