オリーブオイル・サラダ油・アマニ油の違いをまとめてみました

最近話題になっている健康志向のオイル。いろいろなものがあってわかりづらいですよね。

いざ健康的といわれても、どうしてなのかわからないことがあります。健康的なオイルとして知られるオリーブオイルやアマニ油と、一般的なサラダ油とは何が違うのかを解説していきます。

 

 

■オリーブオイルとサラダ油の違い

オリーブオイル
オリーブの果実を絞った油のため、精製するときに加熱などの処理は一切行わず生の果実を味わっているのと同じになります。

一価不飽和脂肪酸のひとつである、オレイン酸を主成分としています。

オリーブ独特の香りがあり、ほのかな苦味や刺激的な味も特徴です。

 

サラダ油
菜種やひまわり、ベニバナや落花生などの植物から作られ、低温下でも白く濁ったり固まらない液状の油のことをいいます。

原材料には、とうもろこしや米などから採れる油でもサラダ油と呼ばれます。植物から採れる油の総称というわけですが、2種類以上の原料を混ぜてつくると「調合サラダ油」と呼ばれます。

香りや色がなくクセがないのが特徴です。

 

 

■オリーブオイルとサラダ油はお互い代用できる?

できます!!

どちらも生でも加熱してでも食べられる油のため、それぞれに代用は可能です。お互いの香りと風味を再現するのは難しいですが、ドレッシングや揚げ物などに広く使うことができます。

オリーブオイルはサラダ油よりも沸点が低いため、揚げ物に使うときは煙が出る手前の200℃を超えないように調理するようにしましょう。

 

■オリーブオイルとサラダ油を混ぜても大丈夫?

混ぜても大丈夫です。
オリーブオイルってサラダ油よりもちょっと高価なことが多いですよね。オリーブオイルの風味を活かしたいときにサラダ油にちょっと混ぜるだけでも、香りがよくなりますよ。

 

 

■オリーブオイルとアマニ油の違い

オリーブオイル
オリーブの果実を絞った油で、一価不飽和脂肪酸のオレイン酸が主成分。リノール酸やリノレン酸などもバランスよく配合されています。

そのままサラダにかけて生で食べても、炒め物などの加熱調理でも問題なく使えます。

 

アマニ油
亜麻(アマ)の種を絞った油で、オメガ3系脂肪酸の一つである、αーリノレン酸が多く含まれています。熱に弱く、加熱すると魚のような生臭い香りが出てしまうため生で食べるのが基本です。

 

■オリーブオイルとアマニ油の効果・効能の違い

オリーブオイル
主成分のオレイン酸の効果により、善玉コレステロールをそのままにしながらも、悪玉コレステロールを下げる効果があります。

これにより血管の健康を保ち、動脈硬化を防ぐといったことが期待できます。

 

アマニ油
主成分はオメガ3脂肪酸です。この脂肪酸は青魚に多く含まれるDHAやEPAといった成分を体内で作ることができます。

DHAやEPAには血管を健康にするはたらきのほか、腸内環境を改善することによるアレルギーの予防や、肌荒れの改善なども見込めます。

 

 

■オリーブオイルとアマニ油はお互いに代用できる?

生食であれば代用は可能です。しかし、炒め物といったフライパン調理や揚げ物にアマニ油は向いていないので、代用は避けた方が良さそうです。

アマニ油にはオリーブオイルのような強い風味がないため、生で食べるものに使っても食材の風味を壊すことなく使うことができます。

逆にいえば、オリーブの風味が欲しいときにはちょっと物足りなく感じてしまいますね。

香りを考えなくてもよくて、生食であれば十分に代用は可能です。

 

 

 

■まとめ

● オリーブオイルはオリーブの果実を絞ったもの、アマニ油は亜麻の種を絞ったもの
● サラダオイルは植物から採れる油の総称で、とうもろこしや菜種などからとれるもの
● サラダ油やオリーブオイルは加熱調理にも向いているが、アマニ油は生食が望ましい
● それぞれの油は代用可能だが、調理方法に気をつける

それぞれの油の違いがおわかりいただけましたでしょうか。

健康的といわれる理由には油の成分が関係していましたね。加熱に向いていない油もあったので、それぞれに適した調理方法で使い分けることがポイントですよ!

 

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