赤いパッケージが印象的な高級中華スープの素「味覇(ウェイパー)」は、家庭でも簡単に本格的な中華料理が作れる万能中華調味料で、愛用している方もたくさんいらっしゃいます。
そんな人気のウェイパーですが、危険な化学調味料が含まれていると無視できない噂があります。なぜそんな噂が流れているのか、本当に危険なのか、徹底紹介致します。
■ウェイパーは化学調味料だから危険?
ウェイパー原材料は?
ウェイパーに使われている原材料は多い順に、
「食塩」「肉エキス」「野菜エキス」「動植物油脂」「砂糖」「乳糖」「小麦粉」「香辛料」「調味料(アミノ酸等)」
となっています。危険と噂されている原因は食品添加物の「調味料(アミノ酸等)」にあります。
グルタミン酸ナトリウムが引き起こす害とは?
ウェイパーだけでなく味の素にも含まれているこのアミノ酸は主に、「グルタミン酸ナトリウム」が使用され、一日の摂取量が決められた化学調味料です。
グルタミン酸ナトリウムには、アレルギーや喘息を悪化させる恐れがあり、中華料理店症候群やグルタミン酸ナトリウム中毒と言われ、頭痛、歯痛、顔面の圧迫感、胸部・背部の痛みなどの症状を引き起こします。
このようなことからウェイパーが危険視され、中華料理に使われているのもあり、色々な噂が出回っています。
味の素の安全性について。グルタミン酸ナトリウムは大丈夫。みんな食べてええんやで。#味の素 pic.twitter.com/38ZgwjicTe
— 電気羊【Ø】 (@clockwork_peach) August 13, 2020
ウェイパーは危険?
欧州食品安全機関はグルタミン酸ナトリウムの1日摂取許容量は30㎎を超えるとリスクが高まる報告をし、日本でも製品に含める重量比を制限するよう要請しています。
多量に摂取しない限り安全が認められ、耳かき1杯でも十分旨味が感じられる成分で、製品に含まれる量も安全が認められた量です。
ウェイパーを製造販売しているのは「廣記商行」という日本の企業で、創業者は中国の方ですが日本製なので、過剰摂取しない限り安心して使用できます。
化学調味料不使用のウェイパーも販売されているので、上手く活用してみてください。
今日のギモン⑦
Q.ウェイパァー好きなんだけど何で出来てるの?
A.鶏エキス、豚エキス、野菜エキスなど。化学調味料のグルタミン酸ナトリウムが体に害なのではという意見もあるが、適正な量であれば問題ないとされている。 pic.twitter.com/s0myPpwzsE— 遊馬 (@salutoriibala) April 5, 2021
■ウェイパーに含まれる成分
ウェイパーには旨味やコクの元になっている動植物の油脂が含まれ、脂質とタンパク質が多くなっています。
さらに、料理が苦手な方もウェイパーだけでしっかり味付けできるだけあって、原材料を見ても一番多く食塩が含まれ、ウェイパーの30%以上が食塩でできています。
最近「肉の味付けの塩の量は、肉の重さの0.8%」と知った。
試しに麻婆茄子を作る際、味覇の成分表から原子量 Na=23,Cl=35.5 で塩の重さを計算をしようとした。
けど、一緒に使う豆豉醤、甜麺醤、豆板醤にも塩が入ってるから面倒で計算やめた。
結局、全部小さじ1杯ずつ混ぜたら適度な塩加減だった。 pic.twitter.com/iMFhpVuF7m— とまと (@tomato5285) May 24, 2020
■塩分が多い!ウェイパー摂取許容量について
日本人の1日の塩分摂取量の平均は10gですが、厚生労働省は「男性8g未満」「女性7g未満」と定め、世界基準では5g未満となっています。
ウェイパー100gに対して塩分が37.8gなので、10g約3.8gです。小さじ1杯1.89gなので、使用する他の調味料との塩分量考えて、1人前1食小さじ1杯に抑えましょう。
■まとめ
ウェイパーが危険だと一部で危険だと噂されますが、安全が認められた食品添加物で、日本で販売されているほとんどの製品に使用される成分です。
ウェイパーはグルタミン酸ナトリウムだけでなく、塩分も気になる成分なので、健康と安全のために適量を守って使用しましょう。
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