パン作り、お菓子作りに使うことのある「スキムミルク」。
普段なかなか使うものではないので
「レシピにスキムミルクってあるけど持ってないよ」
「こんなちょっとだけのために買うのもなぁ」
ということもあるかもしれません。
では、スキムミルクがない場合、何か他のもので代用ができるのでしょうか?
今回は、そんな困ったときに役立つ『スキムミルクの代用品』についてご紹介していきます。
意外家にあるものも多いと思いますので、ぜひ参考にしてみてください!
スキムミルクとは何?
スキムミルクとは、牛乳から脂肪分を取り乾燥させて作られた「脱脂粉乳」のことです。
とても保存性に優れており、一般的に牛乳の賞味期限は1週間程度ですが、スキムミルクはなんと1年程度と長期保存が可能です。
また、製造する際に水分と脂肪分を飛ばしていますが、タンパク質やカルシウムはほぼ残っています。
栄養価は牛乳と同等、カロリーは牛乳の半分ということで、最近では、ビタミン、食物繊維、ビフィズス菌などを配合した栄養強化型のものも販売されており、水で溶かすだけで飲めることからトレーニング後やダイエットに使用されることも増えてきています。
パン作り、お菓子作りにスキムミルクを使う理由の一番は、ミルクの風味を付けることです。
また、スキムミルクを入れると焼き色がキレイにつきます。
なので、代用品を探す時は、この役割の代わりになるものを探します。
スキムミルクの代用
牛乳
牛乳はスキムミルクの材料なので、代用品として使うことができます。
しかし、牛乳には多くの水分がはいっているので、スキムミルクの代わりにパンやお菓子に入れる場合は、入れる量や他の材料とのバランスが非常に重要になります。
影響がない程度に少なめに入れるか、レシピに水分があるならその水分と入れ替えるなど調整画必要になってきます。
牛乳には脂肪分が入ってるので、スキムミルクを使うよりコクは出ます。
プロテイン
スキムミルクと同じ粉末であるプロテインは代用品にはなりますが、スキムミルクと同じような効果は得られません。
最近は甘いプロテインや、味のついたものもありますので、代用する場合は味を調節しながら使うことをおすすめします。
クリープ・コーヒーフレッシュ
クリープ・コーヒーフレッシュもスキムミルクの代わりに使うことが出来ます。
スキムミルクには無い脂肪分がクリープやコーヒーフレッシュには入っているので、スキムミルクを使うよりパンやお菓子にコクを与えることができます。
何年かぶりでパン焼き器を動かしてみました。
スキムミルクの代わりにクリープ入れたら生クリーム的に美味しくできました。 pic.twitter.com/eBp06XMkVK— p i p i c o c o (@pipicoco2) October 1, 2018
逆にあっさり系なものを作りたい時には代用品には向きません。
豆乳
健康にも良い豆乳も、スキムミルクの代用品になります。
乳製品アレルギーを持たれている方も安心して使うことができます。
しかし乳製品ではないので風味は全く違うものになります。
また、牛乳の時と同じように水分が多いのでレシピの調整は必須となります。
初めて「ふすまくるみパン」にトライ。砂糖の代わりにオリゴ糖を使い、バターの代わりにオリーブオイル。スキムミルクの代わりに豆乳。家族には好評。パンは食べないまりんも食べてました。朝飯の定番になりそう。しかし、高いパンになります。 http://t.co/tB0ndPBd
— まりん (@kozikozi59) January 9, 2012
粉ミルク
原料が同じで粉末の粉ミルクは、スキムミルクの代用品として特におすすめです。
レシピの調整もしなくてよいので、粉ミルクがあるのであれば迷わず使いましょう。
エバミルク(無糖練乳)
エバミルクとは、牛乳を煮詰めて濃縮したもので「無糖練乳」とも呼ばれています。
エバミルクに砂糖を足すと、イチゴなどにかける「加糖練乳(コンデンスミルク)」になります。
エバミルクもスキムミルクに比べると脂肪分を多く含みますので、コクのある仕上がりになります。
クリープ・コーヒーフレッシュと同様に、スキムミルクよりもコクが出ますので、あっさりさせたい時は不向きです。
まとめ
・スキムミルクとは、牛乳から脂肪分を取り乾燥させて作られた「脱脂粉乳」のこと
・パン作り、お菓子作りにスキムミルクを使う理由は、ミルクの風味を付けること、焼き色がキレイをきれいにつけること
・スキムミルクの代用品としておすすめなのは以下の6つ
【牛乳、プロテイン、クリープ・コーヒーフレッシュ、豆乳、粉ミルク、エバミルク(無糖練乳) 】
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