豆腐作りに欠かせないにがりが無くても代用できる!徹底紹介

代用・食品

豆腐作りに欠かせないにがりについて紹介します。

そもそもにがりとは何か、豆腐作り以外の用途、豆腐作りでにがりの代用になる食品についてまとめていますので、気になる方はぜひお読みください。

 

■にがりとは何か?

にがりとは、海水を煮詰め塩を取り除いたあとのドロドロとした透明の液体です。

海水から食塩を除いているので苦味があります。

塩化マグネシウムや硫酸マグネシウム、塩化カリウムなどのミネラルが多く含まれています。

にがりは、主に豆腐を固めるのに使われています。

その他にもにがりの主成分であるマグネシウムは、お肉を柔らかくする効果がありますので、煮込み料理に少量使用してみてはいかがでしょうか。

 

 

■にがりの代用

家庭でにがりを使う目的は、豆腐を作る目的が多いと思います。

にがりに含まれる塩化マグネシウムが、豆乳を凝固させる作用があるため豆腐になります。(塩凝固作用)

豆乳の凝固作用がある代用品を紹介します。

★お酢

お酢には、豆乳中のタンパク質を酸凝固させる働きがあります。

常備されている家庭も多いでしょうから、代用品としてお酢は便利ですね。

【材料】
・調整豆乳 250ml
・酢 10ml
【作り方】
① 調整豆乳を鍋にいれ、弱火で温めます。
② 調整豆乳が温まったらお酢を加え、すぐに火を止めます。
③ 別の容器に移し、冷やして固まったら完成です。

★塩

どの塩でも代用可能ではなく、凝固作用を起こすマグネシウムの含有量が高い塩をおススメします。
具体的には、沖縄のお土産としても有名な「雪塩」はマグネシウム含量が一般的な塩の10倍もあります。
豆乳と塩の素朴な味わいの自家製豆腐を作ってみてはいかがでしょうか。
【材料】
・調整豆乳 200ml
・塩 5g
・水 小さじ2
・耐熱容器
【作り方】
① 耐熱容器に豆乳、塩、水を入れて混ぜます。
② 鍋に耐熱容器の高さより低い水を入れ、沸騰させます。
③ 耐熱容器にアルミホイルをかぶせ、鍋の中に入れます。
④ 中火で15分加熱し、火を止めてしばらく蒸します。
⑤ 蒸らし終わったら、冷やして完成です。

★ゼラチン

ゼラチンの凝固作用によって豆乳を固めることができます。
ゼリーのようなプルプル食感になりますが、温めると崩れてしまうので冷奴としてたべることをおススメします。
【材料】
・調整豆乳 250ml
・ゼラチン 5g
・水 大さじ2
【作り方】
① ゼラチンと水を混ぜて、レンジでチンします。
②加熱したゼラチンと豆乳を混ぜて冷やせば完成です。

★くず粉

和菓子に使われるくず粉でも豆乳を固めることができるので、代用品になります。
ゼラチンと同様にプルプル食感ですが、熱に強いので揚げ出し豆腐にすることも可能です。
【材料】
・調整豆乳 500ml
・くず粉 40g
【作り方】
① 鍋に豆乳とくず粉を入れて、強火で加熱する。
② とろみが出てきたら、中火にして3分間混ぜながら加熱する。
③ 餅くらいの粘り気になったら、容器に入れ冷やして完成です。

■まとめ

自家製で豆腐を作るために必要なにがりは、マグネシウムやナトリウムなどミネラルが豊富な食品です。

海水を煮詰めたものなので苦みはありますが、お肉を柔らかくする効果もあります。

代用品としては、お酢・塩・ゼラチン・くず粉がありますが、用途に合わせて使い分けてくださいね。

自家製豆腐は意外と簡単に作ることができるので、ぜひお試しください。

 

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