ほうれん草のシュウ酸を簡単に減らす調理法

調理法

ほうれん草のシュウ酸が気になるという方やそもそもシュウ酸って何?と思っている方もいると思います。

ここでは

  • シュウ酸とは何か。
  • シュウ酸を摂取するとどうなるのか。
  • どうしたら減らすことができるのか。
  • シュウ酸の吸収を抑える食品について。

を簡潔にまとめたので最後まで見てください。

シュウ酸とは

シュウ酸は、ほうれん草などに含まれる有機酸で、灰汁あくに含まれる成分。

シュウ酸とると

  • 尿路結石の原因となる
    シュウ酸は体内でカルシウムと結びつき通常ならば便と一緒に体外へ。
    シュウ酸が多いと排泄されず体内に残り、尿路結石になる可能性がある。
  • 苦みやえぐみの原因
    ほうれん草の生の葉に感じる独特の苦みやえぐみは、シュウ酸によるものです。
  • 栄養吸収の阻害
    カルシウムや鉄と結合するため、これらのミネラルの吸収を阻害する可能性があります。

シュウ酸を減らす調理法

ほうれん草を調理する際に、栄養を逃しにくく、またシュウ酸も適切に取り除く方法についていくつかご紹介します。

軽く茹でる

ほうれん草を軽く茹でることで、シュウ酸を効果的に除去できます。ただし、長時間茹でるとビタミンCや葉酸などの水溶性ビタミンが失われやすいです。

ポイント

茹で時間は1分程度に抑え、茹でた後はすぐに冷水で冷やすとビタミンの損失を最小限に抑えられます。

蒸す

蒸すことで、ビタミンCや葉酸などの栄養素の損失を最小限に抑えながら、シュウ酸をある程度取り除くことができます。

ポイント

蒸し時間は約2〜3分が目安です。

レンジ

電子レンジを使って短時間加熱する方法もおすすめです。少量の水と一緒に加熱することで、栄養素の流出を防ぎつつ、シュウ酸も減らすことができます。

ポイント

ラップで包んで1分程度加熱するのが一般的です。

炒める

油で炒めると、脂溶性ビタミン(ビタミンA、E、K)を効率よく摂取できます。ただし、シュウ酸の除去は茹でる場合ほど効果的ではありませんので、少量の湯通しをしてから炒めるのが良いでしょう。

ポイント

炒める前にサッと茹でて、シュウ酸を取り除くと効果的です。

シュウ酸の吸収を抑える食品

シュウ酸の吸収を抑える食品はカルシウム。

カルシウムはシュウ酸と結合して排出してくれます。シュウ酸が気になる方はカルシウムと一緒に食べることをおすすめします。
例えば、

ほうれん草としらす
・バナナとヨーグルト

といった食品の掛け合わせでシュウ酸の吸収を抑えてくれますよ。

シュウ酸の多い食品

ほうれん草=シュウ酸が含まれている食品で知られていますが、ココアやバナナにも多く含まれているのは知っていますか?

ちなみにシュウ酸の1日の摂取量は600~800mgです。

食品mg/100g
ほうれん草770
ココア620
バナナ500
さつまいも240

ほうれん草100g食べようと思ったら大変ですよね。
でもバナナだと100gいけそうじゃないですか?しかも生で食べることがほとんど…

この数字を見て私が思ったことは、
体が健康ならシュウ酸を気にしてほうれん草を茹でて栄養を逃してしまうよりほうれん草の栄養をしっかり取る方法を私だったら選びます。

もちろん、個人の体に合わせてですが!

結論

シュウ酸は取りすぎると結石ができる可能性もあるがほうれん草のシュウ酸よりを気にするより、気軽にとれるバナナやココアのシュウ酸を気にしたほうがいい。

まとめ

  • シュウ酸とは灰汁あくに含まれる成分
  • シュウ酸とると
    尿路結石の原因となる・苦みやえぐみの原因・栄養吸収の阻害
  • シュウ酸を減らす調理法
    軽く茹でる・蒸す・レンジ・炒める
  • シュウ酸の吸収を抑える食品はカルシウム
  • シュウ酸を多く含む食品
    ほうれん草・ココア・バナナ

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